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公開番号
2025070835
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-02
出願番号
2023181401
出願日
2023-10-20
発明の名称
搬送装置
出願人
中西金属工業株式会社
代理人
弁理士法人柳野国際特許事務所
主分類
B61B
13/00 20060101AFI20250424BHJP(鉄道)
要約
【課題】ロードトロリに設けた垂直ローラの全数をレールに確実に接地させるようにして前記レールの早期摩耗を抑制するとともに、高重量の搬送物を搬送可能にする。
【解決手段】ロードトロリLTである前トロリ1及び後トロリの一方又は両方は、トロリフレーム3とトロリフレーム3の下方の前後に位置する前サブトロリ4及び後サブトロリ5とを有する。前サブトロリ4及び後サブトロリ5は、サブトロリ本体6と左ブラケット7及び右ブラケットと垂直ローラ9とを有する。サブトロリ本体6は、トロリフレーム3に対して第1垂直軸V1まわりに回動可能に取り付けられる。左ブラケット7及び右ブラケットは、第1左右方向軸H1まわりにサブトロリ本体6に対して個別に揺動する。垂直ローラ9は、左ブラケット7及び右ブラケットの夫々における第2左右方向軸H2及び第3左右方向軸H3に支持されてレールR上を転動する。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
所定の搬送経路に敷設されたレールと、前記レールに沿って移動可能なキャリアとを含む搬送装置であって、
前記キャリアは、
搬送物を支持する搬送物支持部と、
前記搬送物支持部を支持するロードトロリである前トロリ及び後トロリとを備え、
前記前トロリ及び前記後トロリの一方又は両方は、
トロリフレームと、
前記トロリフレームの下方又は上方の前後に位置する前サブトロリ及び後サブトロリと、
から構成され、
前記前サブトロリ及び前記後サブトロリは、
サブトロリ本体と、左ブラケット及び右ブラケットと、垂直ローラと、
を有し、
前記サブトロリ本体は、
前記トロリフレームに対して第1垂直軸まわりに回動可能に取り付けられ、
前記左ブラケット及び右ブラケットは、
前記サブトロリ本体の左右に位置して前後方向へ延び、第1左右方向軸により前後方向の中間位置を支持され、前記サブトロリ本体に対して個別に揺動し、
前記垂直ローラは、
前記左ブラケット及び前記右ブラケットの夫々における前端部の第2左右方向軸及び後端部の第3左右方向軸に支持されて前記レール上を転動する、
搬送装置。
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【請求項2】
前記搬送物支持部の下部又は上部に設けたフレーム材と、前記前トロリのトロリフレーム及び前記後トロリのトロリフレームとを、第4左右方向軸により上下方向に揺動可能に連結してなる、
請求項1記載の搬送装置。
【請求項3】
前記レールは、互いに間隔をおいて開口同士を対向させてなるチャンネル状の左レール及び右レールからなり、
前記左レール及び前記右レールの上側フランジ部又は下側フランジ部の対向縁部に、前記サブトロリ本体の前後に位置する水平ローラを受ける上向き折曲げ縁部又は下向き折曲げ縁部を有する、
請求項1記載の搬送装置。
【請求項4】
前記サブトロリ本体は、前記左レールと前記右レールとの間に位置し、
前記左ブラケットの前後の前記垂直ローラは、前記左レールの上側フランジ部と下側フランジ部との間に配置され、
前記右ブラケットの前後の前記垂直ローラは、前記右レールの上側フランジ部と下側フランジ部との間に配置され、
前記水平ローラは、左右方向から見て、前記垂直ローラの上方又は下方に位置する、
請求項3記載の搬送装置。
【請求項5】
前記トロリフレームは、
前後方向に延びる側面がフリクションローラ式駆動装置のフリクションローラが圧接する駆動面であり、
前記フリクションローラが圧接する駆動面を側面に有する連結ロッドと、前記レールに対して略同一の高さとなるように配置され、
前記連結ロッドと上下方向及び左右方向に揺動可能に連結される、
請求項1から4のいずれかに記載の搬送装置。
【請求項6】
前記連結ロッドは、その長さ方向に伸縮可能であり、前記前トロリのトロリフレームと前記後トロリのトロリフレームとを連結し、
前記前トロリのトロリフレーム及び前記後トロリのトロリフレームの夫々は、前記搬送物支持部に対して、前記トロリフレームの前後方向中間部の第2垂直軸まわりに回動可能である、
請求項5記載の搬送装置。
【請求項7】
前記水平ローラは、片持ちピンにより前記サブトロリ本体に取り付けられる、
請求項3又は4記載の搬送装置。
【請求項8】
左右方向から見て、前記第1左右方向軸の中心は、前記第2左右方向軸の中心と前記第3左右方向軸の中心とを結ぶ線分の略中点に位置する、
請求項1記載の搬送装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、所定の搬送経路に敷設されたレールと、前記レールに沿って移動可能なキャリアとを含む搬送装置に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
所定の搬送経路に敷設されたレールと、前記レールに沿って移動可能なキャリアとを含む搬送装置がある(例えば、特許文献1参照)。特許文献1における前記キャリアにおいて、搬送物等の荷重を受けるロードトロリである前トロリ及び後トロリには、夫々前後左右4輪の垂直ローラが設けられており、前記垂直ローラが前記レール上を転動する。搬送物等による荷重は、前記垂直ローラを介して前記レールが受ける。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第3502977号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
前記垂直ローラは、前記ロードトロリの基体を貫通する前後の左右方向軸の両端部に取り付けられる。前記垂直ローラを支持する前記左右方向軸は前記基体に対して上下方向へ移動できないので、前記垂直ローラも前記基体に対して上下方向へ移動できない。
【0005】
そのため、前後左右4輪の前記垂直ローラが前記レール上を転動する際に、前記レールが上下に曲がっている場合、又は、前記レールが水平に設置されているが微細な起伏等が存在する場合には、前記垂直ローラの前記4輪の中の一部が前記レールに接しないことがある。また、たとえ前記4輪の全てが前記レールに接していても、特定の垂直ローラに荷重が偏ってかかる場合がある。
【0006】
したがって、前後左右4輪の前記垂直ローラが受け持つ荷重が均等にはならず、前記荷重のばらつきが大きいため、多大な荷重を受け持つ前記垂直ローラが存在する。多大な荷重を受け持つ前記垂直ローラから前記レールにかかる面圧が高くなるので、前記レールの損耗が早期に促進され、前記レールの寿命を短くしてしまうという不具合がある。
【0007】
一方、例えば、自動車製造工場では、EV化の流れから、大型バッテリーを積載した重量の大きい車両の搬送が求められている。したがって、高重量の搬送物を搬送する要求が増加している昨今であるが、従来の前記キャリアのように、各ロードトロリが前後左右4輪の前記垂直ローラを備える構成では、前記不具合がより顕著になるので、前記要求に応えることができない。
【0008】
本発明は、所定の搬送経路に敷設されたレールと、前記レールに沿って移動可能なキャリアとを含む搬送装置において、ロードトロリに設けた垂直ローラの全数を前記レールに確実に接地させるようにして、前記垂直ローラの全数が荷重を分散して受けることで、前記レールの早期摩耗を抑制すること、及び高重量の搬送物を搬送する要求に応えることができるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の第1観点に係る搬送装置は、所定の搬送経路に敷設されたレールと、前記レールに沿って移動可能なキャリアとを含む搬送装置である。前記キャリアは、搬送物を支持する搬送物支持部と、前記搬送物支持部を支持するロードトロリである前トロリ及び後トロリとを備える。前記前トロリ及び前記後トロリの一方又は両方は、トロリフレームと、前記トロリフレームの下方又は上方の前後に位置する前サブトロリ及び後サブトロリと、から構成される。前記前サブトロリ及び前記後サブトロリは、サブトロリ本体と、左ブラケット及び右ブラケットと、垂直ローラと、を有する。前記サブトロリ本体は、前記トロリフレームに対して第1垂直軸まわりに回動可能に取り付けられる。前記左ブラケット及び前記右ブラケットは、前記サブトロリ本体の左右に位置して前後方向へ延び、第1左右方向軸により前後方向の中間位置を支持され、前記サブトロリ本体に対して個別に揺動する。前記垂直ローラは、前記左ブラケット及び前記右ブラケットの夫々における前端部の第2左右方向軸及び後端部の第3左右方向軸に支持されて前記レール上を転動する。
【0010】
第1観点に係る搬送装置の構成によれば、ロードトロリである前トロリ及び後トロリの一方又は両方が備える前サブトロリ及び後サブトロリは、それらのサブトロリ本体がトロリフレームに対して第1垂直軸まわりに回動可能に取り付けられる。また、前記サブトロリ本体の左右に、前記サブトロリ本体に対して第1左右方向軸まわりに個別に揺動可能に左ブラケット及び右ブラケットが取り付けられる。そして、前記左ブラケット及び前記右ブラケットの前端部及び後端部に設けた垂直ローラがレール上を転動する。
(【0011】以降は省略されています)
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