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公開番号
2025071323
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-02
出願番号
2025028824,2021055359
出願日
2025-02-26,2021-03-29
発明の名称
ラテックス免疫凝集法を用いる測定方法、試薬及びキット
出願人
キヤノンメディカルダイアグノスティックス株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
G01N
33/543 20060101AFI20250424BHJP(測定;試験)
要約
【課題】ラテックス免疫凝集法で測定する場合において、試料中の測定対象物質を高感度で且つ正確に測定するための技術の提供。
【解決手段】ラテックス免疫凝集法を用いる試料中の測定対象物質の測定方法であって、水性媒体中で、(A)グリシン系緩衝剤、(B)ジプロピレングリコール又はその誘導体、及び(C)塩類の存在下、該試料と該測定対象物質を特異的に認識する抗体を担持するラテックス粒子とを接触させる工程を含む、測定方法。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
ラテックス免疫凝集法を用いる試料中の測定対象物質の測定方法であって、水性媒体中で、(A)グリシン系緩衝剤、(B)ジプロピレングリコール又はその誘導体、及び(C)塩類の存在下、該試料と該測定対象物質を特異的に認識する抗体を担持するラテックス粒子とを接触させる工程を含む、測定方法。
続きを表示(約 790 文字)
【請求項2】
前記工程における前記(A)グリシン系緩衝剤の含有量が0.01~10質量%である請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記工程における前記(B)ジプロピレングリコール又はその誘導体の含有量が0.0001~5質量%である請求項1又は2に記載の方法。
【請求項4】
前記工程における(C)塩類の含有量が0.01~20質量%である請求項1~3のいずれかに記載の方法。
【請求項5】
(A)グリシン系緩衝剤が、ビシン又はトリシンである請求項1~4のいずれかに記載の方法。
【請求項6】
前記工程において、更に、(D)ポリエチレングリコールが存在する、請求項1~5のいずれかに記載の方法。
【請求項7】
前記工程における(D)ポリエチレングリコールの含有量が0.01~10質量%である請求項6に記載の方法。
【請求項8】
(A)グリシン系緩衝剤;
(B)ジプロピレングリコール又はその誘導体;
(C)塩類;及び
試料中の測定対象物質を特異的に認識する抗体を担持するラテックス粒子
を含む、ラテックス免疫凝集法を用いて試料中測定対象物質を測定するための試薬。
【請求項9】
試料と測定対象物質を特異的に認識する抗体を担持するラテックス粒子とを接触させる溶液中の前記(A)グリシン系緩衝剤の含有量が、0.01~10質量%である請求項8に記載の試薬。
【請求項10】
試料と測定対象物質を特異的に認識する抗体を担持するラテックス粒子とを接触させる溶液中の前記(B)ジプロピレングリコール又はその誘導体の含有量が0.0001~5質量%である請求項8又は9に記載の試薬。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ラテックス免疫凝集法で測定するための方法、試薬及びキットに関する。
本願は、2020年3月30日に、日本に出願された特願2020-061066号に基づき優先権を主張し、その内容を参照によりここに援用する。
続きを表示(約 2,400 文字)
【背景技術】
【0002】
試料中の測定対象物質の測定方法として、ラテックス免疫凝集法が臨床検査の分野で繁用されている。ラテックス免疫凝集法は、例えば、測定対象物質に対する抗体を担持させたラテックス粒子を用い、測定対象物質である抗原と抗体担持ラテックス粒子とが結合することによって生じるラテックス粒子の凝集(濁り)の程度を光学的手段等により検出する測定方法である。
【0003】
ラテックス凝集法に代表される担体を用いる免疫凝集法は、担体を使用せずに凝集反応を検出する方法に比べて検出感度等が良好であるため、免疫凝集法の主流となっている。
しかしながら、免疫凝集法は、化学発光免疫測定法等の他の測定方法と比較すると検出感度が不充分であると指摘されることがある。
【0004】
特許文献1には、ラテックス等の不溶性担体粒子凝集反応に関与して測定値に影響を与える血漿成分の働きを抑制して凝集反応を安定化し、反応液の吸光度が安定化することにより精確な測定結果を与えることができる不溶性担体粒子比濁免疫測定用試薬や不溶性担体粒子比濁免疫測定用キット、及び該試薬やキットを用いる不溶性担体粒子比濁免疫測定法が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
国際公開第2002/003068号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献1に記載されている技術では、検出感度の向上には不十分であることが分かった。
本発明の課題は、ラテックス免疫凝集法で測定する場合において、試料中の測定対象物質を高感度で且つ正確に測定できる方法、試薬及びキットを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
すなわち、本発明は、以下の[1]~[16]に係るものである。
[1] ラテックス免疫凝集法を用いる試料中の測定対象物質の測定方法であって、水性媒体中で、(A)グリシン系緩衝剤、(B)ジプロピレングリコール又はその誘導体、及び(C)塩類の存在下、該試料と該測定対象物質を特異的に認識する抗体を担持するラテックス粒子とを接触させる工程を含む、測定方法。
[2] 前記工程における前記(A)グリシン系緩衝剤の含有量が0.01~10質量%である[1]に記載の方法。
[3] 前記工程における前記(B)ジプロピレングリコール又はその誘導体の含有量が0.0001~5質量%である[1]又は[2]に記載の方法。
[4] 前記工程における(C)塩類の含有量が0.01~20質量%である[1]~[3]のいずれかに記載の方法。
[5] (A)グリシン系緩衝剤が、ビシン又はトリシンである[1]~[4]のいずれかに記載の方法。
[6] 前記工程において、更に、(D)ポリエチレングリコールが存在する、[1]~[5]のいずれかに記載の方法。
[7] 前記工程における(D)ポリエチレングリコールの含有量が0.01~10質量%である[6]に記載の方法。
【0008】
[8] (A)グリシン系緩衝剤;
(B)ジプロピレングリコール又はその誘導体;
(C)塩類;及び
試料中の測定対象物質を特異的に認識する抗体を担持するラテックス粒子
を含む、ラテックス免疫凝集法を用いて試料中測定対象物質を測定するための試薬。
[9] 試料と測定対象物質を特異的に認識する抗体を担持するラテックス粒子とを接触させる溶液中の前記(A)グリシン系緩衝剤の含有量が、0.01~10質量%である[8]に記載の試薬。
[10] 試料と測定対象物質を特異的に認識する抗体を担持するラテックス粒子とを接触させる溶液中の前記(B)ジプロピレングリコール又はその誘導体の含有量が0.0001~5質量%である[8]又は[9]に記載の試薬。
[11] 試料と測定対象物質を特異的に認識する抗体を担持するラテックス粒子とを接触させる溶液中の前記(C)塩類の含有量が0.01~20質量%である[8]~[10]のいずれかに記載の試薬。
[12] 前記(A)グリシン系緩衝剤が、ビシン又はトリシンである[8]~[11]のいずれかに記載の試薬。
[13] 更に、(D)ポリエチレングリコールを含む[8]~[12]のいずれかに記載の試薬。
[14] 試料と測定対象物質を特異的に認識する抗体を担持するラテックス粒子とを接触させる溶液中の前記(D)ポリエチレングリコールの含有量が0.01~10質量%である[13]に記載の試薬。
【0009】
[15] (A)グリシン系緩衝剤;
(B)ジプロピレングリコール又はその誘導体;及び
(C)塩類を含む第1試薬と、
測定対象物質を特異的に認識する抗体を担持するラテックス粒子を含む第2試薬と、を含む、ラテックス免疫凝集法を用いて試料中の測定対象物質を測定するためのキット。
【0010】
[16] (A)グリシン系緩衝剤;
(B)ジプロピレングリコール又はその誘導体;
(C)塩類;及び
(D)ポリエチレングリコールを含む第1試薬と、
測定対象物質を特異的に認識する抗体を担持するラテックス粒子を含む第2試薬と、
を含む、ラテックス免疫凝集法を用いて試料中の測定対象物質を測定するためのキット。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
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