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公開番号2025071499
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-08
出願番号2023181712
出願日2023-10-23
発明の名称建物の基礎構造
出願人株式会社奥村組
代理人個人,個人
主分類E02D 27/00 20060101AFI20250428BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約【課題】配筋密度を減少して施工性を向上する。
【解決手段】平面視においてX方向に対し傾斜した方向に延びる傾斜外壁を有する建物に適用される鉄筋コンクリート製基礎構造1は、傾斜外壁に沿った傾斜外壁ラインLQ上に配置される第1礎柱31および第2礎柱32と、第1礎柱および第2礎柱より建物の内側に配置される第3礎柱33と、第1礎柱および第3礎柱に両端が接合される第1基礎大梁41と、第2礎柱および第3礎柱に両端が接合される第2基礎大梁42と、第1基礎大梁および第2基礎大梁に接合され、X方向に対して傾斜した方向に延びる傾斜基礎小梁6と、傾斜基礎小梁から傾斜外壁ラインまで延びる傾斜スラブ7Qとを備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
平面視においてX方向に対し傾斜した方向に延びる傾斜外壁を有する建物に適用される鉄筋コンクリート製基礎構造であって、
前記傾斜外壁に沿った傾斜外壁ライン上に配置される第1礎柱および第2礎柱と、
前記第1礎柱および前記第2礎柱より前記建物の内側に配置される第3礎柱と、
前記第1礎柱および前記第3礎柱に両端が接合される第1基礎大梁と、
前記第2礎柱および前記第3礎柱に両端が接合される第2基礎大梁と、
前記第1基礎大梁および前記第2基礎大梁の両方に両端が接合されるか、または一方に一端が接合され、X方向に対して傾斜した方向に延びる傾斜基礎小梁と、
前記傾斜基礎小梁から前記傾斜外壁ラインまで延びる傾斜スラブと、
を備えたことを特徴とする建物の基礎構造。
続きを表示(約 790 文字)【請求項2】
前記建物は、X方向に延びるX外壁と、X方向に垂直なY方向に延びるY外壁とを有し、
前記傾斜外壁の両端は、前記X外壁および前記Y外壁にそれぞれ接続され、
前記傾斜外壁ラインの両端は、前記X外壁に沿ったX外壁ラインと、前記Y外壁に沿ったY外壁ラインとにそれぞれ接続される
請求項1に記載の建物の基礎構造。
【請求項3】
前記傾斜スラブは、前記第1礎柱、前記第1基礎大梁、前記傾斜基礎小梁、前記第2基礎大梁、前記第2礎柱および前記傾斜外壁ラインで囲まれた領域に形成される
請求項1に記載の建物の基礎構造。
【請求項4】
前記傾斜基礎小梁は、前記傾斜外壁ラインと平行に延びる
請求項1に記載の建物の基礎構造。
【請求項5】
前記傾斜基礎小梁の両端は、前記第1基礎大梁および前記第2基礎大梁の中間部にそれぞれ接合される
請求項1に記載の建物の基礎構造。
【請求項6】
前記基礎構造は、スラブを備え、
前記傾斜スラブは、前記スラブの一部をなし、
前記傾斜スラブは、それ以外の部分の前記スラブと同一の配筋構造を有する
請求項1に記載の建物の基礎構造。
【請求項7】
前記スラブおよび前記傾斜スラブは、その内部の上端部に、平面視において互いに直交する第1上端筋および第2上端筋を有し、前記第1上端筋はX方向に平行に配置され、前記第2上端筋はY方向に平行に配置され、
前記スラブおよび前記傾斜スラブは、その内部の下端部に、平面視において互いに直交する第1下端筋および第2下端筋を有し、前記第1下端筋はX方向に平行に配置され、前記第2下端筋はY方向に平行に配置される
請求項6に記載の建物の基礎構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は建物の基礎構造に係り、特に、傾斜外壁を有する建物に適用される鉄筋コンクリート製基礎構造に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
平面視においてX方向に延びるX外壁と、X方向に垂直なY方向に延びるY外壁と、X方向およびY方向に対して傾斜した方向に延びる傾斜外壁とを有する、例えば鉄骨構造の建物が公知である。
【0003】
こうした建物は鉄筋コンクリート製の基礎構造の上に構築され、基礎構造によって下方から支持される。基礎構造は、X外壁に沿ったX外壁ラインと、Y外壁に沿ったY外壁ラインと、傾斜外壁に沿った傾斜外壁ラインとに沿う外周縁部を有し、この外周縁部によりX外壁、Y外壁および傾斜外壁を支持する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2012-77531号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
一般に、傾斜外壁ライン上に第1礎柱および第2礎柱が位置され、これら第1礎柱および第2礎柱に、傾斜外壁ラインに沿った傾斜基礎大梁の両端が接合され、傾斜基礎大梁により傾斜外壁が支持される。
【0006】
しかし、例えば第1礎柱には、傾斜基礎大梁だけでなく、X方向に延びるX基礎大梁と、Y方向に延びるY基礎大梁も接合される。よって第1礎柱の内部では、X基礎大梁の大梁主筋の端部と、Y基礎大梁の大梁主筋の端部と、傾斜基礎大梁の大梁主筋の端部との3者が、レベル違いで近接または隣接して交差する。そのため、第1礎柱の内部における配筋密度が増加し、施工性が悪化するとともに、コンクリートの骨材が十分にまわらない虞がある。第2礎柱においても同様の問題がある。
【0007】
そこで本開示は、かかる事情に鑑みて創案され、その目的は、配筋密度を減少して施工性を向上し、品質を保持できる建物の基礎構造を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示の一の態様によれば、
平面視においてX方向に対し傾斜した方向に延びる傾斜外壁を有する建物に適用される鉄筋コンクリート製基礎構造であって、
前記傾斜外壁に沿った傾斜外壁ライン上に配置される第1礎柱および第2礎柱と、
前記第1礎柱および前記第2礎柱より前記建物の内側に配置される第3礎柱と、
前記第1礎柱および前記第3礎柱に両端が接合される第1基礎大梁と、
前記第2礎柱および前記第3礎柱に両端が接合される第2基礎大梁と、
前記第1基礎大梁および前記第2基礎大梁の両方に両端が接合されるか、または一方に一端が接合され、X方向に対して傾斜した方向に延びる傾斜基礎小梁と、
前記傾斜基礎小梁から前記傾斜外壁ラインまで延びる傾斜スラブと、
を備えたことを特徴とする建物の基礎構造が提供される。
【0009】
好ましくは、前記建物は、X方向に延びるX外壁と、X方向に垂直なY方向に延びるY外壁とを有し、
前記傾斜外壁の両端は、前記X外壁および前記Y外壁にそれぞれ接続され、
前記傾斜外壁ラインの両端は、前記X外壁に沿ったX外壁ラインと、前記Y外壁に沿ったY外壁ラインとにそれぞれ接続される。
【0010】
好ましくは、前記傾斜スラブは、前記第1礎柱、前記第1基礎大梁、前記傾斜基礎小梁、前記第2基礎大梁、前記第2礎柱および前記傾斜外壁ラインで囲まれた領域に形成される。
(【0011】以降は省略されています)

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