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公開番号
2025071648
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-08
出願番号
2023181992
出願日
2023-10-23
発明の名称
取付構造物及びこれを製造するための取付部材
出願人
日本製鉄株式会社
代理人
弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類
F16B
4/00 20060101AFI20250428BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約
【課題】取付対象に対する取付部材の取付強度を確保しやすい取付構造物及びこれを製造するための取付部材を提供する。
【解決手段】取付部材は、カシメ部材と、第一追加部材と、を備える。カシメ部材は、一般部と、一般部に対して軸方向一方側に設けられた変形したカシメ部と、を備える。第一追加部材は、第一板部における第一穴の周縁部分と、変形したカシメ部との間に配置される。第一追加部材は、第一板部における第一穴の周縁部分の一方側面に接触する。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
取付対象に取付部材が取り付けられた取付構造物であって、
前記取付対象は、第一穴が形成された第一板部を備え、
前記取付部材は、前記第一板部における前記第一穴の周縁部分を当該取付部材が挟み込むことで、当該第一板部に接合されるものであり、
前記取付部材は、カシメ部材と、第一追加部材と、を備え、
前記カシメ部材は、一般部と、前記一般部に対して軸方向一方側に設けられた変形したカシメ部と、を備え、
前記第一追加部材は、
前記第一板部における前記第一穴の前記周縁部分と、前記変形したカシメ部との間に配置され、
前記第一板部における前記第一穴の前記周縁部分の一方側面に接触する、
取付構造物。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
前記第一板部における前記第一穴の前記周縁部分は、軸方向に垂直な平板形状でなく、
前記第一追加部材における前記第一板部の前記一方側面に接触する面である板接触面は、前記第一板部における前記第一穴の前記周縁部分の前記一方側面に沿うように形成される、
請求項1に記載の取付構造物。
【請求項3】
前記第一追加部材における前記変形したカシメ部に接触する面であるカシメ部接触面は、軸方向に平行な方向を向く、
請求項2に記載の取付構造物。
【請求項4】
前記取付対象は、第二穴が形成された第二板部を備え、
前記カシメ部材は、前記第二穴内に配置される部分を有する、
請求項1に記載の取付構造物。
【請求項5】
前記カシメ部材は、前記第二板部における前記第二穴の周縁部分に溶接により接合される、
請求項4に記載の取付構造物。
【請求項6】
前記カシメ部材は、前記第二板部に対して軸方向他方側に配置されるフランジ部を備える、
請求項4に記載の取付構造物。
【請求項7】
前記第二板部における前記第二穴の周縁部分は、軸方向に垂直な平板形状でなく、
前記フランジ部は、前記第二板部における前記第二穴の前記周縁部分の他方側面に沿う形状を有する、
請求項6に記載の取付構造物。
【請求項8】
前記第一板部における前記第一穴の前記周縁部分は、軸方向に垂直な平板形状でなく、
前記取付部材は、第二追加部材を備え、
前記第二追加部材は、
前記第一板部における前記第一穴の前記周縁部分と、前記一般部との間に配置され、
前記第一板部における前記第一穴の前記周縁部分の他方側面に接触し、
前記第二追加部材における前記第一板部の前記他方側面に接触する面である板接触面は、前記第一板部における前記第一穴の前記周縁部分の前記他方側面に沿うように形成される、
請求項1に記載の取付構造物。
【請求項9】
前記カシメ部材の形状は、軸に対して回転対称である、
請求項8に記載の取付構造物。
【請求項10】
前記取付部材は、牽引ナットである、
請求項1に記載の取付構造物。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、取付構造物及びこれを製造するための取付部材に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、通電カシメによって板材に締結部材を取り付ける取付方法が開示されている。
なお、通電カシメとは、カシメ部を有する部材(カシメ部材)を電極で挟んで通電することで、当該カシメ部を局所的に発熱させて軟化させると共に、電極による加圧力により当該カシメ部を変形させ、これにより当該カシメ部材と他の部材とを接合する方法である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2022/004890号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に開示された取付方法によって製造される取付構造物では、変形したカシメ部が、板材における穴の周縁部の一方側面に接触した状態になる。
【0005】
本開示の一つの態様が解決する課題は、取付対象に対する取付部材の取付強度を確保しやすい取付構造物及びこれを製造するための取付部材を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の要旨は、以下のとおりである。
【0007】
<1>
取付対象に取付部材が取り付けられた取付構造物であって、
前記取付対象は、第一穴が形成された第一板部を備え、
前記取付部材は、前記第一板部における前記第一穴の周縁部分を当該取付部材が挟み込むことで、当該第一板部に接合されるものであり、
前記取付部材は、カシメ部材と、第一追加部材と、を備え、
前記カシメ部材は、一般部と、前記一般部に対して軸方向一方側に設けられた変形したカシメ部と、を備え、
前記第一追加部材は、
前記第一板部における前記第一穴の前記周縁部分と、前記変形したカシメ部との間に配置され、
前記第一板部における前記第一穴の前記周縁部分の一方側面に接触する、
取付構造物。
【0008】
本態様は、取付対象に取付部材が取り付けられた取付構造物に関する。
本態様では、取付対象は、第一穴が形成された第一板部を備える。一方、取付部材は、第一板部における第一穴の周縁部分を当該取付部材が挟み込むことで、当該第一板部に接合されるものである。
【0009】
ところで、仮に第一板部の第一穴の周縁部分の一方側面に接触するのが、変形したカシメ部である場合、変形したカシメ部と上記周縁部分の一方側面とが適切に接触することが、取付強度を確保する観点から好ましい。しかし、変形したカシメ部の形状を上記周縁部分と適切に接触する形状に制御することは困難な場合がある。
そこで、本態様では、取付部材は、カシメ部材と、第一追加部材と、を備える。カシメ部材は、一般部と、一般部に対して軸方向一方側に設けられた変形したカシメ部と、を備える。第一追加部材は、第一板部における第一穴の周縁部分と、変形したカシメ部との間に配置される。そして、第一追加部材が、第一板部における第一穴の周縁部分の一方側面に接触する。
このため、第一板部の第一穴の周縁部分の一方側面に接触するのが、変形したカシメ部ではなく、第一追加部材となる。第一追加部材の形状は、変形したカシメ部の形状よりも制御しやすい。そのため、変形したカシメ部が第一板部における第一穴の周縁部分の一方側面に接触する態様と比較して、第一板部の一方側面に対する適切な接触状態を実現しやすい。
【0010】
以上より、本態様によれば、取付対象に対する取付部材の取付強度を確保しやすい。
(【0011】以降は省略されています)
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