TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025071811
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-08
出願番号2024186305
出願日2024-10-23
発明の名称二次電池電極の製造工程用巻出し装置
出願人ジェイエステック カンパニー リミテッド
代理人KEY弁理士法人
主分類H01M 4/02 20060101AFI20250428BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】消尽間近の既存原反と新たに使用する新規原反間の連結を自動的に迅速に実施可能な、二次電池電極の製造工程用巻出し装置の提供。
【解決手段】巻出し装置は、新規原反用ターレットロールに巻き付けられた新規原反20の端部を、ターレットの前方および既存原反の下部に位置する牽引終了位置まで自動的に牽引する新規原反自動牽引装置200を含む。新規原反用ターレットロールに巻き付けられた新規原反では、接着力のないフラップ32を備えた仕上げ接着テープ30が、新規原反の端部22および端部隣接部位24に接着されている。新規原反自動牽引装置は、新規原反用ターレットロールに巻き付けられた新規原反の端部を後方位置から吸着し、牽引終了位置まで前進するように設けられた吸着胴体と、吸着胴体に固定され新規原反の端部に接着された部位以外の仕上げ接着テープの部位を是木最後方位置で吸着し、吸着胴体と共に前進する吸着カップと、を含む。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
二次電池電極の製造に既に用いられている既存原反が巻き付けられた既存原反用ターレットロール、および、前記既存原反が消尽間近になったとき前記既存原反と連結される新規原反が巻き付けられた新規原反用ターレットロールを含むターレットと、
前記新規原反用ターレットロールに巻き付けられた前記新規原反の端部を、前記ターレットの前方および前記既存原反の下部に位置する牽引終了位置まで自動的に牽引する新規原反自動牽引装置と、を含み、
前記新規原反用ターレットロールに巻き付けられた前記新規原反では、接着力のないフラップを備えた仕上げ接着テープが、前記新規原反の端部および前記端部に隣接する前記新規原反の部位である端部隣接部位に接着されており、
前記新規原反自動牽引装置は、
前記新規原反用ターレットロールに巻き付けられた前記新規原反の端部を最後方位置で吸着し、前記牽引終了位置まで前進するように設けられた吸着胴体と、
前記吸着胴体に固定され、前記新規原反の端部に接着された部位以外の前記仕上げ接着テープの部位を前記最後方位置で吸着し、前記吸着胴体と共に前進する吸着カップと、を含む、二次電池電極の製造工程用巻出し装置。
続きを表示(約 780 文字)【請求項2】
前記吸着カップに吸着される前記仕上げ接着テープの部位には、前記フラップの少なくとも一部が含まれる、請求項1に記載の二次電池電極の製造工程用巻出し装置。
【請求項3】
前記仕上げ接着テープと前記端部隣接部位との間の分離は、前記吸着胴体および前記吸着カップが前記最後方位置にある状態で、前記新規原反用ターレットロールが前記新規原反を解反する方向に回転させることによって行われる、請求項2に記載の二次電池電極の製造工程用巻出し装置。
【請求項4】
前記仕上げ接着テープと前記端部隣接部位との間の分離は、前記吸着胴体および前記吸着カップが前記最後方位置から前記フラップの少なくとも一部が前記吸着カップに吸着された状態が維持される程に微細に前進した状態で、前記新規原反用ターレットロールが前記新規原反を解反する方向に回転させることによって行われる、請求項2に記載の二次電池電極の製造工程用巻出し装置。
【請求項5】
連結接着テープを接着面が外側に向かうように吸着している吸着ロールを含み、前記新規原反の端部が前記牽引終了位置まで牽引された状態で、前記既存原反と前記新規原反を当接させ、両原反を共に切断した後、切断された前記既存原反の後端と前記新規原反の前端を前記連結接着テープで接着して連結するように設けられた原反連結装置と、
前記吸着ロールの長手方向(左右方向)の一側に位置する連結接着テープ原反ロールに巻き付けられた連結接着テープ原反を、前記連結接着テープで形成しながら、前記連結接着テープを接着面が外側に向かうように前記吸着ロールの吸着領域内に配置させる過程を自動的に行う連結接着テープ自動供給装置と、をさらに含む、請求項1~4のいずれか1項に記載の二次電池電極の製造工程用巻出し装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、二次電池の電極を製造するための各種の工程に用いることができる二次電池電極の製造工程用巻出し装置に関するものであって、より詳しくは、消尽間近の既存原反と新たに使用する新規原反間の連結を自動的に迅速に連結することができる、二次電池電極の製造工程用巻出し装置に関するものである。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
二次電池は、充電が可能な電池であって、携帯電話、パソコン、カムコーダ、自動車などのような多様な機器のバッテリーとして用いられている。また、二次電池は、予め製造された電極(正極、負極)と分離膜を交互に積層させた構造、例えば、正極(負極)/分離膜/負極(正極)/分離膜/正極(負極)などの積層構造を有する。
【0003】
前記のような二次電池の電極(正極、負極)を製造するための工程は、一般的にコーティング工程、ロールプレス工程、スリット工程、ノッチング工程、および乾燥工程を含む。
【0004】
コーティング工程では、集電体(負極の場合、主に銅箔、正極の場合、主にアルミニウム箔)、すなわち、コーティング用原反の一表面または両表面に活物質がコーティングされ、ロールプレス工程ではこのように集電体の表面に活物質がコーティングされた原反、すなわちロールプレス用原反が一対のプレスロールの間を通過しながら圧縮される。
【0005】
ロールプレス工程が行われた後、集電体の表面に複数列の活物質層が平行に配列された原反、すなわち、スリット用原反が形成されるが、前記スリット工程では、スリット用原反の無地部と活物質層の境界が切断される。ここで、無地部は、活物質層の各列の間で外部に露出した集電体の部位である。
【0006】
スリット工程が行われると、1列の活物質層および1列の無地部を有する原反、すなわち、ノッチング用原反が複数個獲得される。そして、ノッチング工程では、各ノッチング用原反の無地部に電極タブが一定の間隔で形成される。
【0007】
ノッチング工程が行われると、複数の電極タブを有する1列の無地部および1列の活物質層を有する原反、すなわち、乾燥用原反が獲得され、乾燥工程では、この乾燥用原反が乾燥され、活物質層から水分が除去される。このような乾燥工程は、1つの工程でノッチング工程以後にすぐに行われたりもする。
【0008】
前記のように二次電池の電極(正極、負極)を製造する際は、いくつかの工程が行われるが、このときの各工程は、ロール・ツー・ロール方式で行われる。したがって、各工程では、工程前の原反(コーティング用原反、ロールプレス用原反、スリット用原反、ノッチング用原反、乾燥用原反)を解反するための巻出し装置と、工程後の原反を巻き付けるための巻取り装置が用いられている。そして、各工程の巻出し装置では、先に使用中に消尽間近の既存原反と新たに使用する新規原反とを互いに連結する作業が要求されるが、このような連結作業としては、韓国登録特許公報第10-2136524号公報(フィルム連結装置)、韓国登録特許第10-2209233号公報(非オーバーラップ方式の原反連結装置)、韓国登録特許第10-2484659号公報(無気泡フィルム連結装置)、韓国公開特許第10-2023-0052226号公報(フィルム連結装置)に開示されている技術の採択を考慮することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
韓国登録特許第10-2136524号公報
韓国登録特許第10-2209233号公報
韓国登録特許第10-2484659号公報
韓国公開特許第10-2023-0052226号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
前記韓国登録特許公報および韓国公開特許公報に開示された技術では、第一に、新規原反を既存原反と連結できる位置まで牽引する作業が作業者によって手動で行われ、第二に、新規原反と既存原反とを連結するための連結テープをサクションロールに吸着させる作業も同様に作業者によって手動で行われているため、既存原反と新規原反との間の連結作業が自動的に行われない問題がある。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

個人
超音波接合
23日前
甲神電機株式会社
変流器
今日
株式会社GSユアサ
蓄電装置
7日前
オムロン株式会社
電磁継電器
8日前
オムロン株式会社
電磁継電器
8日前
シチズン電子株式会社
発光装置
22日前
トヨタ自動車株式会社
二次電池
22日前
キヤノン株式会社
無線通信装置
24日前
日本特殊陶業株式会社
保持装置
7日前
TDK株式会社
コイル部品
15日前
株式会社プロテリアル
シート状磁性部材
1日前
住友電装株式会社
コネクタ
15日前
株式会社バンダイ
電池収容構造及び玩具
7日前
トヨタバッテリー株式会社
組電池
16日前
株式会社アイシン
電池
22日前
三菱電機株式会社
半導体装置
16日前
株式会社AESCジャパン
二次電池
7日前
富士通商株式会社
全固体リチウム電池
9日前
富士通商株式会社
両面負極全固体電池
9日前
三菱電機株式会社
アレーアンテナ装置
8日前
日本電気株式会社
高周波スイッチ回路
15日前
TDK株式会社
電子部品
7日前
TDK株式会社
電子部品
24日前
株式会社村田製作所
半導体装置
7日前
トヨタ自動車株式会社
電池モジュール
15日前
株式会社村田製作所
同軸コネクタ
7日前
株式会社デンソー
電池装置
23日前
TDK株式会社
全固体電池
23日前
矢崎総業株式会社
雌型端子
23日前
ローム株式会社
面発光レーザ装置
11日前
エイブリック株式会社
半導体ウェハの検査回路
9日前
住友電装株式会社
ワイヤハーネス
今日
矢崎総業株式会社
コネクタ
11日前
矢崎総業株式会社
コネクタ
23日前
トヨタバッテリー株式会社
電池スタック
8日前
日本圧着端子製造株式会社
電気コネクタ
22日前
続きを見る