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公開番号2025071890
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-09
出願番号2023182308
出願日2023-10-24
発明の名称バランサシャフト制御システム
出願人三菱自動車工業株式会社
代理人ケー・ティー・アンド・エス弁理士法人
主分類B60W 20/17 20160101AFI20250430BHJP(車両一般)
要約【課題】エネルギ消費を抑制できるバランサシャフト制御システムを提供する。
【解決手段】バランサ制御システムは、車両に搭載されるエンジンの振動を抑制するバランサシャフトと、前記バランサシャフトを駆動する第1回転電機と、前記第1回転電機を制御する制御装置と、を備え、前記制御装置は、前記車両の状態に応じて前記第1回転電機を制御して前記バランサシャフトの回転を抑制または停止する。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
車両に搭載されるエンジンの振動を抑制するバランサシャフトと、
前記バランサシャフトを駆動する第1回転電機と、
前記第1回転電機を制御する制御装置と、
を備え、
前記制御装置は、前記車両の状態に応じて前記第1回転電機を制御して前記バランサシャフトの回転を抑制または停止する、
バランサシャフト制御システム。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記制御装置は、前記エンジンの使用状態に応じて前記第1回転電機を制御して前記バランサシャフトの回転を抑制または停止する、
請求項1に記載のバランサシャフト制御システム。
【請求項3】
前記エンジンによって駆動される第2回転電機と、
前記車両の外部機器に電力を供給するが外部給電装置と、
前記外部給電装置に電力を供給可能な駆動用電池と、
をさらに備え、
前記制御装置は、前記駆動用電池の充電率が低状態の場合、前記エンジンを始動させて前記第2回転電機を駆動して発電し、前記第2回転電機で発電した電力を前記外部給電装置に供給する発電制御を実行し、
前記発電制御中、かつ、前記車両のユーザが乗車していない場合、前記第1回転電機の回転を抑制する、
請求項1に記載のバランサシャフト制御システム。
【請求項4】
前記車両の車輪を回転させる第3回転電機と、
前記第3回転電機が回生した電力を受け入れ可能な駆動用電池と、
をさらに備え、
前記制御装置は、前記駆動用電池が満充電状態となった場合、前記第1回転電機を回転させて前記第3回転電機が回生した電力を消費する、
請求項1に記載のバランサシャフト制御システム。
【請求項5】
前記エンジンによって駆動される第2回転電機と、
前記車両の車輪を回転させる第3回転電機と、
前記第3回転電機に電力を供給可能な駆動用電池と、
前記エンジンの出力軸と前記車輪とのトルク伝達を断接可能なトランスアクスルと、
を備え、
前記制御装置は、前記エンジンによって前記第2回転電機を駆動し、前記第2回転電機によって発電した電力を前記第3回転電機に供給するシリーズモードと、前記トランスアクスルを介して前記エンジンからの出力を前記車輪に伝達するパラレルモードと、に走行モードを切り替え可能であり、
前記走行モードに応じて、前記第1回転電機の回転を制御する、
請求項1に記載のバランサシャフト制御システム。
【請求項6】
前記バランサシャフトは、
第1バランサシャフトと、第2バランサシャフトと、を有し、
前記制御装置は、前記車両の走行状態に応じて前記第1バランサシャフトの回転数と、前記第2バランサシャフトの回転数と、それぞれ制御する、
請求項1から5のいずれか1項に記載のバランサシャフト制御システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、バランサシャフト制御システムに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来、エンジンの振動を打ち消すためのバランサシャフトが知られている(例えば、特許文献1参照)。このようなバランサシャフトは、エンジンのクランクシャフトの回転と同期して回転している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016―1423386号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1のバランサシャフトは、クランクシャフトを動力源として回転する。このため、バランサシャフトは抵抗となって、エネルギを消費する。バランサシャフトは、回転を抑制、または回転を止めることによって、エネルギ消費を抑制できる。
【0005】
本開示の課題は、エネルギ消費を抑制できるバランサシャフト制御システムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示に係るバランサ制御システムは、車両に搭載されるエンジンの振動を抑制するバランサシャフトと、前記バランサシャフトを駆動する第1回転電機と、前記第1回転電機を制御する制御装置と、を備え、前記制御装置は、前記車両の状態に応じて前記第1回転電機を制御して前記バランサシャフトの回転を抑制または停止する。
【発明の効果】
【0007】
この構成によれば、バランサシャフトを電気的に回転させるため、車両の状態に応じて、バランサシャフトの回転の抑制、または回転の停止を実現できる。これによって、エネルギ消費を抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本開示の一実施形態によるバランサシャフト制御システムのシステム図。
本開示の一実施形態によるエンジンの側面図。
本開示の一実施形態による車両制御装置が実行する制御手順を示すフローチャート。
本開示の一実施形態による満充電回生時におけるバランサシャフトの回転数を示すグラフ。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本開示の一実施形態について、図面を参照しながら説明する。
【0010】
図1および図2に示すように、車両Cの制御システム1は、エンジン2と、バランサシャフト3と、バランサシャフトモータ(第1回転電機の一例)4と、車両Cの走行用のモータ(FrM:第3回転電機の一例)5と、発電機(GEN:第2回転電機の一例)6と、駆動用電池(BT)7と、トランスアクスル8と、モータ5および発電機6を制御するインバータ12と、車両Cのユーザが操作するアクセルペダル14と、外部電源に接続可能な充電器16と、例えば家電などの外部機器に電力を供給可能な給電装置(外部給電装置)18と、車両制御装置(制御装置の一例)20と、エンジン2を制御するエンジン制御装置22と、燃料タンク(Fuel TANK)24と、を備える。このほか、車両Cは、例えばユーザが充電を指示する充電ボタン(図示なし)などを備えてもよい。本実施形態の車両Cは、充電器16によって外部電源からの電力を駆動用電池7に蓄電可能な外部充電、および、給電装置18によって駆動用電池7からの電力を外部機器に供給可能な外部給電を備えるプラグインハイブリッド車両(PHEV:Plug-in Hybrid Electric Vehicle)である。
(【0011】以降は省略されています)

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