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公開番号
2025071910
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-09
出願番号
2023182335
出願日
2023-10-24
発明の名称
ポリアセタール樹脂組成物
出願人
ポリプラスチックス株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
C08L
59/00 20060101AFI20250430BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約
【課題】機械的特性に優れ、かつ、耐熱水性に優れたポリアセタール樹脂組成物を提供すること。
【解決手段】本発明のポリアセタール樹脂組成物は、(A)ポリアセタール樹脂を100質量部、(B)ガラス繊維を1質量部以上100質量部以下、および(C)含窒素官能基を有するトリアジン誘導体を0.002質量部以上10質量部以下含有する。前記(B)ガラス繊維は、ブロック化イソシアネート化合物、アミノシランカップリング剤、エポキシ樹脂およびポリウレタン樹脂から選択される少なくとも1種とホウ酸化合物とを含む表面処理剤で表面処理されている。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
(A)ポリアセタール樹脂を100質量部、
(B)ガラス繊維を1質量部以上100質量部以下、および
(C)含窒素官能基を有するトリアジン誘導体を0.002質量部以上10質量部以下含有し、
前記(B)ガラス繊維は、ブロック化イソシアネート化合物、アミノシランカップリング剤、エポキシ樹脂およびポリウレタン樹脂から選択される少なくとも1種とホウ酸化合物とを含む表面処理剤で表面処理されている、ポリアセタール樹脂組成物。
続きを表示(約 460 文字)
【請求項2】
前記(C)含窒素官能基を有するトリアジン誘導体がメラミンである、請求項1に記載のポリアセタール樹脂組成物。
【請求項3】
(D)ホウ酸化合物を0.001質量部以上1.0質量部以下含有する、請求項1に記載のポリアセタール樹脂組成物。
【請求項4】
前記ホウ酸化合物がオルトホウ酸である、請求項3に記載のポリアセタール樹脂組成物。
【請求項5】
(E)カーボンブラックを0.01質量部以上15質量部以下含有する、請求項1に記載のポリアセタール樹脂組成物。
【請求項6】
前記カーボンブラックがアセチレンブラックである、請求項5に記載のポリアセタール樹脂組成物。
【請求項7】
(F)ポリオレフィンワックスを0.01質量部以上5質量部以下含有する、請求項1に記載のポリアセタール樹脂組成物。
【請求項8】
前記ポリオレフィンワックスがポリエチレンワックスである、請求項7に記載のポリアセタール樹脂組成物。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ポリアセタール樹脂組成物に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
ポリアセタール樹脂は、機械的性質、耐疲労性、耐摩擦・摩耗性、耐薬品性および成形性に優れているため、自動車部品、電気・電子機器部品、その他の精密機械部品、建材・配管部材、生活・化粧用部品、医用部品等の分野において広く利用されている。このような用途の拡大、多様化に伴い、その品質に対する要求はより高くなっている。たとえば、ポリアセタール樹脂の強度や剛性等の機械的特性を向上させるために、強化剤としてガラス系無機充填材を配合することが知られている。
【0003】
しかしながら、ポリアセタール樹脂は活性に乏しく、またガラス系無機充填材も活性に乏しいため、単にポリアセタール樹脂にガラス系無機充填材を配合し、溶融混練しただけでは両者の密着性は不十分となり、所望する機械的特性の向上が得られない場合が多い。そこで、ポリアセタール樹脂とガラス系無機充填材との密着性を向上させて機械的特性を向上させるための各種方法が提案されている。
【0004】
たとえば、特許文献1には、ポリアセタール樹脂にガラス系無機充填材とホウ酸化合物とを添加することが検討されており、特許文献2には、ブロック化イソシアネートおよび特定のシラン化合物で表面処理したガラス繊維を用いることが検討されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開平9-151298号公報
特開平3-079631号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上述の検討により、ポリアセタール樹脂の機械的特性を向上させることができたものの、耐熱水性についてはさらなる改善が求められた。
【0007】
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、機械的特性に優れ、かつ、耐熱水性に優れたポリアセタール樹脂組成物を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明者らは、上記課題を解決することを目的として鋭意検討を行ったところ、ホウ酸化合物を含む表面処理剤で表面処理されたガラス繊維を用いることにより、機械的特性および耐熱水性に優れたポリアセタール樹脂組成物が得られることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0009】
[1](A)ポリアセタール樹脂を100質量部、(B)ガラス繊維を1質量部以上100質量部以下、および(C)含窒素官能基を有するトリアジン誘導体を0.002質量部以上10質量部以下含有し、前記(B)ガラス繊維は、ブロック化イソシアネート化合物、アミノシランカップリング剤、エポキシ樹脂およびポリウレタン樹脂から選択される少なくとも1種とホウ酸化合物とを含む表面処理剤で表面処理されている、ポリアセタール樹脂組成物。
[2]前記(C)含窒素官能基を有するトリアジン誘導体がメラミンである、[1]に記載のポリアセタール樹脂組成物。
[3](D)ホウ酸化合物を0.001質量部以上1.0質量部以下含有する、[1]に記載のポリアセタール樹脂組成物。
[4]前記ホウ酸化合物がオルトホウ酸である、[3]に記載のポリアセタール樹脂組成物。
[5](E)カーボンブラックを0.01質量部以上15質量部以下含有する、[1]に記載のポリアセタール樹脂組成物。
[6]前記カーボンブラックがアセチレンブラックである、[5]に記載のポリアセタール樹脂組成物。
[7](F)ポリオレフィンワックスを0.01質量部以上5質量部以下含有する、[1]に記載のポリアセタール樹脂組成物。
[8]前記ポリオレフィンワックスがポリエチレンワックスである、[7]に記載のポリアセタール樹脂組成物。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、機械的特性に優れ、かつ、耐熱水性に優れたポリアセタール樹脂組成物を提供することができる。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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