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公開番号
2025056733
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-08
出願番号
2024159747
出願日
2024-09-17
発明の名称
多孔質構造体
出願人
東レ株式会社
代理人
主分類
C08J
9/26 20060101AFI20250331BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約
【課題】高い透過性能と高い機械的耐久性を有するポリフェニレンエーテル系樹脂を主成分とする多孔質構造体を提供すること。
【解決手段】ポリフェニレンエーテル系樹脂を主成分とする球状体が連結した球状体連結構造を有する、多孔質構造体を提供する。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
ポリフェニレンエーテル系樹脂を主成分とする球状体が連結した球状体連結構造を有する、多孔質構造体。
続きを表示(約 410 文字)
【請求項2】
前記球状体の平均直径が、0.1μm以上10μm以下である、請求項1に記載の多孔質構造体。
【請求項3】
空隙率が40%以上90%以下である、請求項1または2に記載の多孔質構造体。
【請求項4】
ポリフェニレンエーテル系樹脂と有機溶媒を含有するポリマー溶液を吐出し、10℃以下の凝固浴にて平均降温速度100℃/分以上500℃/分以下で冷却固化させる多孔質構造体の製造方法。
【請求項5】
前記ポリマー溶液の吐出時の温度が100℃以上である、請求項4に記載の多孔質構造体の製造方法。
【請求項6】
請求項1または2に記載の多孔質構造体を用いた流体の分離方法。
【請求項7】
請求項1または2に記載の多孔質構造体を用いた分離装置。
【請求項8】
請求項1または2に記載の多孔質構造体を用いた吸着剤。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ポリフェニレンエーテル系樹脂を主成分とする多孔質構造体に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
吸着剤などの多孔質構造体ならびに精密ろ過膜および限外ろ過膜などの多孔質分離膜は、水処理用途や食品・医薬用途において、清澄化、濃縮および分離といった目的で使用されている。近年、多孔質構造体の適用範囲拡大に伴い、より高い性能(例えば、吸着性、透過性、分離性、耐久性など)を有する多孔質構造体への要求は一層高まっている。
【0003】
多孔質分離膜として浄水処理などの水処理用途で用いられる場合、継続的なろ過に伴って除去対象物により多孔質分離膜が閉塞し、処理量が低下するため、定期的な洗浄作業が必要となる。閉塞した多孔質分離膜の洗浄方法として、分離膜表面に気泡を流し当てつつ多孔質分離膜を振動させることによる物理洗浄(エアスクラビング)や、酸またはアルカリなどの薬液によって多孔質分離膜の細孔に閉塞している除去対象物を分解させる薬液洗浄が行われるため、多孔質分離膜には高い機械的耐久性と、高い化学的耐久性が求められる。
【0004】
近年では、機械的耐久性と化学的耐久性を両立するポリフッ化ビニリデンなどのフッ素系樹脂を用いた多孔質分離膜が多く用いられているが、有機フッ素化合物の人体および環境への負荷が懸念されており代替が進められている。環境負荷が小さく、かつ、高い化学的耐久性を有する樹脂の一つとして、ポリフェニレンエーテル系樹脂が挙げられる。
【0005】
ポリフェニレンエーテル系樹脂は、軽量性、耐熱性、機械的耐久性、耐酸・アルカリ性および寸法安定性に優れ、家電・OA機器や自動車分野などに幅広く利用されている。また、ポリフェニレンエーテル系樹脂は、炭素-酸素カップリング法によって重合され、水のみが排出されるプロセスであり、ハロゲンを含まない原料を使用するため、樹脂製造工程での環境負荷が小さいことも特徴である。また、近年では、リサイクル技術の開発も積極的に行われており、更なる環境負荷の低減も期待されている。
【0006】
一方で、ポリフェニレンエーテルは、硬質であるため多孔質分離膜に加工した際に脆くなるという課題がある。ポリフェニレンエーテルからなる多孔質分離膜としては、ポリフェニレンエーテルを有機溶媒に溶かし、非溶媒熱誘起相分離によって多孔質膜を形成させる方法(特許文献1)がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
国際公開第2014/054346号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかしながら、特許文献1に記載の多孔質膜は、物理洗浄を必要とする水処理用途や食品・医薬用途においては機械的耐久性が不十分であった。
【0009】
そこで、本発明は、高い透過性能と高い機械的耐久性を有するポリフェニレンエーテル系樹脂を主成分とする多孔質構造体を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明者らは、上記課題を解決すべく鋭意検討した結果、ポリフェニレンエーテル系樹脂を主成分とする多孔質構造体において、球状構造を有することにより上記課題を解決できることを見出し、本発明を完成するに至ったものである。
(【0011】以降は省略されています)
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