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公開番号2025071935
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-09
出願番号2023182368
出願日2023-10-24
発明の名称照明システム、制御装置、灯具、および車両
出願人コイト電工株式会社
代理人弁理士法人南青山国際特許事務所
主分類H05B 47/19 20200101AFI20250430BHJP(他に分類されない電気技術)
要約【課題】無線通信における各灯具の状態の監視をより少ない労力で正確に行うことが可能な照明システム、制御装置、灯具、および車両を提供する。
【解決手段】上記目的を達成するため、本発明の一形態に係る照明システムは、複数の灯具と、上記複数の灯具の各灯具を制御する制御装置とを具備する。また上記各灯具に対して灯具の状態に関する情報である状態情報を要求する信号を監視信号とすると、上記制御装置は、上記各灯具の一つに対する上記監視信号を無線で出力した後に上記各灯具の他の一つに対する上記監視信号を無線で出力することを上記複数の灯具の一部または全てについて行う監視部と、上記各灯具から取得した上記監視情報を提示する提示部とを備え、上記各灯具は、自己に対する上記監視信号を受信すると、自己の上記状態情報を含む応答信号を無線で出力する応答部を備える。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項１】
複数の灯具と、前記複数の灯具の各灯具を制御する制御装置とを具備する照明システムであって、前記各灯具に対して灯具の状態に関する情報である状態情報を要求する信号を監視信号とすると、
前記制御装置は、前記各灯具の一つに対する前記監視信号を無線で出力した後に前記各灯具の他の一つに対する前記監視信号を無線で出力することを前記複数の灯具の一部または全てについて行う監視部と、前記各灯具から取得した前記監視情報を提示する提示部とを備え、
前記各灯具は、自己に対する前記監視信号を受信すると、自己の前記状態情報を含む応答信号を無線で出力する応答部を備える
照明システム。
続きを表示（約 940 文字）【請求項２】
請求項１に記載の照明システムであって、
前記状態情報は、前記灯具の不点に関する情報、前記灯具の通信の有無に関する情報、前記灯具の点灯時間に関する情報、又は前記灯具の現在の調光率に関する情報のいずれか１つを含む
照明システム。
【請求項３】
請求項１に記載の照明システムであって、
前記監視部は、前記監視信号を所定の時間間隔で出力する
照明システム。
【請求項４】
請求項１に記載の照明システムであって、
前記提示部は、前記監視情報を画像または音声の少なくとも一方によって提示する
照明システム。
【請求項５】
請求項１に記載の照明システムであって、
前記灯具の状態は、前記灯具の異常状態を含み、
前記提示部は、前記異常状態である灯具から受信された前記応答信号に基づいて、前記監視情報を提示する
照明システム。
【請求項６】
請求項１に記載の照明システムであって、
前記灯具は、マルチホップネットワークで互いに接続される
照明システム。
【請求項７】
請求項１に記載の照明システムであって、
前記制御装置は、ブロードキャストで前記監視信号を送信する
照明システム。
【請求項８】
請求項１に記載の照明システムであって、
前記照明システムは、鉄道車両に設けられる
照明システム。
【請求項９】
複数の灯具の各灯具の一つに対する、各灯具に対して灯具の状態に関する情報である監視情報を無線で出力した後に前記各灯具の他の一つに対する前記監視信号を無線で出力することを前記複数の灯具の一部または全てについて行う監視部と、
前記各灯具から取得した前記監視情報を提示する提示部と
を具備する制御装置。
【請求項１０】
受信された灯具の状態に関する情報である状態情報を要求する監視信号に基づいて、前記状態情報を含む応答信号を無線で出力する応答部
を具備する灯具。
（【請求項１１】以降は省略されています）
発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、鉄道車両等の照明装置に適用可能な照明システム、制御装置、灯具、および車両に関する。
続きを表示（約 1,400 文字）【背景技術】
【０００２】
従来、鉄道車両等に配置される複数の灯具には、車両室内を照らすための室内灯や室内灯が不点の時に使用される予備灯などがあり、その各々に異なる調光率の制御が求められることがある。
【０００３】
例えば、特許文献１には、鉄道車両の客室内の天井側に配置される一般灯光源や予備灯光源の調光等の点灯制御が、制御装置から出力される各種信号によって実行される。これらの一般灯光源や予備灯光源は、各種信号を送受信可能なように制御装置と灯具とが有線で接続されている。
【０００４】
このような鉄道車両の１両に２４灯の灯具が配置される場合、もし１２編成であれば２８８灯の灯具が配置される。これらを故障しているか否か等を目視で監視することは多大な時間と労力が必要となる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００５】
特開２０１９－１６９４９９公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００６】
このような灯具の状態を監視するにあたって、運転席等から無線で灯具を監視できることが望ましい。
【０００７】
以上のような事情に鑑み、本発明の目的は、無線通信における各灯具の状態の監視をより少ない労力で正確に行うことが可能な照明システム、制御装置、灯具、および車両を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【０００８】
上記目的を達成するため、本発明の一形態に係る照明システムは、複数の灯具と、上記複数の灯具の各灯具を制御する制御装置とを具備する。また上記各灯具に対して灯具の状態に関する情報である状態情報を要求する信号を監視信号とすると、
上記制御装置は、上記各灯具の一つに対する上記監視信号を無線で出力した後に上記各灯具の他の一つに対する上記監視信号を無線で出力することを上記複数の灯具の一部または全てについて行う監視部と、上記各灯具から取得した上記監視情報を提示する提示部とを備え、
上記各灯具は、自己に対する上記監視信号を受信すると、自己の上記状態情報を含む応答信号を無線で出力する応答部を備える。
【０００９】
上記照明システムにおいて、複数の灯具と、上記複数の灯具の各灯具を制御する制御装置とを具備し、上記各灯具に対して灯具の状態に関する情報である状態情報を要求する信号を監視信号とすると、上記制御装置は、上記各灯具の一つに対する上記監視信号を無線で出力した後に上記各灯具の他の一つに対する上記監視信号を無線で出力することを上記複数の灯具の一部または全てについて行う監視部と、上記各灯具から取得した上記監視情報を提示する提示部とを備え、上記各灯具は、自己に対する上記監視信号を受信すると、自己の上記状態情報を含む応答信号を無線で出力する応答部を備える。これにより、無線通信における各灯具の状態の監視をより少ない労力で正確に行うことが可能となる。
【００１０】
上記状態情報は、上記灯具の不点に関する情報、上記灯具の通信の有無に関する情報、上記灯具の点灯時間に関する情報、又は上記灯具の現在の調光率に関する情報のいずれか１つを含んでもよい。
（【００１１】以降は省略されています）

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