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公開番号2025072026
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-09
出願番号2023182508
出願日2023-10-24
発明の名称バッテリ異常診断装置
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人個人
主分類G01R 31/389 20190101AFI20250430BHJP(測定;試験)
要約【課題】車両の走行への影響を抑制しつつバッテリの異常診断の精度を確保したバッテリ異常診断装置を提供することを課題とする。
【解決手段】車両の走行動力源であるモータとの間で電力を授受するバッテリの所定期間内での複数の電流値及び複数の電圧値を取得する取得部と、前記所定期間内での前記複数の電流値の分散値、前記所定期間内での前記バッテリの充電率の変動量、及び前記所定期間内での前記複数の電流値及び前記複数の電圧値に基づいて前記バッテリの内部抵抗値を算出する算出部と、前記内部抵抗値に基づいて前記バッテリの異常診断処理を実行する診断部と、を備え、前記診断部は、前記分散値が所定値以上であり且つ前記変動量が第1閾値以下の場合、又は前記分散値が前記所定値未満であり且つ前記変動量が前記第1閾値よりも小さい第2閾値以下の場合に算出された前記内部抵抗値に基づいて前記異常診断処理を実行する、バッテリ異常診断装置。
【選択図】図5

特許請求の範囲【請求項1】
車両の走行動力源であるモータとの間で電力を授受するバッテリの所定期間内での複数の電流値及び複数の電圧値を取得する取得部と、
前記所定期間内での前記複数の電流値の分散値、前記所定期間内での前記バッテリの充電率の変動量、及び前記所定期間内での前記複数の電流値及び前記複数の電圧値に基づいて前記バッテリの内部抵抗値を算出する算出部と、
前記内部抵抗値に基づいて前記バッテリの異常診断処理を実行する診断部と、を備え、
前記診断部は、前記分散値が所定値以上であり且つ前記変動量が第1閾値以下の場合、又は前記分散値が前記所定値未満であり且つ前記変動量が前記第1閾値よりも小さい第2閾値以下の場合に算出された前記内部抵抗値に基づいて前記異常診断処理を実行する、バッテリ異常診断装置。
続きを表示(約 230 文字)【請求項2】
前記算出部は、前記所定期間毎に前記分散値、前記変動量、及び前記内部抵抗値を算出する、請求項1のバッテリ異常診断装置。
【請求項3】
前記算出部は、前記所定期間内での前記充電率の最大値と最小値との差分を前記変動量として算出する、請求項1又は2のバッテリ異常診断装置。
【請求項4】
前記算出部は、前記所定期間内での前記複数の電流値の積算値に基づいて前記変動量を算出する、請求項1又は2のバッテリ異常診断装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、バッテリ異常診断装置に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
車両の走行動力源であるモータとの間で電力を授受するバッテリの内部抵抗値に基づいて、バッテリの異常を診断する技術がある。内部抵抗値は、所定期間内でのバッテリの複数の電流値及び複数の電圧値に基づいて算出される。ここで複数の電流値の分散が小さい場合、内部抵抗値の算出精度が低下して異常診断の精度が低下するおそれがある。このため、バッテリを電力源とする車両の補機の電力消費量を増大させることにより、複数の電流値の分散が確保される(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2013-125016号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述のように補機の電力消費量が増大すると、バッテリの充電率が低下して、車両の走行に影響を与えるおそれがある。また、内部抵抗値の算出のための複数の電流値と複数の電圧値とが取得されている最中においても、バッテリは充電及び放電を繰り返し、バッテリの充電率は変動する。充電率の変動量が大きいと、内部抵抗値の算出精度が低下して異常診断の精度が低下するおそれがある。
【0005】
そこで本発明は、車両の走行への影響を抑制しつつバッテリの異常診断の精度を確保したバッテリ異常診断装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的は、車両の走行動力源であるモータとの間で電力を授受するバッテリの所定期間内での複数の電流値及び複数の電圧値を取得する取得部と、前記所定期間内での前記複数の電流値の分散値、前記所定期間内での前記バッテリの充電率の変動量、及び前記所定期間内での前記複数の電流値及び前記複数の電圧値に基づいて前記バッテリの内部抵抗値を算出する算出部と、前記内部抵抗値に基づいて前記バッテリの異常診断処理を実行する診断部と、を備え、前記診断部は、前記分散値が所定値以上であり且つ前記変動量が第1閾値以下の場合、又は前記分散値が前記所定値未満であり且つ前記変動量が前記第1閾値よりも小さい第2閾値以下の場合に算出された前記内部抵抗値に基づいて前記異常診断処理を実行する、バッテリ異常診断装置によって達成できる。
【0007】
前記算出部は、前記所定期間毎に前記分散値、前記変動量、及び前記内部抵抗値を算出してもよい。
【0008】
前記算出部は、前記所定期間内での前記充電率の最大値と最小値との差分を前記変動量として算出してもよい。
【0009】
前記算出部は、前記所定期間内での前記複数の電流値の積算値に基づいて前記変動量を算出してもよい。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、車両の走行への影響を抑制しつつバッテリの異常診断の精度を確保したバッテリ異常診断装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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