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公開番号2025072045
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-09
出願番号2023182537
出願日2023-10-24
発明の名称糸巻取装置
出願人村田機械株式会社
代理人弁理士法人新樹グローバル・アイピー
主分類B65H 67/08 20060101AFI20250430BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】糸巻取装置において吸引装置の消費電力を低減させる。
【解決手段】糸巻取装置10は、給糸部15と、巻取部17と、糸継装置38と、吸引部44と、制御部50と、を備える。吸引部44は糸継装置38と巻取部17との間に配置され、糸14を吸引する。制御部50は、糸継動作、巻取開始動作、及び、吸引開始動作、が順に行われるよう制御すると共に、巻取開始動作の後、所定の第1時間が経過した後に吸引開始動作が行われるよう制御する。吸引開始動作は、吸引部44を停止状態から吸引状態に切り替える動作である。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
糸を供給する給糸部と、
前記給糸部から供給された前記糸を巻き取ってパッケージを形成する巻取部と、
前記給糸部側の前記糸と前記パッケージ側の前記糸との糸継ぎを行う糸継装置と、
前記糸継装置と前記巻取部との間に配置され、前記糸を吸引する吸引部と、
制御部と、
を備え、
前記制御部は、前記糸継装置が糸継ぎを行う糸継動作、前記巻取部が前記パッケージへの前記糸の巻き取りを開始する巻取開始動作、及び、前記吸引部を停止状態から吸引状態に切り替える吸引開始動作、が順に行われるよう制御すると共に、前記巻取開始動作の後、所定の第1時間が経過した後に前記吸引開始動作が行われるよう制御する、
糸巻取装置。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記制御部は、前記糸継動作が行われる前に、前記吸引部が停止状態となるよう制御する、
請求項1に記載の糸巻取装置。
【請求項3】
前記制御部は、前記吸引開始動作から所定の第2時間が経過した後であって、前記パッケージを形成しているときは、前記吸引部が停止状態となるよう制御する、
請求項1又は2に記載の糸巻取装置。
【請求項4】
走行する前記糸の状態を検出する検出部と、
前記糸を切断する切断部と、
をさらに備え、
前記吸引部は、糸巻取時の前記糸の走行方向において前記切断部よりも下流に設けられ、
前記制御部は、前記検出部の検出結果に基づいて、前記切断部による前記糸の切断が行われるよう制御すると共に、前記吸引部が吸引状態となるよう制御する、
請求項1から3のいずれかに記載の糸巻取装置。
【請求項5】
前記検出部の前記糸が走行する空間に空気を噴射する噴射部、
をさらに備え、
前記制御部は、
前記切断部による前記糸の切断が行われるよう制御すると共に前記吸引部が吸引状態となるよう制御し、
その後、前記吸引部が停止状態となるよう制御し、
その後、前記噴射部による空気の噴射が行われるよう制御する、
請求項4に記載の糸巻取装置。
【請求項6】
前記検出部の前記糸が走行する空間に空気を噴射する噴射部、
をさらに備え、
前記制御部は、
前記切断部による前記糸の切断が行われるよう制御すると共に前記吸引部が吸引状態となるよう制御し、
その後、前記噴射部による空気の噴射が行われるよう制御する、
請求項4に記載の糸巻取装置。
【請求項7】
糸を供給する給糸部と、
前記給糸部から供給された前記糸を巻き取ってパッケージを形成する巻取部と、
前記給糸部側の前記糸と前記パッケージ側の前記糸との糸継ぎを行う糸継装置と、
前記糸継装置と前記巻取部との間に配置され、前記糸を吸引する吸引部と、
制御部と、
走行する前記糸の状態を検出する検出部と、
前記糸を切断する切断部と、
を備え、
前記吸引部は、糸巻取時の前記糸の走行方向において前記切断部よりも下流に設けられ、
前記制御部は、
前記パッケージを形成しているときは、前記吸引部が停止状態となるよう制御し、
前記検出部の検出結果に基づいて、前記切断部による前記糸の切断が行われるよう制御すると共に、前記吸引部が吸引状態となるよう制御する、
糸巻取装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、糸巻取装置に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
給糸ボビンから解舒された糸を巻き取ってパッケージを形成する糸巻取装置が知られている。この種の糸巻取装置は、給糸ボビンとパッケージとの間で糸切れが生じた場合に給糸ボビン側の下糸とパッケージ側の上糸とを糸継ぎするための糸継装置が設けられている。また、糸巻取運転中に糸切れ又は糸切断が発生した場合には、糸端を吸引保持することができるようにヤーントラップが設けられている。
【0003】
特許文献1の糸巻取装置は、糸継装置(スプライサ装置)の上下に設けられた上糸案内パイプ及び下糸案内パイプが、上糸及び下糸を吸引捕捉して糸継装置に案内する。その後、糸継装置は上糸と下糸とを糸継ぎする。ヤーントラップは、糸巻取運転中に開口端に吸引力を発生させることによって、糸端を吸引保持することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2010-042904
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ヤーントラップは糸走行経路に開口端を近接させたチューブ状の部材であり、他端を吸引装置に接続することにより開口端に吸引力を発生させる。そのため、糸巻取運転中に常にヤーントラップの開口端に吸引力を発生させていると、吸引装置が電力を消費する。
【0006】
本発明の目的は、糸巻取装置において吸引装置の消費電力を低減させることにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
以下に、課題を解決するための手段として複数の態様を説明する。これら態様は、必要に応じて任意に組み合せることができる。
【0008】
本開示の第1観点の糸巻取装置は、給糸部と、巻取部と、糸継装置と、吸引部と、制御部と、を備える。給糸部は糸を供給する。巻取部は給糸部から供給された糸を巻き取ってパッケージを形成する。糸継装置は給糸部側の糸とパッケージ側の糸との糸継ぎを行う。吸引部は糸継装置と巻取部との間に配置され、糸を吸引する。制御部は、糸継動作、巻取開始動作、及び、吸引開始動作、が順に行われるよう制御すると共に、巻取開始動作の後、所定の第1時間が経過した後に吸引開始動作が行われるよう制御する。糸継動作は、糸継装置が糸継ぎを行う動作である。巻取開始動作は、巻取部がパッケージへの糸の巻き取りを開始する動作である。吸引開始動作は、吸引部を停止状態から吸引状態に切り替える動作である。
【0009】
この糸巻取装置は、巻取開始動作の後の所定の第1時間は吸引部を停止状態とする。これにより、吸引装置の運転時間を減らすことができるため、吸引装置の消費電力を低減させる。
【0010】
制御部は、糸継動作が行われる前に吸引部が停止状態となるよう制御してもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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