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公開番号
2025072528
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-09
出願番号
2025017942,2023072090
出願日
2025-02-05,2021-06-22
発明の名称
印刷装置
出願人
京セラ株式会社
代理人
個人
主分類
B41J
2/01 20060101AFI20250430BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約
【課題】インクジェットヘッドを有する印刷装置において、被印刷物に付着したインクを短時間で定着させるための技術を提供すること
【解決手段】印刷装置は、インク吐出装置と、乾燥装置と、溶融装置とを有している。インク吐出装置は、インクを被印刷物に付着させる。インクは、媒質及び定着剤ポリマーを含む。乾燥装置は、被印刷物を加熱することにより媒質の蒸発を促進させる。溶融装置は、被印刷物に付着したインクに紫外線を照射してインクを加熱することにより定着剤ポリマーを溶融させてインクを被印刷物に定着させる。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
媒質及び定着剤ポリマーを含むインクを被印刷物に付着させるインク吐出装置と、
前記被印刷物を加熱することにより前記媒質の蒸発を促進させる乾燥装置と、
前記被印刷物に付着した前記インクに紫外線を照射して前記インクを加熱することにより前記定着剤ポリマーを溶融させて前記インクを前記被印刷物に定着させる溶融装置と、
を有する印刷装置。
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【請求項2】
前記溶融装置は、前記被印刷物の搬送方向において、前記乾燥装置よりも下流側に位置している
請求項1に記載の印刷装置。
【請求項3】
前記溶融装置は、前記乾燥装置が前記媒質を蒸発させた後に前記定着剤ポリマーを溶融させる
請求項1又は2に記載の印刷装置。
【請求項4】
前記乾燥装置による前記被印刷物の加熱量、前記乾燥装置と前記溶融装置との相対位置及び前記被印刷物の搬送速度が、前記溶融装置による前記定着剤ポリマーの溶融が始まる前に前記乾燥装置による前記媒質の蒸発が完了するように定められている
請求項1~3のいずれか1項に記載の印刷装置。
【請求項5】
前記被印刷物に対して前記溶融装置とは反対側に位置し、前記被印刷物の前記インクが付着した面の裏面から前記被印刷物を加熱して前記定着剤ポリマーの溶融を補助する補助溶融装置を有する
請求項1~4のいずれか1項に記載の印刷装置。
【請求項6】
前記補助溶融装置は、所定の温度を維持するように制御されつつ前記被印刷物の前記裏面に接触する加熱面を有し、
前記溶融装置は、前記被印刷物に付着したインクを前記所定の温度より高い温度に加熱する
請求項5に記載の印刷装置。
【請求項7】
前記乾燥装置は、前記被印刷物の搬送方向において、前記インク吐出装置よりも上流側に配置された第1乾燥装置と、前記インク吐出装置よりも下流側に配置された第2乾燥装置と、を有し、
前記溶融装置は、前記第2乾燥装置よりも下流側に位置している
請求項1~6のいずれか1項に記載の印刷装置。
【請求項8】
前記インクが付着した面が凸になるように前記被印刷物の少なくとも一部を湾曲させつつ前記被印刷物を搬送する搬送装置を有し、
前記溶融装置は、前記被印刷物のうち前記搬送装置によって湾曲されている部分に紫外線を照射する
請求項1~7のいずれか1項に記載の印刷装置。
【請求項9】
1以上の前記溶融装置を構成している、互いに異なる波長の紫外線を照射する複数の光源を有する
請求項1~8のいずれか1項に記載の印刷装置。
【請求項10】
前記乾燥装置は、前記被印刷物を加熱する第1部分及び第2部分を交互に繰り返し前記被印刷物に接触させる
請求項1~9のいずれか1項に記載の印刷装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、印刷装置に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
インクジェットヘッドを有する印刷装置において、被印刷物に付着したインクを短時間で定着させるための技術が種々提案されている(例えば特許文献1~3)。
【0003】
特許文献1では、被印刷物に付着したインクに紫外線(以下、「UV」と略すことがある。)を照射している。UVは、インクが含む着色剤によって吸収され、これにより、インクの温度が上昇する。その結果、インクが含む溶媒の蒸発が促進され、ひいては、インク(着色剤)の定着が促進される。
【0004】
特許文献2では、ロールから供給される長尺状の被印刷物のうちの印刷前の部分を加熱するヒータ、被印刷物のうちの印刷中の部分を加熱するヒータ、及び被印刷物のうちの印刷後の部分を加熱するヒータが開示されている。また、特許文献2では、紫外線の照射によって重合する重合性物質を含むインクを硬化させるために被印刷物にUVを照射するUV光源も開示している。
【0005】
特許文献3では、インクジェットヘッドによって転写ベルトにインクを付着させ、転写ベルトを被印刷物に接着させてインクを被印刷物に付着させる印刷装置が開示されている。特許文献3では、インクが含む高分子をUVによって硬化させる技術、及びインクが含むバインダ樹脂をヒータによって溶融させる技術を開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2017-30359号公報
特開2014-117921号公報
特開2014-233864号公報
【発明の概要】
【0007】
本開示の一態様に係る印刷装置は、インク吐出装置と、乾燥装置と、溶融装置と、を有する。前記インク吐出装置は、インクを被印刷物に付着させる。前記インクは、媒質及び定着剤ポリマーを含む。前記乾燥装置は、前記被印刷物を加熱することにより前記媒質の蒸発を促進させる。前記溶融装置は、前記被印刷物に付着した前記インクに紫外線を照射して前記インクを加熱することにより前記定着剤ポリマーを溶融させて前記インクを前記被印刷物に定着させる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
第1実施形態に係る印刷装置の側面図である。
図1の印刷装置の平面図である。
図1の印刷装置が有するインクジェットヘッドを上方から見た斜視図である。
図3Aのインクジェットヘッドを下方から見た斜視図である。
図3Aのインクジェットヘッドが有するヘッド本体を上方から見た斜視図である。
図3Cの領域IIIdの拡大図である。
図1の印刷装置の信号処理系の構成を示すブロック図である。
図1の印刷装置においてインクを定着させる方法を説明する概念図である。
インクの媒質が蒸発に要する時間の試算結果を示す図である。
図1の印刷装置における被印刷物の温度分布の試算結果を示す図である。
UVによって加熱されるインク内の樹脂の温度変化の試算結果を示す図である。
UVによって加熱されるインク内の水の温度変化の試算結果を示す図である。
第2実施形態に係る印刷装置の側面図である。
第3実施形態に係る印刷装置の側面図である。
第4実施形態に係る印刷装置の側面図である。
実施形態に係るインクセットの光吸収特性を示す図である。
変形例に係るインクセットを説明するための模式図である。
変形例に係るインクセットに含まれるUV吸収剤の光吸収特性を示す図である。
変形例に係るインクセットの光吸収特性を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本開示の実施形態について図面を参照して説明する。なお、以下の図面は、模式的なものである。従って、細部は省略されることがある。また、寸法比率は現実のものと必ずしも一致しない。複数の図面相互の寸法比率も必ずしも一致しない。特定の寸法が実際よりも大きく示され、特定の形状等が誇張されることもある。
【0010】
第2実施形態以降の説明においては、基本的に、先に説明された実施形態との相違部分について述べる。特に言及が無い事項については、先に説明された実施形態と同様とされたり、先に説明された実施形態から類推されたりしてよい。また、複数の実施形態間においては、互いに対応する構成については、細部が異なっていても、互いに同一の符号を付すことがある。
(【0011】以降は省略されています)
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