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公開番号2025072569
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-09
出願番号2025019368,2021069232
出願日2025-02-07,2021-04-15
発明の名称落下抑止構造
出願人因幡電機産業株式会社
代理人弁理士法人R&C
主分類E04B 9/18 20060101AFI20250430BHJP(建築物)
要約【課題】施工性に優れた落下抑止具を提供する。
【解決手段】落下抑止具(1)は、構造体に当接配置される当接部(21)、当接部(21)から吊ボルト(P)に沿って下方に延びる支持部(26)、及び支持部(26)との間に吊ボルト(P)を挟み込む挟持部(30)を有する第一取付部材(2)と、第一取付部材(2)よりも下方側で吊ボルト(P)に固定される第二取付部材(7)と、第一取付部材(2)と第二取付部材(7)とに亘って設けられるワイヤー部材(10)とを備える。
【選択図】図2

特許請求の範囲【請求項1】
構造体から垂下された4本の吊ボルトに四隅で吊下げ支持される吊設機器の落下を抑止するための落下抑止構造であって、
隣り合う2本の前記吊ボルトどうしの間のスパンに、2本のブレースボルトがX字状に互いに交差する姿勢でそれぞれ配置され、
それぞれの前記吊ボルトにおいて、上下方向の異なる位置で、当該吊ボルトとそれに交差する2本の前記ブレースボルトとがコーナー金具を用いてそれぞれ連結され、
前記構造体に当接配置された状態で前記吊ボルトを挟み込む第一取付部材と、
上側の前記コーナー金具よりも下方側で前記吊ボルトに固定される第二取付部材と、
前記第一取付部材と前記第二取付部材とに亘って設けられる第一ワイヤー部材と、
前記第二取付部材よりも下方側であって下側の前記コーナー金具よりも上方側で前記吊ボルトに固定される第三取付部材と、
前記第三取付部材よりも下方側にある前記吊設機器の取付部位又はそれよりもさらに下方側で前記吊ボルトに固定される第四取付部材と、
前記第三取付部材と前記第四取付部材とに亘って設けられる第二ワイヤー部材と、を備える落下抑止構造。
続きを表示(約 540 文字)【請求項2】
構造体から垂下された4本の吊ボルトに四隅で吊下げ支持される吊設機器の落下を抑止するための落下抑止構造であって、
隣り合う2本の前記吊ボルトどうしの間のスパンに、2本のブレースボルトがX字状に互いに交差する姿勢でそれぞれ配置され、
それぞれの前記吊ボルトにおいて、上下方向の異なる位置で、当該吊ボルトとそれに交差する2本の前記ブレースボルトとがコーナー金具を用いてそれぞれ連結され、
前記構造体に当接配置された状態で前記吊ボルトを挟み込む第一取付部材と、
下側の前記コーナー金具よりも下方側にある前記吊設機器の取付部位又はそれよりもさらに下方側で前記吊ボルトに固定される第二取付部材と、
前記第一取付部材と前記第二取付部材とに亘って設けられるワイヤー部材と、を備える落下抑止構造。
【請求項3】
前記第一取付部材が、上側の前記コーナー金具と少なくとも一部の部品を共用して設けられている請求項2に記載の落下抑止構造。
【請求項4】
前記第一取付部材は、上側の前記コーナー金具とは独立して設けられ、上側の前記コーナー金具よりも上方側で前記吊ボルトに固定される請求項2に記載の落下抑止構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、落下抑止具及び落下抑止構造に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
例えば空調機器の室内機や、照明機器、ケーブルラック等の吊設機器は、天井スラブ等の構造体から垂下された吊ボルトによって四隅で吊下げ支持される場合がある。このとき、各スパンにおいて隣り合う吊ボルトどうしの間に2本のブレースボルトをX字状に配置して吊ボルトに固定し、全体を補強することで、地震等に起因する吊設機器の揺れ動きを抑制するための措置が取られることが多い。
【0003】
ただ、そのような措置を講じたとしても、想定を超えるような大きな振動が発生した場合等には、吊ボルト自体が破断することによって吊設機器が落下してしまうような事態も生じ得る。このため、そのような万が一の場合に備えて、構造体から垂下された吊ボルトに吊下げ支持される吊設機器の落下を抑止する落下抑止具が併設される場合がある。このような落下抑止具の一例が、例えば特開2020-37965号公報(特許文献1)に開示されている。
【0004】
特許文献1の落下抑止具は、吊ボルト(全ねじ2)の上方側の吊元付近に固定される第一取付部材(第1取付け部材5)と、吊ボルトの下方側に固定される第二取付部材(第2取付け部材6)と、第一取付部材と第二取付部材とに亘って設けられるワイヤー部材(金属製ワイヤ4)とを備えている。この特許文献1の第一取付部材は、丸型又はU字型の薄板状の金具で構成され、吊ボルトに螺合されたナット(ナット19)によって、構造体(天井1又は吊元アンカー33)又は他のナット(介在具34)との間に上下に締め付けられて固定されている。
【0005】
しかし、このような構造では、吊ボルトに第一取付部材を固定するに際して、吊ボルトの上方側の吊元付近で、吊ボルトに対してナットの締め付け操作を行う必要がある。このような操作は手作業で行う必要があり、施工性に劣るという課題があった。また、吊ボルトが第一取付部材よりも上方で破断してしまう可能性があり、そのような場合には、落下抑止具がもはやその役割を果たせないという課題があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2020-37965号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
そこで、施工性に優れるともに、仮に吊ボルトが破断した場合でも吊設機器の落下を十分に抑止することができる落下抑止具の実現が望まれる。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明に係る落下抑止具は、
構造体から垂下された吊ボルトに吊下げ支持される吊設機器の落下を抑止する落下抑止具であって、
前記構造体に当接配置される当接部と、前記当接部から前記吊ボルトに沿って下方に延びる支持部と、前記支持部との間に前記吊ボルトを挟み込む挟持部と、を有する第一取付部材と、
前記第一取付部材よりも下方側で前記吊ボルトに固定される第二取付部材と、
前記第一取付部材と前記第二取付部材とに亘って設けられるワイヤー部材と、を備える。
【0009】
この構成によれば、構造体に当接部を当接させ、支持部と挟持部との間に吊ボルトを挟み込むだけで、吊ボルトの上方側で当該吊ボルトに第一取付部材を容易に固定することができる。よって、施工性を向上させることができる。また、構造体に当接部を当接させつつ支持部と挟持部との間に吊ボルトを挟み込むことで、構造体と第一取付部材とを一体の剛体として働かせることができる。よって、大きな振動が作用した場合に仮に吊ボルトが破断するにしても、その破断位置をワイヤー部材が取り付けられている第一取付部材よりも下方とすることができ、吊設機器が落下してしまうのを十分に抑止することができる。
【0010】
以下、本発明の好適な態様について説明する。但し、以下に記載する好適な態様例によって、本発明の範囲が限定される訳ではない。
(【0011】以降は省略されています)

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