TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025072775
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-12
出願番号2023183088
出願日2023-10-25
発明の名称炭化珪素エピタキシャル基板、炭化珪素エピタキシャル基板の製造方法および炭化珪素半導体装置の製造方法
出願人住友電気工業株式会社
代理人弁理士法人深見特許事務所
主分類C30B 29/36 20060101AFI20250501BHJP(結晶成長)
要約【課題】ダウンフォール欠陥を低減可能な炭化珪素エピタキシャル基板、炭化珪素エピタキシャル基板の製造方法および炭化珪素半導体装置の製造方法を提供する。
【解決手段】炭化珪素エピタキシャル基板は、炭化珪素基板と、炭化珪素エピタキシャル層と、ダウンフォール欠陥領域と、を有している。炭化珪素エピタキシャル層は、炭化珪素基板上にある。ダウンフォール欠陥領域は、炭化珪素基板上にある。ダウンフォール欠陥領域は、炭化珪素エピタキシャル層から炭化珪素基板に向かう方向に見て、直線上に並ぶ3以上のダウンフォール欠陥を含む。ダウンフォール欠陥の面密度は、0.2cm-2以下である。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
炭化珪素基板と、
前記炭化珪素基板上にある炭化珪素エピタキシャル層と、
前記炭化珪素基板上にあるダウンフォール欠陥領域と、を備え、
前記ダウンフォール欠陥領域は、前記炭化珪素エピタキシャル層から前記炭化珪素基板に向かう方向に見て、直線上に並ぶ3以上のダウンフォール欠陥を含み、
前記ダウンフォール欠陥の面密度は、0.2cm
-2
以下である、炭化珪素エピタキシャル基板。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記炭化珪素エピタキシャル層から前記炭化珪素基板に向かう方向に見て、前記ダウンフォール欠陥領域の長手方向の長さは、20mm以上200mm以下である、請求項1に記載の炭化珪素エピタキシャル基板。
【請求項3】
前記炭化珪素エピタキシャル層から前記炭化珪素基板に向かう方向に見て、前記ダウンフォール欠陥領域の短手方向の長さは、5mm以上50mm以下である、請求項1または請求項2に記載の炭化珪素エピタキシャル基板。
【請求項4】
前記ダウンフォール欠陥の面密度は、0.1cm
-2
以下である、請求項1または請求項2に記載の炭化珪素エピタキシャル基板。
【請求項5】
炭化珪素基板と、
前記炭化珪素基板上にある炭化珪素エピタキシャル層と、
前記炭化珪素基板上にあるダウンフォール欠陥と、を備え、
前記ダウンフォール欠陥の面密度は、0.2cm
-2
以下である、炭化珪素エピタキシャル基板。
【請求項6】
前記ダウンフォール欠陥の面密度は、0.1cm
-2
以下である、請求項5に記載の炭化珪素エピタキシャル基板。
【請求項7】
前記ダウンフォール欠陥は、前記炭化珪素エピタキシャル層から露出している、請求項1、請求項2、請求項5および請求項6のいずれか1項に記載の炭化珪素エピタキシャル基板。
【請求項8】
請求項1、請求項2、請求項5および請求項6のいずれか1項に記載の炭化珪素エピタキシャル基板を準備する工程と、
前記炭化珪素エピタキシャル基板上に電極を形成する工程と、を備えた、炭化珪素半導体装置の製造方法。
【請求項9】
第1ホルダを300℃以上のチャンバに搬送する工程と、
前記第1ホルダ上に炭化珪素エピタキシャル層を形成することなく前記第1ホルダを前記チャンバから取り出す工程と、
炭化珪素基板が配置された第2ホルダを300℃以上の前記チャンバに搬送する工程と、
前記チャンバにおいて、前記炭化珪素基板上に炭化珪素エピタキシャル層を形成する工程と、を備えた、炭化珪素エピタキシャル基板の製造方法。
【請求項10】
前記第1ホルダを300℃以上のチャンバに搬送する工程において、前記チャンバの温度は1000℃以下である、請求項9に記載の炭化珪素エピタキシャル基板の製造方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、炭化珪素エピタキシャル基板、炭化珪素エピタキシャル基板の製造方法および炭化珪素半導体装置の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
特開2017-145150号公報(特許文献1)には、炭化珪素エピタキシャル基板の製造方法について記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-145150号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本開示の目的は、ダウンフォール欠陥を低減可能な炭化珪素エピタキシャル基板、炭化珪素エピタキシャル基板の製造方法および炭化珪素半導体装置の製造方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示に係る炭化珪素エピタキシャル基板は、炭化珪素基板と、炭化珪素エピタキシャル層と、ダウンフォール欠陥領域と、を備えている。炭化珪素エピタキシャル層は、炭化珪素基板上にある。ダウンフォール欠陥領域は、炭化珪素基板上にある。ダウンフォール欠陥領域は、炭化珪素エピタキシャル層から炭化珪素基板に向かう方向に見て、直線上に並ぶ3以上のダウンフォール欠陥を含む。ダウンフォール欠陥の面密度は、0.2cm
-2
以下である。
【発明の効果】
【0006】
本開示によれば、ダウンフォール欠陥を低減可能な炭化珪素エピタキシャル基板、炭化珪素エピタキシャル基板の製造方法および炭化珪素半導体装置の製造方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、第1実施形態に係る炭化珪素エピタキシャル基板の構成を示す平面模式図である。
図2は、図1のII-II線に沿った断面模式図である。
図3は、図1のIII-III線に沿った断面模式図である。
図4は、第2実施形態に係る炭化珪素エピタキシャル基板の構成を示す平面模式図である。
図5は、炭化珪素エピタキシャル基板の製造装置の構成を示す一部断面模式図である。
図6は、本実施形態に係る炭化珪素エピタキシャル基板の製造方法の概略を示すフローチャートである。
図7は、第1ホルダをチャンバに搬送する工程を示す断面模式図である。
図8は、第2ホルダをチャンバに搬送する工程を示す断面模式図である。
図9は、本実施形態に係る炭化珪素半導体装置の構成を示す断面模式図である。
図10は、ボディ領域を形成する工程を示す断面模式図である。
図11は、ソース領域を形成する工程を示す断面模式図である。
図12は、第1主面にトレンチを形成する工程を示す断面模式図である。
図13は、ゲート絶縁膜を形成する工程を示す断面模式図である。
図14は、ゲート電極および層間絶縁膜を形成する工程を示す断面模式図である。
図15は、多数のダウンフォール欠陥が直線上に並んでいる状態を示す平面模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
[本開示の実施形態の概要]
まず本開示の実施形態の概要について説明する。本明細書の結晶学的記載においては、個別方位を[]、集合方位を<>、個別面を()、集合面を{}でそれぞれ示す。結晶学上の指数が負であることは、通常、数字の上に”-”(バー)を付すことによって表現されるが、本明細書では数字の前に負の符号を付すことによって結晶学上の負の指数を表現する。
【0009】
(1)本開示に係る炭化珪素エピタキシャル基板は、炭化珪素基板と、炭化珪素エピタキシャル層と、ダウンフォール欠陥領域と、を備えている。炭化珪素エピタキシャル層は、炭化珪素基板上にある。ダウンフォール欠陥領域は、炭化珪素基板上にある。ダウンフォール欠陥領域は、炭化珪素エピタキシャル層から炭化珪素基板に向かう方向に見て、直線上に並ぶ3以上のダウンフォール欠陥を含む。ダウンフォール欠陥の面密度は、0.2cm
-2
以下である。
【0010】
(2)上記(1)に係る炭化珪素エピタキシャル基板によれば、炭化珪素エピタキシャル層から炭化珪素基板に向かう方向に見て、ダウンフォール欠陥領域の長手方向の長さは、20mm以上200mm以下であってもよい。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

SECカーボン株式会社
坩堝
1か月前
SECカーボン株式会社
結晶成長装置
21日前
株式会社プロテリアル
SiCエピタキシャル基板
3か月前
学校法人 東洋大学
マルチカラー結晶の結晶成長方法
7日前
住友化学株式会社
窒化ガリウム単結晶基板
6か月前
株式会社東芝
ウエーハ及びその製造方法
2か月前
コマディール・エス アー
サファイア棒状体の製造方法
2日前
信越半導体株式会社
シリコン単結晶製造装置
4か月前
株式会社レゾナック
SiCエピタキシャルウェハ
11日前
株式会社信光社
光学部品および光学部品の製造方法
4か月前
住友金属鉱山株式会社
圧電性酸化物単結晶基板の製造方法
8日前
信越半導体株式会社
3C-SiC膜の結晶性評価方法
1か月前
旭化成株式会社
結晶の製造方法、六方晶系半導体結晶及び素子
10日前
国立大学法人豊橋技術科学大学
ダイヤモンド構造体の集積方法
4か月前
住友化学株式会社
窒化物結晶基板の製造方法および剥離中間体
3か月前
株式会社Kanazawa Diamond
ダイヤモンド
1日前
パナソニックホールディングス株式会社
III族窒化物半導体基板
5か月前
住友化学株式会社
窒化物結晶基板の製造方法、および窒化物結晶基板
21日前
株式会社SUMCO
シリコンウェーハ及びその製造方法
4か月前
株式会社プロテリアル
炭化珪素単結晶の製造方法
1か月前
信越半導体株式会社
エピタキシャルウェーハ及びその製造方法
2か月前
株式会社豊田中央研究所
種結晶基板および種結晶基板付黒鉛サセプタ
1か月前
SECカーボン株式会社
SiC単結晶製造装置
3か月前
TDK株式会社
橙色蛍光体の製造方法および蛍光体
2か月前
株式会社レゾナック
SiC基板及びSiCエピタキシャルウェハ
2か月前
SECカーボン株式会社
炭化珪素原料の製造方法及び炭化珪素単結晶の製造方法
2か月前
株式会社ディスコ
ダイヤモンド基板の製造方法
3か月前
SECカーボン株式会社
結晶成長装置の設計方法
3か月前
株式会社ディスコ
ダイヤモンド基板の製造方法
3か月前
株式会社プロテリアル
半導体基板およびその製造方法
1か月前
信越半導体株式会社
ダイヤモンド基板及びダイヤモンド基板の製造方法
3か月前
株式会社クリスタルシステム
相平衡状態図の作成方法
4か月前
SECカーボン株式会社
単結晶製造方法及び黒鉛坩堝
7日前
シアメン タングステン カンパニー リミテッド
結晶成長方法および結晶成長装置
3か月前
株式会社レゾナック
SiCインゴット及びSiCインゴットの製造方法
14日前
Patentix株式会社
積層構造体、半導体装置、電子機器及びシステム
1か月前
続きを見る