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公開番号
2025072967
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-12
出願番号
2023183471
出願日
2023-10-25
発明の名称
積層形ヘッダを有する熱交換器、及び、熱交換器の製造方法
出願人
ダイキン工業株式会社
代理人
弁理士法人新樹グローバル・アイピー
主分類
F28F
9/02 20060101AFI20250501BHJP(熱交換一般)
要約
【課題】組立手順の間違いによる歩留まり低下を防止する。
【解決手段】熱交換器(13)の製造方法では、各々が切欠き(C)と開口(O)を有する複数のプレートを準備する。製造方法では、複数のプレート(92)を積層することによって重なった開口に冷媒流路(RP)を形成させる。製造方法では、冷媒流路と連通する係合空間(ES)に係合部材(93、94)を嵌め込むことで、冷媒流路を外部空間(OS)から隔離する。係合空間(ES)は、重なった切欠き(C)によってできたものである。製造方法では、複数のプレート(92)及び係合部材(93、94)を含む積層物(90)を炉中ロウ付けする。プレート(92)における切欠き(C)の位置又は大きさは全て異なる。
【選択図】図9
特許請求の範囲
【請求項1】
各々が切欠き(C)と開口(O)を有する複数のプレート(92)を準備し、
前記複数のプレートを積層することによって、重なった前記開口に冷媒流路(RP)を形成させ、
重なった前記切欠き(C)によってできた、前記冷媒流路と連通する係合空間(ES)に係合部材(93、94)を嵌め込むことで、前記冷媒流路を外部空間(OS)から隔離し、
前記複数のプレート(92)及び前記係合部材(93、94)を含む積層物(90)を炉中ロウ付けする、
熱交換器(13)の製造方法であって、
前記プレート(92)における前記切欠き(C)の位置又は大きさは全て異なる、
製造方法。
続きを表示(約 850 文字)
【請求項2】
前記係合部材は、前記複数のプレート(92)が形成する段差形状と適合する形状を有する、
請求項1に記載の製造方法。
【請求項3】
前記複数のプレート(92)の少なくとも一部はクラッド材である、
請求項2に記載の製造方法。
【請求項4】
前記係合部材(93、94)はクラッド材であり、
前記炉中ロウ付けをする際に、前記係合部材は前記冷媒流路を前記外部空間から気密的に塞ぐ、
請求項3に記載の製造方法。
【請求項5】
前記係合部材は、少なくとも第1係合部材(93)と第2係合部材(94)を含む、
請求項1から4のいずれか1項に記載の製造方法。
【請求項6】
嵌め込まれた後の前記第2係合部材は、前記係合空間に嵌め込まれる前記第1係合部材の軌跡と干渉する、
請求項5に記載の製造方法。
【請求項7】
各々が切欠き(C)と開口(O)を有する複数のプレート(92)と、
前記複数のプレートを積層することで重ねられた前記開口によって形成される、冷媒流路(RP)と、
前記複数のプレートを積層することで重ねられた前記切欠きによって形成され、前記冷媒流路と連通する係合空間(ES)と、
前記係合空間(ES)に嵌め込まれることで、前記冷媒流路を外部空間(OS)から隔離するように構成された係合部材(93、94)と、
前記複数のプレート(92)及び前記係合部材(93、94)を固定しているロウ材(95)と、
を備え、
前記プレート(92)における前記切欠き(C)の位置又は大きさは全て異なる、
ヘッダ(52)。
【請求項8】
請求項7に記載のヘッダ(52)、
を備える、熱交換器(13)。
【請求項9】
請求項8に記載の熱交換器(13)、
を備える、冷凍装置(100)。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、冷凍装置に用いられる熱交換器及びその製造方法に関し、具体的には、積層形ヘッダを有する熱交換器とその製造方法に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1(特開2021-025718号公報)に開示されている熱交換器は、積層型ヘッダを有する。積層形ヘッダは、複数のプレートを有する。一部のプレートにはロウ材が施されている。積層されたプレートが炉中ロウ付けによって固定されることにより、積層形ヘッダが得られる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
積層形ヘッダの製造において、複数のプレートを誤った順序で積層してしまうミスが起こりうる。誤って積層されたプレートが炉中ロウ付けされてしまうと、できあがった積層形ヘッダは熱交換器の構成部品として機能できなくなる。
【課題を解決するための手段】
【0004】
第1観点の製造方法は、熱交換器を製造する。製造方法では、複数のプレートを準備する。複数のプレートは、各々が切欠きと開口を有する。製造方法では、複数のプレートを積層することによって、重なった開口に冷媒流路を形成させる。製造方法では、冷媒流路と連通する係合空間に係合部材を嵌め込むことで、冷媒流路を外部空間から隔離する。係合空間は、重なった切欠きによってできたものである。製造方法では、複数のプレート及び係合部材を含む積層物を炉中ロウ付けする。プレートにおける切欠きの位置又は大きさは全て異なる。
【0005】
この方法によれば、幾通りもある複数のプレートの積層配置の仕方のうち、係合部材との嵌め込みが可能な積層配置だけが必然的に選択される。したがって、熱交換器のヘッダの製造において誤った積層配置の仕方が選択される不具合を低減できる。
【0006】
第2観点の製造方法は、第1観点の製造方法であって、係合部材が、複数のプレートが形成する段差形状と適合する形状を有する。
【0007】
この方法によれば、係合空間と係合部材の形状が一致する。したがって、係合空間は係合部材によって埋められるので、係合部材の嵌め忘れを冷媒漏洩という形で知ることができる。
【0008】
第3観点の製造方法は、第1観点又は第2観点の製造方法であって、複数のプレートの少なくとも一部がクラッド材である。
【0009】
この方法によれば、プレートの一部はクラッド材である。したがって、炉中ロウ付けによって安定的な品質でロウ付けがされる。
【0010】
第4観点の製造方法は、第1観点から第3観点のいずれか1つの製造方法であって、係合部材がクラッド材である。炉中ロウ付けをする際に、係合部材は冷媒流路を外部空間から気密的に塞ぐ。
(【0011】以降は省略されています)
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