TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025076414
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-15
出願番号
2024192877
出願日
2024-11-01
発明の名称
重合体、撥水剤、繊維製品、及び繊維製品の製造方法
出願人
ダイキン工業株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
C08F
20/26 20060101AFI20250508BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約
【課題】基材に優れた撥水性及び撥油性を付与できる重合体を提供すること。
【解決手段】撥水剤用の重合体であって、下記式:CR
a
R
b
=C(-R
c
)-X-SiY
3-n
Z
n
[式中:R
a
、R
b
、及びR
c
は、水素原子または炭素数1~5の炭化水素基、Xは、単結合または2価の基、Yは、炭素数1~10の炭化水素基、nは、1または2の整数、Zは、-(O-SiZ
1
2
)
p
-(CH
2
)
q
-Z
2
-Si(-OSiZ
3
3
)
2
Z
4
、Z
1
は、炭素数1~10の炭化水素基等、Z
2
は、OまたはCH
2
、Z
3
は、炭素数1~10の炭化水素基等、Z
4
は、炭素数1~10の炭化水素基等、pは、0~196の整数、qは、0~10の整数である。]で表される単量体(1)から誘導された繰り返し単位を含む重合体。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
撥水剤用の重合体であって、下記式:
CR
a
R
b
=C(-R
c
)-X-SiY
3-n
Z
n
[式中:
R
a
、R
b
、及びR
c
は、それぞれ独立して、水素原子または炭素数1~5の炭化水素基であり、
Xは、単結合または2価の基であり、
Yは、それぞれ独立して、炭素数1~10の炭化水素基であり、
nは、1または2の整数であり、
Zは、それぞれ独立して、
-(O-SiZ
1
2
)
p
-(CH
2
)
q
-Z
2
-Si(-OSiZ
3
3
)
2
Z
4
であり、
Z
1
は、それぞれ独立して、炭素数1~10の炭化水素基または-OSiZ
11
3
であり、
Z
11
は、それぞれ独立して、炭素数1~10の炭化水素基または-OSiZ
111
3
であり、
Z
111
は、それぞれ独立して、炭素数1~10の炭化水素基であり、
Z
2
は、-O-または-CH
2
-であり、
Z
3
は、それぞれ独立して、炭素数1~10の炭化水素基または-OSiZ
31
3
であり、
Z
31
は、それぞれ独立して、炭素数1~10の炭化水素基であり、
Z
4
は、それぞれ独立して、炭素数1~10の炭化水素基または-OSiZ
41
3
であり、
Z
41
は、それぞれ独立して、炭素数1~10の炭化水素基であり、
pは、0~196の整数であり、
qは、0~10の整数である。]
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
Xは、X
1
及びX
2
からなる群から選択される一以上から構成される2価の基であり、
X
1
は、直接結合、-O-、-C(=O)-、-C(=NR’)-、-S-、-S(=O)
2
-、-NR’-、及び-C(OR’)R’-(式中、R’は、各出現において独立して、水素原子または炭素数1~10の炭化水素基である。)からなる群から選択される一以上から構成される基であり、
X
2
は、直接結合、または置換基を有してもよい炭素数1~22の炭化水素基である、請求項1に記載の重合体。
【請求項3】
Xは、-X
1
-X
2
-である、請求項2に記載の重合体。
【請求項4】
nが1である、請求項1に記載の重合体。
【請求項5】
Z
1
が、それぞれ独立して、炭素数1~10の炭化水素基である、請求項4に記載の重合体。
【請求項6】
nが2である、請求項1に記載の重合体。
【請求項7】
pが0である、請求項6に記載の重合体。
【請求項8】
炭素数2~40の炭化水素基を有する疎水性単量体(2)から誘導された繰り返し単位をさらに含む、請求項1に記載の重合体。
【請求項9】
前記疎水性単量体(2)における前記炭化水素基が10以上の直鎖状アルキル基である、請求項8に記載の重合体。
【請求項10】
前記疎水性単量体(2)が下記式:
CH
2
=C(-R
b
)-C(=O)-R
c
-(R
d
)
k
(2)
[式中、
R
b
は水素原子、一価の有機基又はハロゲン原子であり、
R
c
は直接結合、2~4価の炭素数1の炭化水素基、-C
6
H
4
-、-O-、-S-、 -C(=O)-、-S(=O)
2
-及び-NR
C1
-(R
C1
は、水素原子又は炭素数1~4の炭化水素基)から選ばれる少なくとも一以上で構成される2~4価の基であり、
kは1~3であり、
R
d
は炭素数2~40の炭化水素基である。]
で表される単量体である、請求項8に記載の重合体。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、重合体、撥水剤、繊維製品、及び繊維製品の製造方法に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
基剤(特に繊維製品)に撥水性を付与するための撥水剤として、非フッ素系の撥水剤の開発が進められている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2023/033719号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1では、(メタ)アクリル酸アルキルエステル単量体由来の構成単位を含む含シリコーン共重合体を溶媒に溶解させた組成物を、繊維製品等の被処理物に処理することで耐チョークマーク性が向上するものの、撥水性、および撥油性が十分でない。
【0005】
本開示は、基材に優れた撥水性及び撥油性を付与できる重合体を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示は以下の態様を含む:
[項1]撥水剤用の重合体であって、下記式:
CR
a
R
b
=C(-R
c
)-X-SiY
3-n
Z
n
[式中:
R
a
、R
b
、及びR
c
は、それぞれ独立して、水素原子または炭素数1~5の炭化水素基であり、
Xは、単結合または2価の基であり、
Yは、それぞれ独立して、炭素数1~10の炭化水素基であり、
nは、1または2の整数であり、
Zは、それぞれ独立して、
-(O-SiZ
1
2
)
p
-(CH
2
)
q
-Z
2
-Si(-OSiZ
3
3
)
2
Z
4
であり、
Z
1
は、それぞれ独立して、炭素数1~10の炭化水素基または-OSiZ
11
3
であり、
Z
11
は、それぞれ独立して、炭素数1~10の炭化水素基または-OSiZ
111
3
であり、
Z
111
は、それぞれ独立して、炭素数1~10の炭化水素基であり、
Z
2
は、OまたはCH
2
であり、
Z
3
は、それぞれ独立して、炭素数1~10の炭化水素基または-OSiZ
31
3
であり、
Z
31
は、それぞれ独立して、炭素数1~10の炭化水素基であり、
Z
4
は、それぞれ独立して、炭素数1~10の炭化水素基または-OSiZ
41
3
であり、
Z
41
は、それぞれ独立して、炭素数1~10の炭化水素基であり、
pは、0~196の整数であり、
【発明の効果】
【0007】
本開示における重合体は、基材に優れた撥水性及び撥油性を付与できる。
【発明を実施するための形態】
【0008】
<用語の定義>
本明細書において用いられる場合、「n価の基」とは、n個の結合手を有する基、すなわちn個の結合を形成する基を意味する。また、「n価の有機基」とは、炭素を含有するn価の基を意味し、「有機基」とは、炭素を含有する基を意味する。かかる有機基としては、特に限定されないが、炭化水素基又はその誘導体であり得る。炭化水素基の誘導体とは、炭化水素基の末端又は分子鎖において、1つ又はそれ以上のN、O、S、Si、アミド、スルホニル、シロキサン、カルボニル、カルボニルオキシ、ハロゲン等を有している基を意味する。
【0009】
本明細書において用いられる場合、「炭化水素基」とは、炭素及び水素を含む基であって、炭化水素から水素原子を脱離させた基を意味する。かかる炭化水素基としては、特に限定されるものではないが、C1-20炭化水素基、例えば、脂肪族炭化水素基、芳香族炭化水素基等であってよい。上記「脂肪族炭化水素基」は、直鎖状、分枝鎖状又は環状のいずれであってもよく、飽和又は不飽和のいずれであってもよい。また、炭化水素基は、1つ又はそれ以上の環構造を含んでいてもよい。炭化水素基は、1つ又はそれ以上の置換基により置換されていてもよい。
【0010】
本明細書において、「各出現において独立して」、「互いにそれぞれ独立して」、「それぞれ独立して」又はこれと同様の表現が明示的に記載されているか否かに関わらず、例外である旨の記載がある場合を除き、化学構造中に複数出現し得る用語(記号)が定義される場合、出現毎に独立して当該定義が適用される。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
ダイキン工業株式会社
撥水剤組成物
2日前
ダイキン工業株式会社
パルプ組成物
2日前
ダイキン工業株式会社
パルプ組成物
2日前
ダイキン工業株式会社
冷却システム
2日前
ダイキン工業株式会社
評価方法及び評価装置
2日前
ダイキン工業株式会社
スクロール圧縮機及び冷凍装置
2日前
ダイキン工業株式会社
重合体、撥水剤、繊維製品、及び繊維製品の製造方法
2日前
ダイキン工業株式会社
重合体、撥水剤、繊維製品、及び繊維製品の製造方法
2日前
ダイキン工業株式会社
重合体、撥水剤、繊維製品、及び繊維製品の製造方法
2日前
東レ株式会社
多孔質構造体
1か月前
東ソー株式会社
押出成形体
3か月前
AGC株式会社
組成物
2か月前
東レ株式会社
CPUソケット
15日前
株式会社カネカ
樹脂フィルム
3か月前
ベック株式会社
硬化性組成物
1か月前
東ソー株式会社
加飾フィルム
3日前
ベック株式会社
硬化性組成物
1か月前
東ソー株式会社
加飾フィルム
3日前
東ソー株式会社
加飾フィルム
3日前
東レ株式会社
CPUソケット
15日前
東亞合成株式会社
硬化型組成物
3か月前
東レ株式会社
ポリエステルフィルム
2か月前
三洋化成工業株式会社
徐放材用組成物
1か月前
花王株式会社
樹脂組成物
3か月前
ヤマハ株式会社
重縮合体
3か月前
東ソー株式会社
ハロゲン含有ポリマー
1か月前
東レ株式会社
ポリオレフィン微多孔膜
1か月前
ユニチカ株式会社
ポリアミック酸溶液
1か月前
東ソー株式会社
ゴム組成物及び加硫ゴム
1か月前
アイカ工業株式会社
光硬化型樹脂組成物
3か月前
アイカ工業株式会社
ホットメルト組成物
3か月前
AGC株式会社
液状組成物
2か月前
アイカ工業株式会社
ホットメルト組成物
2か月前
トヨタ自動車株式会社
樹脂溶解装置
2か月前
株式会社トクヤマ
イオン交換膜の製造方法
3か月前
日本製紙株式会社
樹脂組成物
19日前
続きを見る
他の特許を見る