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公開番号2025073024
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-12
出願番号2023183589
出願日2023-10-25
発明の名称車両用シフト装置
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人個人,個人
主分類B60K 20/02 20060101AFI20250501BHJP(車両一般)
要約【課題】障がい者が運転する場合は、障がい者向けのシフトレバー操作で運転が可能であり、健常者が運転する場合は、通常のシフトレバー操作で運転が可能となる車両用のシフト装置を提供する。
【解決手段】障がい者モードでは、シフトレバー42にアクセル操作位置Aおよびブレーキ操作位置Bを設定するとともに、設定されたシフト表示Sifをシフト表示装置46に表示し、シフトレバー42をアクセル操作位置Aに向けて操作させることでアクセル操作を可能とするとともに、シフトレバー42をブレーキ操作位置Bに向けて操作させることでブレーキ操作を可能とし、健常者モードでは、シフトレバー42にアクセル操作位置Aおよびブレーキ操作位置Bを設定せず、設定されたシフト表示Sifをシフト表示装置46に表示し、シフトレバーによるアクセル操作およびブレーキ操作を不可とする。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
複数のシフト位置の何れかにシフトレバーを位置させることにより自動変速機に設定された複数のシフトレンジの何れかを選択できるとともに、前記シフトレバーによりアクセル操作およびブレーキ操作を可能とした車両用シフト装置であって、
障がい者用の第1のモードと健常者用の第2のモードを有し、
前記第1のモードでは、アクセル操作位置およびブレーキ操作位置を設定するとともに、前記第1のモードにおいて設定された前記複数のシフト位置の表示と前記アクセル操作位置および前記ブレーキ操作位置の表示とをシフト表示部に表示し、前記シフトレバーを前記アクセル操作位置に向けて操作させることで前記アクセル操作を可能とするとともに、前記シフトレバーを前記ブレーキ操作位置に向けて操作させることで前記ブレーキ操作を可能とし、
前記第2のモードでは、前記アクセル操作位置および前記ブレーキ操作位置を設定することなく、前記複数のシフト位置を設定し、前記第2のモードにおいて設定された前記複数のシフト位置の表示を前記シフト表示部に表示し、前記シフトレバーによる前記アクセル操作および前記ブレーキ操作を不可とした車両用シフト装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両用のシフト装置に関するものである。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
下肢の不自由な障がい者が自動車を運転する際に、シフトレバーによる自動変速機のシフトレンジ選択操作に加え、シフトレバーによってアクセル操作及びブレーキ操作を可能とした車両用シフト装置が提案されている。例えば、特許文献1に記載された車両の制御装置がそれである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2003-165350号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、特許文献1に記載された車両を健常者が運転する場合は、障がい者と同じ操作をする必要があり、健常者にとっては慣れない運転操作となるため、運転し難いという課題があった。
【0005】
本発明は、以上の事情を背景として為されたものであり、その目的とするところは、前記障がい者が運転する場合は、前記障がい者向けのシフトレバー操作で運転が可能であり、健常者が運転する場合は、通常のシフトレバー操作で運転が可能となる車両用のシフト装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の要旨とするところは、(a)複数のシフト位置の何れかにシフトレバーを位置させることにより自動変速機に設定された複数のシフトレンジの何れかを選択できるとともに、前記シフトレバーによりアクセル操作およびブレーキ操作を可能とした車両用シフト装置であって、(b)障がい者用の第1のモードと健常者用の第2のモードを有し、(c)前記第1のモードでは、アクセル操作位置およびブレーキ操作位置を設定するとともに、前記第1のモードにおいて設定された前記複数のシフト位置の表示と前記アクセル操作位置および前記ブレーキ操作位置の表示とをシフト表示部に表示し、前記シフトレバーを前記アクセル操作位置に向けて操作させることで前記アクセル操作を可能とするとともに、前記シフトレバーを前記ブレーキ操作位置に向けて操作させることで前記ブレーキ操作を可能とし、(d)前記第2のモードでは、前記アクセル操作位置および前記ブレーキ操作位置を設定することなく、前記複数のシフト位置を設定し、前記第2のモードにおいて設定された前記複数のシフト位置の表示を前記シフト表示部に表示し、前記シフトレバーによる前記アクセル操作および前記ブレーキ操作を不可とすることにある。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、前記第1のモードでは、前記シフトレバーにアクセル操作位置およびブレーキ操作位置を設定するとともに、前記第1のモードにおいて設定された前記複数のシフト位置の表示と前記アクセル操作位置および前記ブレーキ操作位置の表示とをシフト表示部に表示し、前記シフトレバーを前記アクセル操作位置に向けて操作させることで前記アクセル操作を可能とするとともに、前記シフトレバーを前記ブレーキ操作位置に向けて操作させることで前記ブレーキ操作を可能とし、前記第2のモードでは、前記シフトレバーに前記アクセル操作位置および前記ブレーキ操作位置を設定することなく、前記複数のシフト位置を設定し、前記第2のモードにおいて設定された前記複数のシフト位置の表示を前記シフト表示部に表示し、前記シフトレバーによる前記アクセル操作および前記ブレーキ操作を不可とする。これにより、前記障がい者が運転する場合は、前記障がい者向けのシフトレバー操作で運転が可能であり、健常者が運転する場合は、通常のシフトレバー操作で運転が可能となる車両用のシフト装置が提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明が適用される車両の概略構成を説明する図であると共に、車両における各種制御の為の制御機能及び制御系統の要部を説明する図である。
図1のシフト装置の、障がい者モードと健常者モードとの作動の違いを説明する図である。
図1のシフト装置が備える電子制御装置の制御において、障がい者モードと健常者モードとを設定する場合の制御作動を説明するフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施例を図面を参照して詳細に説明する。
【実施例】
【0010】
図1は、本発明が適用される車両10の概略構成を説明する図であり、また、車両10における各種制御の為の制御機能及び制御系統の要部を説明する図である。車両10は、動力源としてのエンジン12と、自動変速機18と、伝達機構20(出力軸、プロペラシャフト、終減速装置、左右のドライブシャフト等)と、駆動輪14と、を備えている。
(【0011】以降は省略されています)

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