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公開番号2025073475
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-13
出願番号2023184313
出願日2023-10-26
発明の名称貨幣処理装置
出願人グローリー株式会社
代理人個人,個人
主分類B65H 43/04 20060101AFI20250502BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】搬送路からのジャム貨幣の取り出しがスムーズに行え、係員の負担を減らせ得る貨幣処理装置を提供する。
【解決手段】紙幣処理装置1は、紙幣を一枚ずつ繰り出す繰出部200と、搬送路を有し、繰出部200により繰り出された貨幣を搬送路により搬送する搬送部700と、搬送路での紙幣のジャムを検出するジャム検出部751、754~757、800と、制御部51と、を備える。制御部51は、ジャム検出部751、754~757、800により検出されたジャムを解消させるための第1の処理と、第1の処理によりジャムが解消した後の紙幣を、搬送部700により、搬送路におけるジャムが検出された位置と関係しない特定の領域(第2搬送路723、第3搬送路733)に搬送する第2の処理と、を実行する。
【選択図】図8
特許請求の範囲【請求項1】
貨幣を一枚ずつ繰り出す繰出部と、
搬送路を有し、前記繰出部により繰り出された貨幣を前記搬送路により搬送する搬送部と、
前記搬送路での貨幣のジャムを検出するジャム検出部と、
制御部と、を備え、
前記制御部は、
前記ジャム検出部により検出されたジャムを解消させるための第1の処理と、
前記第1の処理によりジャムが解消した後の貨幣を、前記搬送部により、前記搬送路におけるジャムが検出された位置と関係しない特定の領域に搬送する第2の処理と、を実行する、
ことを特徴とする貨幣処理装置。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
請求項1に記載の貨幣処理装置において、
前記制御部は、前記第2の処理の後に、前記特定の領域へのアクセスを可能にするための第3の処理を実行する、
ことを特徴とする貨幣処理装置。
【請求項3】
請求項1または2に記載の貨幣処理装置において、
前記制御部は、前記第1の処理の後に、ジャムが解消した後の貨幣を、前記搬送部により、前記搬送路の外に設けられた搬送先部に搬送する第4の処理を実行し、
前記第4の処理により前記搬送先部に貨幣を搬送できなかった場合に、前記第2の処理を実行する、
ことを特徴とする貨幣処理装置。
【請求項4】
請求項1に記載の貨幣処理装置において、
前記搬送路は、主路と当該主路から分岐する分岐路を有する分岐有搬送路と、前記分岐路を有しない分岐無搬送路とを含み、
前記分岐無搬送路が前記特定の領域とされる、
ことを特徴とする貨幣処理装置。
【請求項5】
請求項1に記載の貨幣処理装置において、
前記繰出部から繰り出された貨幣が収納される収納部を、さらに備え、
前記搬送路は、前記繰出部側に位置する繰出側搬送路と、前記収納部側に位置する収納側搬送路と、前記繰出側搬送路と前記収納側搬送路の間に位置する中間搬送路と、を含み、
前記中間搬送路が前記特定の領域とされる、
ことを特徴とする貨幣処理装置。
【請求項6】
請求項1に記載の貨幣処理装置において、
前記搬送部が内装された筐体を、さらに備え、
前記搬送部は、前記特定の領域が内部に設けられた搬送路部材を含み、
前記搬送路部材は、当該搬送路部材が前記筐体の外部に開放された状態となったときに一つの動作により前記特定の領域に存在する貨幣を取り出せる構成を有する、
ことを特徴とする貨幣処理装置。
【請求項7】
請求項1に記載の貨幣処理装置において、
貨幣には、紙幣が含まれ、
前記特定の領域は、紙幣の搬送方向と直交する幅方向の寸法が当該幅方向の紙幣の寸法よりも小さい幅狭部を有し、
紙幣の前記幅方向の端部が、前記幅狭部からはみ出す、
ことを特徴とする貨幣処理装置。
【請求項8】
請求項7に記載の貨幣処理装置において、
前記搬送部は、前記特定の領域が内部に設けられた搬送路部材を含み、
前記搬送路部材の側面部の一部が前記幅方向に凹むことにより、前記幅狭部が形成され、
紙幣の前記幅方向の端部における前記搬送方向の一部が、前記幅狭部からはみ出す、
ことを特徴とする貨幣処理装置。
【請求項9】
請求項1に記載の貨幣処理装置において、
貨幣には、紙幣が含まれ、
前記搬送部は、前記搬送路により紙幣を搬送するための搬送機構を有し、
搬送機構は、紙幣の両面を挟み込むことによりグリップ力を発生させ、当該グリップ力により紙幣を前記搬送路に保持し、
前記特定の領域での前記グリップ力が、前記搬送路の他の領域での前記グリップ力よりも弱い、
ことを特徴とする貨幣処理装置。
【請求項10】
請求項9に記載の貨幣処理装置において、
前記特定の領域は、水平方向に延びる、
ことを特徴とする貨幣処理装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、貨幣処理装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
ジャム検出手段によって搬送路上における搬送物のジャムが検出されると搬送手段の駆動を停止させる貨幣入出金機が特許文献1に記載されている。この貨幣入出金機では、搬送手段の駆動停止後、操作者が搬送路におけるジャムの発生箇所に対応する搬送路開放構造部を開放して、ジャム紙幣を取り除く。
【0003】
さらに、ジャムの位置から直近の、搬送路センサが設けられた紙幣搬送路中の箇所を再移動可能位置とし、ジャムの位置から再移動可能位置にジャムした紙幣を一旦移動させて、ジャムを解消させるようにした自動取引装置が、特許文献2に記載されている。この自動取引装置では、再移動可能位置に移動した紙幣は、不良券を収容するリジェクト部に回収される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2005-200118号公報
特開2019-109644号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
貨幣のジャムは、搬送路の中の様々な箇所で発生し得る。特許文献1の貨幣入出金機では、ジャムを起こした貨幣(以下、「ジャム貨幣」と称する)を取り出す際、常に、その時々で異なり得るジャムの発生箇所にアクセスしなければならない。このため、機器の扱いに不慣れな係員が、ジャム貨幣の取り出しを行う場合には、スムーズな取り出しが行えず、係員の大きな負担となる虞かある。
【0006】
近年、貨幣処理装置が、スーパー等の小売店に設置されるセルフレジやセミセルフレジに釣銭機として利用される場合やコンビニエンスストアに設置される現金自動預け払い機(ATM)に利用される場合が増えており、機器に扱い不慣れな者によりジャム紙幣の取り出しが行われやすくなっている。
【0007】
そこで、貨幣処理装置において、ジャムの発生位置によらず、当該発生位置と関係しない搬送路の特定の領域にアクセスすることでジャム貨幣の取り出しを行うことが極力できれば、機器の扱いに不慣れな者でも、スムーズな貨幣の取り出しが行えやすくなる。
【0008】
特許文献2の自動取引装置では、ジャムを起こした紙幣は、ジャムの解消後に搬送路の外のリジェクト部に回収される。しかしながら、リジェクト部に行きつく前に再びジャムが発生して搬送路の中に紙幣が残った場合、この紙幣は搬送路の中の特定の領域には移動されない。よって、係員が搬送路の特定の領域にアクセスすることで紙幣を取り出すようなことはできない。
【0009】
かかる課題に鑑み、本発明は、搬送路からのジャム貨幣の取り出しがスムーズに行え、係員の負担を減らせ得る貨幣処理装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明の主たる態様は、貨幣処理装置に関する。本態様に係る貨幣処理装置は、貨幣を一枚ずつ繰り出す繰出部と、搬送路を有し、前記繰出部により繰り出された貨幣を前記搬送路により搬送する搬送部と、前記搬送路での貨幣のジャムを検出するジャム検出部と、制御部と、を備える。ここで、前記制御部は、前記ジャム検出部により検出されたジャムを解消させるための第1の処理と、前記第1の処理によりジャムが解消した後の貨幣を、前記搬送部により、前記搬送路におけるジャムが検出された位置と関係しない特定の領域に搬送する第2の処理と、を実行する。
ことを特徴とする貨幣処理装置。
(【0011】以降は省略されています)

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