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公開番号2025073596
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-13
出願番号2023184519
出願日2023-10-27
発明の名称原料照合システム及び原料照合方法
出願人株式会社日立製作所
代理人ポレール弁理士法人
主分類B29C 31/00 20060101AFI20250502BHJP(プラスチックの加工;可塑状態の物質の加工一般)
要約【課題】樹脂成形品に含まれる原料の比率を科学的に証明し、最終製品の来歴情報として管理する。
【解決手段】2種類以上の原料から作製される樹脂成形品の品質を管理するために用いる原料照合システムであって、2種類以上の原料の分析結果のデータを含む原料データを取得する原料データ取得部と、樹脂成形品の材料分析データを取得する材料分析データ取得部と、原料データ及び材料分析データに基づいて所定の演算処理を行う演算処理部と、を備え、演算処理部は、原料データに含まれる原料配合比率と材料分析データに含まれる材料含有比率とを照合し、樹脂成形品の仕様の範囲に入っているかを判定する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
2種類以上の原料から作製される樹脂成形品の品質を管理するために用いるシステムであって、
前記2種類以上の原料の分析結果のデータを含む原料データを取得する原料データ取得部と、
前記樹脂成形品の材料分析データを取得する材料分析データ取得部と、
前記原料データ及び前記材料分析データに基づいて所定の演算処理を行う演算処理部と、を備え、
前記演算処理部は、前記原料データに含まれる原料配合比率と前記材料分析データに含まれる材料含有比率とを照合し、前記樹脂成形品の仕様の範囲に入っているかを判定する、原料照合システム。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記2種類以上の原料の少なくとも1種類が再生材である、請求項1記載の原料照合システム。
【請求項3】
データベースを更に備え、
前記データベースは、前記原料データを含む製造データを、前記演算処理部が照合して得られた結果と関連づけて保存する、請求項1記載の原料照合システム。
【請求項4】
データベースを更に備え、
前記データベースは、前記材料分析データを含む製品データを、前記演算処理部が照合して得られた結果と関連づけて保存する、請求項1記載の原料照合システム。
【請求項5】
前記材料含有比率が、予め定めた前記樹脂成形品の前記仕様の範囲外である場合には、前記樹脂成形品の製造機器に対して製造を停止させる信号を送信する、請求項1記載の原料照合システム。
【請求項6】
2種類以上の原料から作製される樹脂成形品の品質を管理するために用いる方法であって、
原料データ取得部が、前記2種類以上の原料の分析結果のデータを含む原料データを取得する工程と、
材料分析データ取得部が、前記樹脂成形品の材料分析データを取得する工程と、
演算処理部が、前記原料データ及び前記材料分析データに基づいて所定の演算処理を行う工程と、を含み、
前記演算処理は、前記原料データに含まれる原料配合比率と前記材料分析データに含まれる材料含有比率とを照合し、前記樹脂成形品の仕様の範囲に入っているかを判定する工程を含む、原料照合方法。
【請求項7】
前記2種類以上の原料の少なくとも1種類が再生材である、請求項6記載の原料照合方法。
【請求項8】
データベースが、前記原料データを含む製造データを、前記演算処理部が照合して得られた結果と関連づけて保存する工程を更に含む、請求項6記載の原料照合方法。
【請求項9】
データベースが、前記材料分析データを含む製品データを、前記演算処理部が照合して得られた結果と関連づけて保存する工程を更に含む、請求項6記載の原料照合方法。
【請求項10】
前記材料含有比率が、予め定めた前記樹脂成形品の前記仕様の範囲外である場合には、前記樹脂成形品の製造機器に対して製造を停止させる信号を送信する工程を更に含む、請求項6記載の原料照合方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、原料照合システム及び原料照合方法に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
近年、人工知能(AI)や機械学習の技術の発達に伴い、様々な分野で自動化が進められている。品質管理の分野においても、自動的で正確に処理する技術が進展している。
【0003】
特許文献1には、自動で調剤を行うことが可能となる調剤システム等を提供することを目的として、処方箋情報に基づいて調剤材料を準備し、準備した調剤材料を用いた調剤を行い、調剤部で調剤された薬剤の発送の準備を行う調剤システムであって、処方箋情報に基づく薬剤の重量と調剤された薬剤の重量とから、調剤された薬剤の正確性を検証するものが開示されている。
【0004】
特許文献2には、射出成形の品質の向上を目的として、計算機を用いて、成形品の品質に関する品質パラメータの目標値と材料特性値と所定の関係式とに基づいて、樹脂材料を用いた射出成形の射出成形条件を生成する射出成形条件生成システムであって、所定の関係式は、樹脂材料の材料特性値と、射出成形機へ入力する複数の射出成形条件と、材料特性値および各射出成形条件に基づいて射出成形機で成形される成形品の品質に関する品質パラメータとの関係を示す式であり、樹脂材料の材料特性値と射出成形条件と品質パラメータとが紐付けられてメモリに蓄積されたデータを基にして生成されるものが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2022-124444号公報
特開2022-141495号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
射出成形機を用いて樹脂成形品を製造する場合、原料である再生材及びバージン材の樹脂ペレットを調合した後、溶融し、撹拌し、金型に射出して成形する。この場合において、実際に連続して製造される樹脂成形品のそれぞれに含まれる再生材とバージン材との比率(製品データに含まれるデータ)は、調合の際における再生材及びバージン材の投入量のばらつき、溶融前の混合が不十分である場合のむら等が要因となって、射出成形機に投入される原料の再生材とバージン材との比率(製造データに含まれるデータ)と一致しない場合がある。このため、樹脂成形品における再生材の使用量(含有率)を製造データのみで証明することは難しい。重量など簡易に取得できるデータだけでは、再生材の含有率を科学的に証明することは難しい。
【0007】
このため、再生材の含有率について、第三者機関に依頼して証明書の発行を受ける場合がある。しかしながら、この場合、証明書の発行には、時間とコストを要する。
【0008】
特許文献1においては、調剤された薬剤が品質管理の対象である。
【0009】
特許文献2においては、適切な射出成形条件により射出成形の品質向上を図っている。
【0010】
本開示の目的は、樹脂成形品に含まれる原料の比率を科学的に証明し、最終製品の来歴情報として管理することにある。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

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