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公開番号2025073631
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-13
出願番号2023184580
出願日2023-10-27
発明の名称遠隔画像診断総合支援装置、遠隔画像診断総合支援方法及びプログラム
出願人株式会社ドクターバンク
代理人個人
主分類G16H 30/00 20180101AFI20250502BHJP(特定の用途分野に特に適合した情報通信技術)
要約【課題】情報の秘匿性を保ちつつ、より多くの医師が読影医として医療に参加できる遠隔画像診断総合支援装置、方法及びプログラムを提供する。
【解決手段】遠隔画像診断総合支援システム1において、サービス提供サイトを構成する各種サーバの1又は2以上である医用画像の読影を外部に依頼する遠隔画像診断総合支援装置は、依頼者から読影の依頼を受け付け、依頼者による決済を実行して読影レポートをアップロードした受注者への振込を実行し、秘匿性の高い情報をセキュアに格納するための格納領域を作成し、そのアクセス権を依頼者へ付与して格納領域のアドレスを通知するとともに、格納領域へのアクセス権を受注者へ付与して格納領域のアドレスを受注者へ通知し、依頼者がアップロードした依頼情報を格納領域へ格納し、依頼情報を受注者へダウンロードするとともに、アップロードした読影レポートを格納領域へ格納し、読影レポートをダウンロードする。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
所定のネットワークを介して外部にDICOM(Digital Imaging and Communication in Medicine)形式の医用画像の読影を依頼する遠隔画像診断総合支援装置であって、
依頼者から読影の前記依頼を受け付ける依頼受付部と、
前記依頼に対して前記依頼者による決済を実行するとともに、前記依頼に対する成果物である読影レポートをアップロードした受注者への振込を実行する決済処理部と、
前記医用画像を含む秘匿性の高い依頼情報をセキュアに格納するための格納領域を前記所定のネットワーク上に作成する格納領域作成部と、
前記格納領域へのアクセス権を前記依頼者へ付与し、前記格納領域へアクセスするためのアドレスを当該依頼者へ通知するとともに、前記格納領域へのアクセス権を前記依頼を受注した前記受注者へ付与し、前記格納領域へアクセスするための前記アドレスを当該受注者へ通知するアクセス権付与部と、
前記依頼者がアップロードした前記依頼情報を前記格納領域へ格納し、前記格納領域内の前記依頼情報を前記受注者からの要求に応じて当該受注者へダウンロードするとともに、前記受注者がアップロードした前記医用画像に関する前記読影レポートを前記格納領域へ格納し、前記格納領域内の前記読影レポートを前記依頼者からの要求に応じて当該依頼者へダウンロードする格納情報管理部と
を備える遠隔画像診断総合支援装置。
続きを表示(約 2,400 文字)【請求項2】
前記医用画像は、レントゲン画像(エックス線画像)、CT(Computed Tomography)画像、PET(Positron Emission Tomography)-CT画像、MRI(Magnetic Resonance Imaging)画像、エコー画像、内視鏡画像、心電図、及び、病理画像のうちの少なくとも1つを含む請求項1に記載の遠隔画像診断総合支援装置。
【請求項3】
前記格納情報管理部は、前記依頼者がアップロードした前記依頼情報をランダムに発生した第1パスワードを用いて暗号化した後に前記格納領域へ格納するとともに前記第1パスワードを前記受注者へ通知し、前記受注者がアップロードした前記読影レポートをランダムに発生した第2パスワードを用いて暗号化した後に前記格納領域へ格納するとともに前記第2パスワードを前記依頼者へ通知する請求項1に記載の遠隔画像診断総合支援装置。
【請求項4】
前記依頼者によって前記依頼に対する前記決済が実行された場合、前記依頼者へ領収書を発行する領収書発行部をさらに備える請求項1に記載の遠隔画像診断総合支援装置。
【請求項5】
前記依頼者に関して前記決済を実行するための支払い情報を含む第1情報を予め管理するとともに、前記受注者に関して前記振込を実行するための振込先情報を含む第2情報を予め管理するユーザ管理部をさらに備え、
前記決済処理部は、前記ユーザ管理部で管理されている前記支払い情報を用いて前記依頼者による前記決済を実行し、前記ユーザ管理部で管理されている前記振込先情報を用いて前記受注者への前記振込を実行する
請求項1に記載の遠隔画像診断総合支援装置。
【請求項6】
前記決済処理部は、
前記依頼者が所定の期間内に発注した1以上の依頼の件数を管理し、前記所定の期間内に前記依頼者が発注した前記1以上の依頼の金額をまとめて当該依頼者へ請求し、
前記受注者が所定の期間内に受注した1以上の依頼の件数を管理し、前記所定の期間内に前記受注者が受注した前記1以上の依頼の金額をまとめて当該受注者へ振り込む
請求項1に記載の遠隔画像診断総合支援装置。
【請求項7】
複数の受注候補者へ前記依頼があったことを通知し、当該複数の受注候補者で最初に受注を承認した受注候補者を前記受注者として決定する情報格納通知部をさらに備える請求項1に記載の遠隔画像診断総合支援装置。
【請求項8】
複数の受注候補者の優先順位を決定し、前記優先順位の高い受注候補者から順に前記依頼があったことを通知し、最初に受注を承認した受注候補者を前記受注者として決定する情報格納通知部をさらに備える請求項1に記載の遠隔画像診断総合支援装置。
【請求項9】
所定のネットワークを介して外部にDICOM(Digital Imaging and Communication in Medicine)形式の医用画像の読影を依頼する遠隔画像診断総合支援方法であって、
依頼者から読影の前記依頼を受け付け、
前記依頼に対して前記依頼者による決済を実行し、
前記医用画像を含む秘匿性の高い依頼情報をセキュアに格納するための格納領域を前記所定のネットワーク上に作成し、
前記格納領域へのアクセス権を前記依頼者へ付与し、
前記格納領域へアクセスするためのアドレスを前記依頼者へ通知し、
前記依頼者がアップロードした前記依頼情報を前記格納領域へ格納し、
前記格納領域へのアクセス権を前記依頼を受注した受注者へ付与し、
前記格納領域へアクセスするための前記アドレスを前記受注者へ通知し、
前記格納領域内の前記依頼情報を前記受注者からの要求に応じて当該受注者へダウンロードし、
前記受注者がアップロードした前記医用画像に関する読影レポートを前記格納領域へ格納し、
前記読影レポートをアップロードした前記受注者への振込を実行し、
前記格納領域内の前記読影レポートを前記依頼者からの要求に応じて当該依頼者へダウンロードする
ことを含む遠隔画像診断総合支援装置。
【請求項10】
所定のネットワークを介して外部にDICOM(Digital Imaging and Communication in Medicine)形式の医用画像の読影を依頼するプロセッサを機能させるためのプログラムであって、
依頼者から読影の前記依頼を受け付ける処理と、
前記依頼に対して前記依頼者による決済を実行する処理と、
前記医用画像を含む秘匿性の高い依頼情報をセキュアに格納するための格納領域を前記所定のネットワーク上に作成する処理と、
前記格納領域へのアクセス権を前記依頼者へ付与する処理と、
前記格納領域へアクセスするためのアドレスを前記依頼者へ通知する処理と、
前記依頼者がアップロードした前記依頼情報を前記格納領域へ格納する処理と、
前記格納領域へのアクセス権を前記依頼を受注した受注者へ付与する処理と、
前記格納領域へアクセスするための前記アドレスを前記受注者へ通知する処理と、
前記格納領域内の前記依頼情報を前記受注者からの要求に応じて当該受注者へダウンロードする処理と、
前記受注者がアップロードした前記医用画像に関する読影レポートを前記格納領域へ格納する処理と、
前記読影レポートをアップロードした前記受注者への振込を実行する処理と、
前記格納領域内の前記読影レポートを前記依頼者からの要求に応じて当該依頼者へダウンロードする処理と
を前記プロセッサに実行させるためのプログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、遠隔画像診断総合支援装置、遠隔画像診断総合支援方法及びプログラムに関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
従来、レントゲン技術の発達、CT(Computed Tomography)やMRI(Magnetic Resonance Imaging)やPET(Positron Emission Tomography)などの技術の進歩や普及等に伴い、それらの医療用検査装置で撮影された画像(以下、医用画像)に基づいて患者を臨床診断する医師(以下、臨床医ともいう)にかかる負担が増加している。
【0003】
そのような状況に鑑み、近年では、臨床医が自己の負担を軽減し、且つ、より正確な診断を行うことを目的として、医用画像の読影を専門の医師(以下、読影医ともいう)に依頼するケースが増えてきている。
【0004】
通常、患者を直接診断する臨床医やこの臨床医が所属する医療機関等(以下、これらをまとめて依頼者ともいう)から読影医や読影専門会社等(以下、これらをまとめて受注者ともいう)へ読影を依頼する場合、年齢や性別や既往歴などの患者の個人情報が医用画像とともに受注者へ提供される。そのため、従来では、情報の秘匿性を考慮して、依頼者と受注者との間を専用回線で接続し、この専用回線を介して情報の受け渡しが行われていた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2023-102155号公報
特開2023-114242号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、依頼者と受注者とを専用回線で接続する従来のシステムでは、これから読影医として開業等をしようとする医師などにとって導入時の費用や導入後の維持費などの費用、導入後の作業の容易性などの面におけるハードルが高く、せっかく読影のためのスキルを持っていたとしても、多くの医師が積極的に読影医として医療に参加するというまでには至っていなかった。
【0007】
また、読影専門会社が窓口となって受注する場合では、読影専門会社において、各読影医への読影システムの頒布、各読影医への仕事の割り振り、依頼者に対する請求及び入金の確認、各読影医への給与の計算及び支払いなど、数多くの手間や中間コストが発生する。そのため、新規参入することに対するハードルが高く、より多くの医師が読影医として参加するための環境を整えることが難しかった。
【0008】
そこで本開示は、上記問題に鑑み成されたものであり、情報の秘匿性を保ちつつ、より多くの医師が読影医として医療に参加することを可能にする遠隔画像診断総合支援装置、遠隔画像診断総合支援方法及びプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本開示の一実施形態に係る遠隔画像診断総合支援装置は、所定のネットワークを介して外部に医用画像の読影を依頼する遠隔画像診断総合支援装置であって、依頼者から読影の依頼を受け付ける依頼受付部と、前記依頼に対して前記依頼者による決済を実行するとともに、前記依頼に対する成果物である読影レポートをアップロードした受注者への振込を実行する決済処理部と、前記医用画像を含む秘匿性の高い依頼情報をセキュアに格納するための格納領域を前記所定のネットワーク上に作成する格納領域作成部と、前記格納領域へのアクセス権を前記依頼者へ付与し、前記格納領域へアクセスするためのアドレスを当該依頼者へ通知するとともに、前記格納領域へのアクセス権を前記依頼を受注した前記受注者へ付与し、前記格納領域へアクセスするための前記アドレスを当該受注者へ通知するアクセス権付与部と、前記依頼者がアップロードした前記依頼情報を前記格納領域へ格納し、前記格納領域内の前記依頼情報を前記受注者からの要求に応じて当該受注者へダウンロードするとともに、前記受注者がアップロードした前記医用画像に関する前記読影レポートを前記格納領域へ格納し、前記格納領域内の前記読影レポートを前記依頼者からの要求に応じて当該依頼者へダウンロードする格納情報管理部とを備える。
【0010】
本開示の一実施形態に係る遠隔画像診断総合支援方法は、所定のネットワークを介して外部に医用画像の読影を依頼する遠隔画像診断総合支援方法であって、依頼者から読影の依頼を受け付け、前記依頼に対して前記依頼者による決済を実行し、前記医用画像を含む秘匿性の高い依頼情報をセキュアに格納するための格納領域を前記所定のネットワーク上に作成し、前記格納領域へのアクセス権を前記依頼者へ付与し、前記格納領域へアクセスするためのアドレスを前記依頼者へ通知し、前記依頼者がアップロードした前記依頼情報を前記格納領域へ格納し、前記格納領域へのアクセス権を前記依頼を受注した受注者へ付与し、前記格納領域へアクセスするための前記アドレスを前記受注者へ通知し、前記格納領域内の前記依頼情報を前記受注者からの要求に応じて当該受注者へダウンロードし、前記受注者がアップロードした前記医用画像に関する読影レポートを前記格納領域へ格納し、前記読影レポートをアップロードした前記受注者への振込を実行し、前記格納領域内の前記読影レポートを前記依頼者からの要求に応じて当該依頼者へダウンロードすることを含む。
(【0011】以降は省略されています)

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