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公開番号
2025073646
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-13
出願番号
2023184606
出願日
2023-10-27
発明の名称
印刷物確認用の共有システム、印刷物共有装置
出願人
TOPPANホールディングス株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
H04N
1/46 20060101AFI20250502BHJP(電気通信技術)
要約
【課題】遠隔地での印刷物の校正をより精度良く行う。
【解決手段】校正用の印刷物を、第1の場所と遠隔地とで共有する印刷物確認用の共有システムである。第1の場所のモニター1と遠隔地のモニター2とを、同じ色が表示されるように調整し、第1の場所に、載置台5と、載置台5に載置された校正用の印刷物10を撮像する撮像装置6と、光源7と、撮像装置による撮像環境を外光が入らない暗室状態とする暗室8と、を備え、少なくとも撮像の条件によって発生する光量ムラと色特性を補正するための変換情報20を予め有し、撮像装置の撮像により得られた校正用の印刷物10のrawデータを変換情報20に基づき補正を行い、その補正後のrawデータを修正可能な形式の画像データに変換してなる印刷物の画像データ10Aを、クラウド21に保存し、クラウド上で共有する。
【選択図】 図1
特許請求の範囲
【請求項1】
見本となる印刷物に対し色合わせを行った校正用の印刷物を、第1の場所のモニターと、上記第1の場所から離れた遠隔地に設けたモニターとで共有する、印刷物確認用の共有システムであって、
第1の場所のモニターと遠隔地のモニターとを、同じ色が表示されるように調整し、
上記第1の場所に、
上記校正用の印刷物を載置する載置台と、
上記載置台に載置された上記校正用の印刷物を撮像する撮像装置と、
上記撮像の際に、上記載置台に載置された上記校正用の印刷物を明るくする光源と、
上記撮像装置による撮像環境を、外光が入らない暗室状態とする暗室手段と、
を備え、
上記校正用の印刷物の撮像と同じ撮像条件で、光量ムラと色特性の補正用のシートを撮像して得たデータ情報から、少なくとも上記撮像の条件によって発生する光量ムラと色特性を補正するための変換情報を予め有し、
上記撮像装置の撮像により得られた上記校正用の印刷物のrawデータを、上記変換情報に基づき補正を行い、その補正後のrawデータを修正可能な形式の画像データに変換してなる印刷物の画像データを、クラウドに保存し、クラウド上で上記共有を可能とする、
ことを特徴とする印刷物確認用の共有システム。
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【請求項2】
上記撮像装置は、校正用の印刷物の真上から撮像を行い、上記光源は、校正用の印刷物の斜め側方から照明光を照射する、
ことを特徴とする請求項1に記載した印刷物確認用の共有システム。
【請求項3】
上記クラウドに保存する印刷物の画像データは、tiff、tif又はpdf形式に画像変換された画像データである、
ことを特徴とする請求項1に記載した印刷物確認用の共有システム。
【請求項4】
上記光源の色が、昼白色又は昼光色である、
ことを特徴とする請求項1に記載した印刷物確認用の共有システム。
【請求項5】
上記撮像装置は、上記載置台上での撮像範囲が300mmx300mm以上の画角である、
ことを特徴とする請求項1に記載した印刷物確認用の共有システム。
【請求項6】
上記色特性の補正のための印刷色の種類が400色以上である、
ことを特徴とする請求項1に記載した印刷物確認用の共有システム。
【請求項7】
請求項1~請求項6のいずれか1項に記載した印刷物確認用の共有システムに用いられる印刷物共有装置であって、
印刷物を載置する載置台と、
上記載置台に載置された上記校正用の印刷物を撮像する撮像装置と、
上記撮像の際に、上記載置台に載置された上記校正用の印刷物を明るくする光源と、
撮像環境を、外光が入らない暗室状態とする暗室と、
上記校正用の印刷物の撮像と同じ撮像条件で、光量ムラと色特性の補正用のシートを撮像して得たデータ情報から、少なくとも上記撮像の条件によって発生する光量ムラと色特性を補正するための変換情報を記憶した記憶部と、
上記撮像装置の撮像により得られた上記校正用の印刷物のrawデータを、上記変換情報に基づき補正を行う画像補正部と、
上記画像補正部で補正した画像データを修正可能な形式の画像データに変換する画像変換部と、
上記画像変換部が変換した画像データを、クラウドに移行する画像保存部と、
を備えることを特徴とする印刷物共有装置。
【請求項8】
上記光源による載置台上面での照度を400lx以上700lx以下とする、
ことを特徴とする請求項7に記載した印刷物共有装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、遠隔地においても色合わせ後の印刷物の校正確認を可能とするための、印刷物確認用の共有システム、及び印刷物共有装置に関する。本発明は、例えば、壁紙などの建装材や、パッケージ用の印刷物の校正に適用可能である。本発明は、印刷物の絵柄などの表示が細かい、つまり精密な場合に特に有効な技術である。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
壁紙やテーブル等に使用される木目絵柄や石目絵柄等の建装材用の絵柄を有する印刷物は、例えば、建装材の材料(フィルムやチタン紙など)の表面に絵柄が印刷されて、建装材として用いられる。
【0003】
ここで、顧客先から壁紙が欲しいという要望があった場合、従来は、営業担当者が実際の壁紙の一部を切り出したサンプル品(見本の印刷物)を例えば記録媒体に格納して携行し、記録媒体からサンプル品を読み出し顧客に見せていた。そして、営業担当者は、顧客が選定した絵柄に対して希望の色を聞き、その希望の色を基にデザイナーが色変換作業を実施し、尺角版(校正用の印刷物)を作成する。この作成された尺角版を顧客に見せ、この時点で問題がなければ尺角校正刷りを行い、本版を作成する。更に、この作成された本版を顧客に見せ、この時点で問題がなければ本版校正刷りを行い、建装材の量産を行う。
【0004】
しかし、必ずしも営業拠点と校正を行う拠点(依頼先)が同じであったり、2つの拠点が近くにあったりするわけではない。このため、上記の方法では、立ち合いのために校正拠点まで行く必要があった。また、顧客から修正があった場合は、その都度、校正拠点に行かねばならないため、時間とコストが掛かっていた。
【0005】
これに対し、遠隔地での印刷物の色調確認の方法として、例えば特許文献1に記載の方法がある。
【0006】
特許文献1では、印刷物と印刷物の見本とを同一照明下で撮像し、その撮像画像をメールによって、印刷物の色調を確認するための第2装置に送信し、同一性能の第1装置のモニターと第2装置のモニターとに、上記の印刷物と印刷物の見本との画像を表示し、第2装置側の立会人は、モニターに表示された印刷物画像と印刷見本画像とに基づいて印刷物の色調整を行う。そして、特許文献1には、これによって、立会い室と撮像室との間で色の認識のズレが生じることなく、印刷物の色調を印刷見本の色調に合わせるための色調整などの指示を遠隔地から的確に行うことができると記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2018-176546号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかし、印刷物を単純に撮像した画像は、撮像時の光源の向きなどの撮像条件によって、光量にムラがあったり、実物の印刷物と画像データとで印刷色が異なって見えたりする。このため、特許文献1の方法では、正確に印刷物の色調を撮像した画像となっていないおそれがある。
【0009】
また、見本となる印刷物の絵柄を、チタン紙などの基材に印刷するなどによる色合わせを施された印刷物は、色合わせによって、見本となる印刷物とは異なる調子感となっているおそれがある。
また、画像データをメールに添付して送信した場合、データを展開するソフトによっては、展開した画像に対し自動的に色補正が行われてしまうおそれがある。
【0010】
このように、特許文献1のような方法では、正しい色の画像データとなっている保証がなく、間違った色校正の確認や指示出しが行われるおそれがある。
(【0011】以降は省略されています)
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