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公開番号
2025075521
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-15
出願番号
2023186750
出願日
2023-10-31
発明の名称
画像読取装置
出願人
キヤノン電子株式会社
代理人
主分類
H04N
1/00 20060101AFI20250508BHJP(電気通信技術)
要約
【課題】搬送作業効率を落とすことなく異物を検知し、良質な画像を提供する。
【解決手段】原稿を載置する載置台と、載置台に設置された原稿を搬送する搬送路と、搬送路を搬送される原稿の幅を検出する原稿幅検出手段と、搬送路を搬送される原稿の画像を読み取る画像読取手段と、画像読取手段の読取結果から、画像読取手段と対向する位置に付着した異物を検知する異物検知手段とを備え、原稿幅検出手段で検出した原稿幅と異物検知手段が検出した異物位置に基づき、画像読取手段による画像読取制御を変更する。
【選択図】図13
特許請求の範囲
【請求項1】
原稿を載置する載置台と、
前記載置台に設置された原稿を搬送する搬送路と、
前記搬送路を搬送される原稿の幅を検出する原稿幅検出手段と、
前記搬送路を搬送される原稿の画像を読み取る画像読取手段と、
前記画像読取手段の読取結果から、前記画像読取手段と対向する位置に付着した異物を検知する異物検知手段と
を備え、
前記原稿幅検出手段で検出した原稿幅と前記異物検知手段が検出した異物位置に基づき、前記画像読取手段による画像読取制御を変更することを特徴とする画像読取装置。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記異物位置が前記原稿幅の範囲内である場合に、前記画像読取手段による画像読取制御を実行し、
前記異物位置が前記原稿幅の範囲外である場合に、前記画像読取手段による画像読取制御を実行せず、異物の付着を報知することを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
【請求項3】
前記異物検知手段が検知した異物位置を記憶しておく異物位置記憶手段と、
前記原稿幅検出手段が検出した原稿幅と、前記異物位置記憶手段が記憶した異物位置を比較する異物位置判定手段と
を備え、
前記異物検知手段は、前記画像読取手段の読取結果に対し、閾値を下回る輝度となる画素を特定することで前記異物を検知し、
前記閾値は、前記画像読取手段の読取結果における輝度値に基づいて設定されることを特徴とする請求項1または2に記載の画像読取装置。
【請求項4】
前記載置台に原稿が載置されたことを検知する検知手段を備え、
前記原稿幅検出手段は、前記検知手段が検知した原稿に対する原稿幅を検出することを特徴とする請求項1または2に記載の画像読取装置。
【請求項5】
前記画像読取手段を制御し、画像読み取り時の補正係数を決定する読取制御手段を備え、
前記異物位置判定手段が、前記原稿幅の範囲外に異物があると判断した場合、
前記読取制御手段は、前記補正係数を算出する際に、前記原稿幅の範囲外の領域の読み取り結果を利用せずに算出することを特徴とする請求項3に記載の画像読取装置。
【請求項6】
前記異物検知手段が該異物を検出する際の分解能を決定する異物検知分解能決定手段を備え、
前記異物検知分解能決定手段は、前記原稿幅検出手段が検出した原稿幅に応じて領域ごとに前記分解能を変更することを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
【請求項7】
前記載置台に設置された原稿束の幅方向の端部を規制する規制板と、
前記規制板の位置を検出する規制板位置検出手段と
を備え、
前記原稿幅検出手段は、
前記規制板位置検出手段が検出した規制板の位置から、前記載置台に配置された原稿の幅を検出することを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
【請求項8】
前記画像読取手段における読取条件の設定を受け付ける読取条件設定手段を備え、
前記原稿幅検出手段は、
前記読取条件設定手段によって設定された読取画像サイズから、前記載置台に配置された原稿の幅を決定することを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ドキュメントスキャナ、ファクシミリ、プリンタ、複写機等の自動搬送装置(ADF、Automatic Document Feeder)を備えた画像読取装置に関するものである。
続きを表示(約 1,700 文字)
【0002】
ADFは読取対象の原稿を1枚ずつ連続して搬送する画像読取装置であり、単独で又は複写機等に搭載されて用いられる。単独で用いられる場合は、読み取った原稿の画像がPCやタブレットに保存されるか、又は読み取った原稿の画像が外部のプリンタ等に出力される。また複写機に搭載されて用いられる場合は、読み取った原稿の画像が複写される。
【背景技術】
【0003】
画像読取装置の読取部において、照明部は、例えば列設された複数の発光素子を有しており、各発光素子の列が読取部による走査方向(主走査方向)に沿って配置され、各発光素子の光が透明コンタクトガラス板を介して原稿に照射される。または白色の発光素子が一つ構成されており、導光体を使用して走査方向(主走査方向)に沿って光が均一に照射されるよう構成されている。また発光素子がR,G,B各色の波長を発光する素子がそれぞれ構成されている。
【0004】
読取部は、主走査方向に沿って配置されたCIS又はCCD等のイメージセンサを有しており、原稿で反射された光が透明コンタクトガラス板を介して集光レンズによって集光されてイメージセンサに入射し、イメージセンサにより原稿が読取られる。
【0005】
主走査方向に沿って配置されたCIS又はCCD等のイメージセンサはそれぞれの受光感度が異なるため、基準色部材を読み取った際に補正データを生成し、各画素の出力が均一になるよう調整される(シェーディング補正)。基準色部材は、例えばシェーディング補正用の白色基準部材である。この場合、照明部により透明コンタクトガラス板を介して白色基準部材を照明し、読取部により透明コンタクトガラス板を介して白色基準部材を読み取り、読取部の出力からイメージセンサの出力が安定するようシェーディング補正用データを生成する。
【0006】
ここで、自動原稿搬送装置(以後ADF)はその構造上、原稿を透明コンタクトガラスや白色基準部材の間に通すことから透明コンタクトガラス板の表面や基準色部材の表面に、紙粉やシールなどの粘着物等の異物が付着することがある。例えば、透明コンタクトガラス板に異物が付着した場合は、原稿が透明コンタクトガラス板を介して読み取られることから、透明コンタクトガラス板の異物が原稿と共に読み取られ、原稿の読取画像上で異物が副走査方向の線状に現れて、画像品質が低下する。
【0007】
また、基準色部材上に異物が付着した場合は、異物が基準色部材と共に読み取られて、シェーディング補正用データに誤差が生じ、やはり画像品質が低下する。ただし、原稿の読み取りに際しては、原稿により基準色部材が覆い隠されるので、基準色部材の異物が原稿と共に読み取られることはないが、透明コンタクトガラス又は、基準色部材上に異物が付着すると、正常な画像を読み取ることができなくなる。
【0008】
この問題を解決する方法として、原稿を読み取る前に、読取位置での異物や汚れの検知を行い、異物や汚れがあると検知した場合には警告表示を行い、ユーザーに読取位置の清掃を促すものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
特開2020-72396号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
しかしながら、このような画像読取装置では、読取位置の読取ガラス上に異物や汚れが付着すると警告表示を行い、ユーザーに読取位置の清掃を促すが、読取ガラス上のどの位置に異物や、汚れが存在しても検出した結果を警告してしまう。原稿読取範囲全域が異物検知範囲となってしまうと、読取原稿に対してあまり影響のない位置に異物があるにも関わらず、警告表示が行われてしまい、スキャン動作が一時停止してしまうなど使い勝手が悪くなってしまう。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)
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