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公開番号
2025073662
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-13
出願番号
2023184626
出願日
2023-10-27
発明の名称
乗降グリップ装置
出願人
三菱ふそうトラック・バス株式会社
代理人
個人
,
弁理士法人真田特許事務所
主分類
B60N
3/02 20060101AFI20250502BHJP(車両一般)
要約
【課題】乗降動作を補助するグリップ(把持部)とモニタ装置との配置を最適にする。
【解決手段】車両の内側又は外側を撮像する電子式撮像機器9と、電子式撮像機器9により撮像された画像情報を車両の乗員に向けて表示するための画像表示領域を有するモニタ装置14とを備えた車両において、車両内への乗り降り用の開口7Aから乗員が乗り降りするときの乗員の乗降動作を補助する乗降グリップ装置10であって、フロントピラー3Rに固定された固定部11と、固定部11から開口7Aの位置する後側へ向かって延設され、乗員が乗降動作に際し把持するための把持部12と、固定部11から車両内側へ向かって延設されるとともに車高方向に沿う縦フレーム13Aと固定部11から車両内側へ向かって延設されるとともに車幅方向に沿う横フレーム13Bとにより囲まれた面状領域13Cに、モニタ装置14を保持するフレーム部13と、を備えている。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
車両の内側又は外側を撮像可能な電子式撮像機器と、前記電子式撮像機器により撮像された画像情報を前記車両の乗員に向けて表示するための画像表示領域を有するモニタ装置とを備えた車両において、車両内への乗り降り用の開口から前記乗員が乗り降りするときの前記乗員の乗降動作を補助する乗降グリップ装置であって、
前記車両内で前記開口の前側に隣接して配置され且つ車高方向に延在しているフロントピラーに固定された固定部と、
前記固定部から前記開口の位置する後側へ向かって延設され、前記乗員が乗降動作に際し把持するための把持部と、
前記固定部から前記把持部に対して離隔する車両内側へ向かって延設されるとともに前記車高方向に沿う縦フレームと前記固定部から前記車両内側へ向かって延設されるとともに車幅方向に沿う横フレームとにより囲まれた面状領域に、前記モニタ装置を保持するフレーム部と、を備えた
ことを特徴とする乗降グリップ装置。
続きを表示(約 660 文字)
【請求項2】
前記乗員が前記車両へ乗り込むことを示す乗車情報に基づき、前記モニタ装置を所定態様で発光させる発光モードを実行する制御部を更に備えた
ことを特徴とする請求項1に記載の乗降グリップ装置。
【請求項3】
前記把持部は、前記フレーム部に保持された前記モニタ装置の指向角の範囲内に設けられている
ことを特徴とする請求項2に記載の乗降グリップ装置。
【請求項4】
前記把持部は、前記フレーム部に向かい合って配置された面が平坦状に面取りされた面取部をなす
ことを特徴とする請求項2に記載の乗降グリップ装置。
【請求項5】
前記制御部は、前記モニタ装置における前記画像表示領域のうち前記把持部側に位置する一部の領域を前記発光モードにより発光させる
ことを特徴とする請求項2に記載の乗降グリップ装置。
【請求項6】
前記制御部は、前記発光モードにおいて所定の模様からなる発光パターンを移動させながら表示する
ことを特徴とする、請求項5に記載の乗降グリップ装置。
【請求項7】
前記乗車情報は、前記開口を閉塞するドアの開錠を指示する開錠信号である
ことを特徴とする請求項2に記載の乗降グリップ装置。
【請求項8】
前記フレーム部は前記車両内の運転席から視て前記フロントピラーに少なくとも部分的に重複する位置に設けられている
ことを特徴とする請求項1に記載の乗降グリップ装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本件は、乗員が車両に乗り降りする乗降動作を補助するモニタ装置付きの乗降グリップ装置に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
自動車の技術が進むにつれ、バン、トラック、バスなどの車両においても車両内外の物体をカメラやレーダなどにより認知し、その情報に基づいて、車両に装備される装置を機能させる技術が普及している。
例えば、特許文献1には、デジタルカメラを用いたサイドミラーである電子サイドミラー装置が記載されている。この電子サイドミラー装置は、車両の前ドア前端外側に車両の側方を撮像するドアカメラを備えている。この電子サイドミラー装置では、ドアカメラによって撮像された映像を、プロジェクタ装置によりフロントウインドウやサイドウインドウ上に配設されたホログラフィック光学素子に投影している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2011-213186号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記特許文献1の技術では、ドアカメラによって撮像された映像をモニタ(確認)するために、車両内側の居住空間(車室、キャブ室)内にプロジェクタ装置を装備する必要がある。また、従来、車載カメラによって撮像された車両周囲の映像をキャブ室内に配置されたディスプレイ装置で確認する技術が知られる。
しかし、キャブ室内はスペースが狭いため、プロジェクタ装置やディスプレイ装置といった映像確認用のモニタ装置の配置位置の自由度が少ない。
【0005】
ところで、例えばトラックやワンボックスカーのように、キャブ前部にボンネットを備えておらず、前部の座席下方にエンジンルームが設けられた車両では、前部座席の地上高が高いことが多い。そこで、キャブ室内への乗員の乗降動作を補助するために、キャブ室内に乗降動作を補助するためのグリップを設ける場合がある。この場合、乗員はキャブ室内へ乗降する際、グリップ(把持部)を把持して体を支えることができる。
【0006】
上記のように、キャブ室内にグリップを設けた車両に対して電子サイドミラー装置を搭載する場合、グリップを有さない車両に比べてキャブ室内におけるモニタ装置の配置位置の制限がより厳しくなる。
このように、従来の技術では、グリップとモニタ装置とのレイアウトが考慮されていないため、グリップとモニタ装置との配置を最適にするうえで改善の余地がある。
【0007】
本件は、上記のような課題に鑑み創案されたものであり、乗降動作を補助するグリップ(把持部)とモニタ装置との配置を最適にすることができる、モニタ装置付きの乗降グリップ装置を提供することを目的の一つとする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本件は上記の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の態様又は適用例として実現できる。
【0009】
(1)本適用例に係る乗降グリップ装置は、車両の内側又は外側を撮像可能な電子式撮像機器と、前記電子式撮像機器により撮像された画像情報を前記車両の乗員に向けて表示するための画像表示領域を有するモニタ装置とを備えた車両において、車両内への乗り降り用の開口から前記乗員が乗り降りするときの前記乗員の乗降動作を補助する乗降グリップ装置であって、前記車両内で前記開口の前側に隣接して配置され且つ車高方向に延在しているフロントピラーに固定された固定部と、前記固定部から前記開口の位置する後側へ向かって延設され、前記乗員が乗降動作に際し把持するための把持部と、前記固定部から前記把持部に対して離隔する車両内側へ向かって延設されるとともに前記車高方向に沿う縦フレームと前記固定部から前記車両内側へ向かって延設されるとともに車幅方向に沿う横フレームとにより囲まれた面状領域に、前記モニタ装置を保持するフレーム部と、を備えている。
【0010】
このモニタ装置付きの乗降グリップ装置によれば、フロントピラーに固定された固定部に対して把持部とモニタ装置を保持するフレーム部とが一体的に延設されている。そのため、把持部とモニタ装置とをフロントピラーの周囲にまとめて効率的に配置することができる。よって、乗降動作を補助する把持部とモニタ装置との配置を最適にすることができる。その結果、車両内側の狭い居住空間を有効に活用することができる。
(【0011】以降は省略されています)
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