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公開番号2025073682
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-13
出願番号2023184668
出願日2023-10-27
発明の名称マイクロスピーカ及びイヤホン
出願人パナソニックIPマネジメント株式会社
代理人弁理士法人栄光事務所
主分類H04R 9/02 20060101AFI20250502BHJP(電気通信技術)
要約【課題】音質の調整と、音質のバラツキを抑制しながら従来構成に比べ厚みを薄くできるマイクロスピーカ及びイヤホンを提供する。
【解決手段】マイクロスピーカは、イヤホンの筐体内に組み込まれ、有底筒状のフレームと、フレームの開口部に設けられ、ドームの周縁にエッジを有する振動板と、振動板に同軸で固定される筒状のボイスコイルと、フレーム内に配置され、ボイスコイルと同軸のドーム下通気路を中心に有する環状のマグネットと、を備える。フレームは、マグネットを挟み振動板の反対側に形成される第1空室と、マグネットの外側で環状に形成される第2空室と、エッジに対向して開口する一端部と、一端部とは反対に設けられ第1空室に通じる他端部とを有するエッジ下通気路と、第1空室を第2空室に通じさせる第1通気路と、第2空室をフレーム外に開放する第2通気路と、を有する。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
イヤホンの筐体内に組み込まれるマイクロスピーカであって、
有底筒状のフレームと、
前記フレームの開口部に設けられ、ドームの周縁にエッジを有する振動板と、
前記振動板に同軸で固定される筒状のボイスコイルと、
前記フレーム内に配置され、前記ボイスコイルと同軸のドーム下通気路を中心に有する環状のマグネットと、を備え、
前記フレームは、
前記マグネットを挟み前記振動板の反対側に形成される第1空室と、
前記マグネットの外側で環状に形成される第2空室と、
前記エッジに対向して開口する一端部と、前記一端部とは反対に設けられ前記第1空室に通じる他端部とを有するエッジ下通気路と、
前記第1空室を前記第2空室に通じさせる第1通気路と、
前記第2空室を前記フレーム外に開放する第2通気路と、を有する、
マイクロスピーカ。
続きを表示(約 770 文字)【請求項2】
前記第1通気路と前記第2通気路とが、前記フレームの周方向における異なる位置に配置される、
請求項1に記載のマイクロスピーカ。
【請求項3】
前記第1通気路と前記第2通気路とが、空気抵抗を定めるメッシュ材を有する、
請求項1に記載のマイクロスピーカ。
【請求項4】
イヤホンの筐体内に組み込まれるマイクロスピーカであって、
有底筒状のフレームと、
前記フレームの開口部に設けられ、ドームの周縁にエッジを有する振動板と、
前記振動板に同軸で固定される筒状のボイスコイルと、
前記フレーム内に配置され、前記ボイスコイルと同軸のドーム下通気路を中心に有する環状のマグネットと、を備え、
前記フレームは、
前記マグネットを挟み前記振動板の反対側に形成される第3空室と、
前記マグネットの外側で環状に形成される第4空室と、
前記エッジに対向して開口する一端部と、前記一端部と反対側に設けられ前記第3空室に通じる他端部と、前記一端部と前記他端部との間に設けられ前記第4空室に通じる中間部とを有するエッジ下通気路と、
外周の一部分から半径方向外側に延出し、第5空室を有する突出部と、
前記第3空室を前記第5空室に通じさせる第3通気路と、
前記第5空室を前記フレーム外に開放する第4通気路と、を有する、
マイクロスピーカ。
【請求項5】
前記第3通気路と前記第4通気路とが、空気抵抗を定めるメッシュ材を有する、
請求項4に記載のマイクロスピーカ。
【請求項6】
請求項1~5のうちいずれか一項に記載のマイクロスピーカを備える、
イヤホン。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、マイクロスピーカ及びイヤホンに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
音質の調整と、音質のバラツキを抑制するスピーカユニット及びイヤホンが提案されている(例えば特許文献1参照)。このスピーカユニットは、イヤホンの筐体内に組み込まれるスピーカユニットであって、筒状のフレームと、音を発する振動板と、振動板に設けられたコイルの配線が接続される基板と、を備える。フレームの内側に空間が形成され、振動板及び基板は、フレームの内側に空間を挟んで配置される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-91463号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に開示されるスピーカユニット及びイヤホンでは、振動板と基板とが空間を挟んで配置される構造となっている。この空間を設けることにより、音質の調整と、音質のバラつきが抑制されている。ところが、この配置構造だと、振動板と基板との距離(言い換えると、スピーカユニットの厚み)が空間の大きさに依存して厚くなるという課題があった。つまり、振動版と基板とを空間を挟んで配置させることにより、スピーカユニットの小型化を困難にしていた。
【0005】
本開示は、上述した従来の事情に鑑みて案出され、音質の調整と、音質のバラツキを抑制しながら従来構成に比べ筐体の厚みを薄くできるマイクロスピーカ及びそのマイクロスピーカを備えるイヤホンを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示は、イヤホンの筐体内に組み込まれるマイクロスピーカであって、有底筒状のフレームと、前記フレームの開口部に設けられ、ドームの周縁にエッジを有する振動板と、前記振動板に同軸で固定される筒状のボイスコイルと、前記フレーム内に配置され、前記ボイスコイルと同軸のドーム下通気路を中心に有する環状のマグネットと、を備え、前記フレームは、前記マグネットを挟み前記振動板の反対側に形成される第1空室と、前記マグネットの外側で環状に形成される第2空室と、前記エッジに対向して開口する一端部と、前記一端部とは反対側に設けられ前記第1空室に通じる他端部とを有するエッジ下通気路と、前記第1空室を前記第2空室に通じさせる第1通気路と、前記第2空室を前記フレーム外に開放する第2通気路と、を有する、マイクロスピーカを提供する。
【0007】
本開示は、イヤホンの筐体内に組み込まれるマイクロスピーカであって、有底筒状のフレームと、前記フレームの開口部に設けられ、ドームの周縁にエッジを有する振動板と、前記振動板に同軸で固定される筒状のボイスコイルと、前記フレーム内に配置され、前記ボイスコイルと同軸のドーム下通気路を中心に有する環状のマグネットと、を備え、前記フレームは、前記マグネットを挟み前記振動板の反対側に形成される第3空室と、前記マグネットの外側で環状に形成される第4空室と、前記エッジに対向して開口する一端部と、前記一端部とは反対側に設けられ前記第3空室に通じる他端部と、前記一端部と前記他端部との間に設けられ前記第2空室に通じる中間部とを有するエッジ下通気路と、外周の一部分から半径方向外側に延出し、第5空室を有する突出部と、前記第3空室を前記第5空室に通じさせる第3通気路と、前記第5空室を前記フレーム外に開放する第4通気路と、を有する、マイクロスピーカを提供する。
【0008】
本開示は、マイクロスピーカを備える、イヤホンを提供する。
【発明の効果】
【0009】
本開示のマイクロスピーカによれば、音質の調整と、音質のバラツキを抑制しながら従来構成に比べ厚みを薄くできる。
【0010】
本開示のイヤホンによれば、挿入した外耳道から外部への突出量を従来構成に比べ小さく抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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