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公開番号2025073798
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-13
出願番号2023184870
出願日2023-10-27
発明の名称リターンスプリングの取付構造
出願人スズキ株式会社
代理人弁理士法人日誠国際特許事務所
主分類F16H 63/34 20060101AFI20250502BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】リターンスプリングの組付け作業の作業性を向上できるリターンスプリングの取付構造を提供すること。
【解決手段】リターンスプリング5の取付構造は、変速機ケース2に設けられ、パーキングギヤ3から離脱する方向にパーキングポール4を付勢するリターンスプリング5を有し、リターンスプリング5は、支持軸7が挿入される巻回部5Aと、巻回部5Aの巻き始端から外方に延び、先端部がパーキングポール4に係合する第1のアーム部5Bと、巻回部5Aの巻き終端から外方に延び、先端部がストッパ部7Aに係合する第2のアーム部5Cとを有する。支持軸7は、リターンスプリング5の巻回部5Aに挿入される軸部7Bと、軸部7Bから径方向に突出し第2のアーム部5Cの先端部が係合するストッパ部7Aとを有し、支持軸7は、変速機ケース2に形成された孔部2aに回動自在に挿入されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
変速機ケースに設けられ、パーキングギヤから離脱する方向にパーキングポールを付勢するリターンスプリングの取付構造であって、
前記リターンスプリングは、螺旋状に巻回され、支持軸が挿入される巻回部と、前記巻回部の巻き始端から外方に延び、先端部が前記パーキングポールに係合する第1のアーム部と、前記巻回部の巻き終端から外方に延び、先端部が前記支持軸のストッパ部に係合する第2のアーム部とを有し、
前記支持軸は、前記リターンスプリングの前記巻回部に挿入される軸部と、前記軸部から径方向に突出し前記第2のアーム部の先端部が係合する前記ストッパ部とを有し、
前記支持軸は、前記変速機ケースに形成された孔部に回動自在に挿入されていることを特徴とするリターンスプリングの取付構造。
続きを表示(約 230 文字)【請求項2】
前記変速機ケースは、回動規制部を有し、
前記回動規制部に前記ストッパ部が当接することにより、前記支持軸の回動が規制されることを特徴とする請求項1に記載のリターンスプリングの取付構造。
【請求項3】
前記回動規制部は、前記変速機ケースの壁部から突出する凸部を有し、
前記ストッパ部が前記凸部に当接することにより、前記支持軸の回動が規制されることを特徴とする請求項2に記載のリターンスプリングの取付構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、リターンスプリングの取付構造に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来、パーキングポールをパーキングギヤから離脱させるスプリングを備えたパーキング機構として、特許文献1に記載される自動変速機のパーキング機構が知られている。
【0003】
この自動変速機のパーキング機構は、パーキングギヤに係合する爪を有する爪付きポールがポールシャフトに回動自在に連結されており、爪付きポールの先端部近傍にはボルトによってケースに固定された支持プレートが設けられている。
【0004】
爪付きポールをパーキングギヤから離脱させる付勢力を発生するトーションスプリングは、ボルトとスペーサが挿入される巻回部(トーションスプリングの中心部)を有し、巻回部には前記ボルトが挿入されている。
【0005】
トーションスプリングの一端は支持プレートに固定されており、トーションプリングの他端は爪付きポールの係合面に係合している。これにより、トーションスプリングによって爪付きポールの爪がパーキングロックから離脱する方向に付勢される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特公平1-41534号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
従来の自動変速機のパーキング機構にあっては、トーションスプリングをケースに組付ける際に、巻回部にボルトをねじ込みながら、トーションスプリングを弾性変形させて、トーションスプリングの一端と他端とをそれぞれ支持プレートや爪付きポールの係合面に係合させる必要がある。
【0008】
このため、トーションスプリングの組付け作業が、注意を要する細かな作業でありトーションスプリングを弾性変形させるために力も必要な作業となり、トーションスプリングの組付け作業の作業性が悪化するという問題があった。
【0009】
本発明は、上記のような事情に着目してなされたものであり、リターンスプリングの組付け作業の作業性を向上できるリターンスプリングの取付構造を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明は、変速機ケースに設けられ、パーキングギヤから離脱する方向に前記パーキングポールを付勢するリターンスプリングの取付構造であって、前記リターンスプリングは、螺旋状に巻回され、支持軸が挿入される巻回部と、前記巻回部の巻き始端から外方に延び、先端部が前記パーキングポールに係合する第1のアーム部と、前記巻回部の巻き終端から外方に延び、先端部が前記支持軸のストッパ部に係合する第2のアーム部とを有し、前記支持軸は、前記リターンスプリングの前記巻回部に挿入される軸部と、前記軸部から径方向に突出し前記第2のアーム部の先端部が係合する前記ストッパ部とを有し、前記支持軸は、前記変速機ケースに形成された孔部に回動自在に挿入されていることを特徴とする。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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