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公開番号
2025073880
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-13
出願番号
2023185019
出願日
2023-10-27
発明の名称
加飾フィルム用粘着剤組成物および加飾フィルム
出願人
綜研化学株式会社
代理人
主分類
C09J
133/04 20060101AFI20250502BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約
【課題】本発明は、良好なリワーク性を有し、かつ、被着体を汚染しにくい加飾フィルム用粘着剤組成物および該加飾フィルム用粘着剤組成物を用いた加飾フィルムを提供することを課題としている。
【解決手段】ガラス転移温度が-20℃以下である(メタ)アクリル系ポリマー(A)と、 ガラス転移温度が-20℃を超えて30℃未満であるポリマー(B)を含む粘着剤組成物であって、前記ポリマー(B)が前記(メタ)アクリル系ポリマー(A)100質量部に対して0.1~100質量部含む加飾フィルム用粘着剤組成物。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
ガラス転移温度が-20℃以下である(メタ)アクリル系ポリマー(A)と、
ガラス転移温度が-20℃を超えて30℃未満であるポリマー(B)を含む粘着剤組成物であって、
前記ポリマー(B)が前記(メタ)アクリル系ポリマー(A)100質量部に対して0.1~100質量部含む
加飾フィルム用粘着剤組成物。
続きを表示(約 380 文字)
【請求項2】
前記(メタ)アクリル系ポリマー(A)を構成するモノマー全体におけるアルコキシアルキル(メタ)アクリレートに由来する構成単位が50質量%未満である、請求項1に記載の加飾フィルム用粘着剤組成物。
【請求項3】
前記ポリマー(B)が、窒素原子含有モノマーに由来する構成単位を含まないものである、請求項1に記載の加飾フィルム用粘着剤組成物。
【請求項4】
前記ポリマー(B)の数平均分子量(Mn)が13000~100000である、請求項1に記載の加飾フィルム用粘着剤組成物。
【請求項5】
請求項1~4のいずれか1項に記載の加飾フィルム用粘着剤組成物から形成された粘着剤層と、基材層とを有する加飾フィルム。
【請求項6】
真空圧空成形用である、請求項5に記載の加飾フィルム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、加飾フィルム用粘着剤組成物および該加飾フィルム用粘着剤組成物を用いた加飾フィルムに関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
昨今の揮発性有機化合物(VOC)削減の潮流により、各自動車メーカーでは外装塗装を、粘着剤層を有する加飾フィルムで代替する動きが活発である。この加飾フィルムに用いられる粘着剤の要求項目にリワーク性がある。リワーク性とは粘着加工した加飾フィルムを被着体に貼り付ける際に、位置ずれが発生した場合、容易に剥がすことができ、貼り直すことができる性能である。また、被着体を汚染することなく加飾フィルムを剥がすことができれば、洗浄することなく別の加飾フィルムを貼り合わせることができ、容易に異なる意匠性を付与することができる。
【0003】
特許文献1には、2種の特定のアクリル系ポリマーを含む粘着剤が、看板等の物品、建築物および車輌等の宣伝広告や装飾を目的として用いられる装飾粘着シート用の粘着剤として好適であり、これを用いた装飾シートが、使用後は糊残りせずに剥離できることが記載されている。具体的には、n-ブチルアクリレート70部、メチルアクリレート20部、2-エチルヘキシルアクリレート4部およびアクリル酸6部を共重合して得られた、Mwが91万、Tgが-39℃のアクリル系重合体75質量部と、アクリル系低分子量体25質量部と、エポキシ系硬化剤を含む粘着剤組成物から形成した粘着剤層を有する装飾粘着シートが、良好な屋外対候性を有し、オレフィン素材にも粘着性が良好であり、使用後に糊残りせず剥離し得ることが教示されている。しかしながら、このような粘着剤を用いたシートにおいても、リワーク性が不十分であるという問題があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第5434773号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、良好なリワーク性を有し、かつ、被着体を汚染しにくい加飾フィルム用粘着剤組成物および該加飾フィルム用粘着剤組成物を用いた加飾フィルムを提供することを課題としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明者らは、上記のような状況に鑑みて鋭意検討した結果、所定のTgを有する(メタ)アクリル系ポリマーと、所定のTgを有するポリマーを含む粘着剤組成物が、上記の課題を解決し得ることを見出して本発明を完成するに至った。
本発明は、例えば以下の〔1〕~〔6〕に関する。
【0007】
〔1〕ガラス転移温度が-20℃以下である(メタ)アクリル系ポリマー(A)と、ガラス転移温度が-20℃を超えて30℃未満であるポリマー(B)を含む粘着剤組成物であって、前記ポリマー(B)が前記(メタ)アクリル系ポリマー(A)100質量部に対して0.1~100質量部含む加飾フィルム用粘着剤組成物。
〔2〕前記(メタ)アクリル系ポリマー(A)を構成するモノマー全体におけるアルコキシアルキル(メタ)アクリレートに由来する構成単位が50質量%未満である、〔1〕に記載の加飾フィルム用粘着剤組成物。
〔3〕前記ポリマー(B)が、窒素原子含有モノマーに由来する構成単位を含まないものである、〔1〕または〔2〕に記載の加飾フィルム用粘着剤組成物。
〔4〕前記ポリマー(B)の数平均分子量(Mn)が13000~100000である、〔1〕~〔3〕に記載の加飾フィルム用粘着剤組成物。
〔5〕〔1〕~〔4〕のいずれか1項に記載の加飾フィルム用粘着剤組成物から形成された粘着剤層と、基材層とを有する加飾フィルム。
〔6〕真空圧空成形用である、〔5〕に記載の加飾フィルム。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、良好なリワーク性を有し、かつ、被着体を汚染しにくい加飾フィルム用粘着剤組成物および該加飾フィルム用粘着剤組成物を用いた加飾フィルムを提供することができる。本発明の加飾フィルム用粘着剤組成物は、加飾フィルムの粘着剤層に好適に用いることができ、これを用いた加飾フィルムは、リワーク性に優れ、被着体を汚染しにくいものとなる。本発明に係る加飾フィルムは、各種成形体の表面加飾に使用でき、自動車、列車等の車両内外装部品の加飾用途に特に好適に使用することができる。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明について具体的に説明する。
本発明において、アクリルおよびメタクリルを総称して「(メタ)アクリル」、アクリレートおよびメタクリレートを総称して「(メタ)アクリレート」とも記載する。また、本発明において、数値範囲を表すA~Bは、特に断りのない限り、A以上B以下を意味する。
【0010】
<加飾フィルム用粘着剤組成物>
本発明に係る加飾フィルム用粘着剤組成物(以下、「本組成物」ともいう。)は、(メタ)アクリル系ポリマー(A)、ポリマー(B)、および必要に応じてその他の成分を含有する組成物である。
(【0011】以降は省略されています)
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