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公開番号
2025073995
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-13
出願番号
2024146982
出願日
2024-08-28
発明の名称
加飾フィルム用粘着剤組成物および加飾フィルム
出願人
綜研化学株式会社
代理人
TRY国際弁理士法人
主分類
C09J
133/00 20060101AFI20250502BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約
【課題】本発明は、施工直後の密着性が良好で、耐久性に優れた加飾フィルム用粘着剤組成物および該加飾フィルム用粘着剤組成物を用いた加飾フィルムを提供することを課題としている。
【解決手段】カルボキシ基含有モノマーに由来する構成単位を1~20質量%含む(メタ)アクリル系ポリマー(A)と、ガラス転移温度が30~200℃であり、数平均分子量(Mn)が500~10000であるポリマー(B)を含む粘着剤組成物であって、前記ポリマー(B)を前記(メタ)アクリル系ポリマー(A)100質量部に対して0.1~100質量部含む加飾フィルム用粘着剤組成物。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
カルボキシ基含有モノマーに由来する構成単位を1~20質量%含む(メタ)アクリル系ポリマー(A)と、
ガラス転移温度が30~200℃であり、数平均分子量(Mn)が500~10000であるポリマー(B)を含む粘着剤組成物であって、
前記ポリマー(B)を前記(メタ)アクリル系ポリマー(A)100質量部に対して0.1~100質量部含む
加飾フィルム用粘着剤組成物。
続きを表示(約 390 文字)
【請求項2】
前記(メタ)アクリル系ポリマー(A)が、ホモポリマーのガラス転移温度が-55℃未満のアルキル(メタ)アクリレートに由来する構成単位を6.5~20質量%含む、請求項1に記載の加飾フィルム用粘着剤組成物。
【請求項3】
前記(メタ)アクリル系ポリマー(A)の重量平均分子量(Mw)が20万以上80万未満である、請求項1に記載の加飾フィルム用粘着剤組成物。
【請求項4】
前記ポリマー(B)がメチルメタクリレートに由来する構成単位を65質量%以上含むものである、請求項1に記載の加飾フィルム用粘着剤組成物。
【請求項5】
請求項1~4のいずれか1項に記載の加飾フィルム用粘着剤組成物から形成された粘着剤層と、基材層とを有する加飾フィルム。
【請求項6】
真空圧空成形用である、請求項5に記載の加飾フィルム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、加飾フィルム用粘着剤組成物および該加飾フィルム用粘着剤組成物を用いた加飾フィルムに関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
昨今の揮発性有機化合物(VOC)削減の潮流により、各自動車メーカーでは外装塗装を、粘着剤層を有する加飾フィルムで代替する動きが活発である。この加飾フィルムに用いられる粘着剤に求められる性能として、粘着加工した加飾フィルムを被着体に施工する際に、位置ずれが発生した場合、容易に貼り直すことができる点でタック(べたつき)が低いものが好まれる傾向にある。一方で、タックが低すぎると施工直後に剥がれを生じるため、適度な密着力を有することも求められている。特に寒冷地などの低温環境下では、タックが低くなるため、施工直後の密着力が不十分となりやすい。
【0003】
特許文献1には、特定のビニル重合体とアクリル系粘着性ポリマーを含む粘着剤層を備えた加飾フィルムが開示されている。また特許文献2には、カルボキシ基含有(メタ)アクリル系ポリマーと、金属基材から生じる金属イオンと金属錯体を形成し得るアミノ基を有する(メタ)アクリル系ポリマーとを含む感圧接着層と、アクリル樹脂フィルム層とを有する装飾フィルムが開示されている。これらの加飾フィルムあるいは装飾フィルムは、それぞれ長期間安定した接着力を有し、耐久性に優れたものであることが教示されている。
【0004】
しかしながら、施工直後の密着性が良好で、耐久性に優れた加飾フィルム用粘着剤は見出されていないのが実情であった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2019-112574号公報
特許第6574109号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、施工直後の密着性が良好で、耐久性に優れた加飾フィルム用粘着剤組成物および該加飾フィルム用粘着剤組成物を用いた加飾フィルムを提供することを課題としている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者らは、上記のような状況に鑑みて鋭意検討した結果、所定の構成単位を有する(メタ)アクリル系ポリマーと、所定のTgを有するポリマーを含む粘着剤組成物が、上記の課題を解決し得ることを見出して本発明を完成するに至った。
本発明は、例えば以下の〔1〕~〔6〕に関する。
【0008】
〔1〕カルボキシ基含有モノマーに由来する構成単位を1~20質量%含む(メタ)アクリル系ポリマー(A)と、ガラス転移温度が30~200℃であり、数平均分子量(Mn)が500~10000であるポリマー(B)を含む粘着剤組成物であって、前記ポリマー(B)を前記(メタ)アクリル系ポリマー(A)100質量部に対して0.1~100質量部含む加飾フィルム用粘着剤組成物。
〔2〕前記(メタ)アクリル系ポリマー(A)が、ホモポリマーのガラス転移温度が-55℃未満のアルキル(メタ)アクリレートに由来する構成単位を6.5~20質量%含む、〔1〕に記載の加飾フィルム用粘着剤組成物。
〔3〕前記(メタ)アクリル系ポリマー(A)の重量平均分子量(Mw)が20万以上80万未満である、〔1〕または〔2〕に記載の加飾フィルム用粘着剤組成物。
〔4〕前記ポリマー(B)がメチルメタクリレートに由来する構成単位を65質量%以上含むものである、〔1〕~〔3〕に記載の加飾フィルム用粘着剤組成物。
〔5〕〔1〕~〔4〕のいずれか1項に記載の加飾フィルム用粘着剤組成物から形成された粘着剤層と、基材層とを有する加飾フィルム。
〔6〕真空圧空成形用である、〔5〕に記載の加飾フィルム。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、施工直後の密着性が良好で、耐久性に優れた加飾フィルム用粘着剤組成物および該加飾フィルム用粘着剤組成物を用いた加飾フィルムを提供することができる。本発明の加飾フィルム用粘着剤組成物は、加飾フィルムの粘着剤層に好適に用いることができ、これを用いた加飾フィルムは、施工直後の密着性が良好で、耐久性に優れたものとなる。本発明に係る加飾フィルムは、各種成形体の表面加飾に使用でき、自動車、列車等の車両内外装部品の加飾用途に特に好適に使用することができる。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明について具体的に説明する。
本発明において、アクリルおよびメタクリルを総称して「(メタ)アクリル」、アクリレートおよびメタクリレートを総称して「(メタ)アクリレート」とも記載する。また、本発明において、数値範囲を表すA~Bは、特に断りのない限り、A以上B以下を意味する。
(【0011】以降は省略されています)
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