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公開番号2025073960
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-13
出願番号2024028816
出願日2024-02-28
発明の名称ポンプ式吐出器
出願人株式会社吉野工業所
代理人個人
主分類B65D 47/34 20060101AFI20250502BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】従来と同じようにして内容液を吐出することが可能であって、更にリサイクル性にも優れるポンプ式吐出器を提案する。
【解決手段】ポンプ式吐出器100は、ステム7aが進退移動することによって駆動するポンプと、吐出口12dを有するとともにステム7aに連結するヘッド12と、を備え、ヘッド12及びキャップの何れか一方に、ヘッド12及びキャップの何れか他方に向けて延出された延出部12eが設けられ、ヘッド12及びキャップの何れか他方に、ヘッド12をキャップに向けて前進させた際に延出部12eが外周面10fに接触して中心軸線Oに近づく向きに撓む内倒れ弾性片10eが設けられ、内倒れ弾性片10eの外周面10fは、根元部10gを起点として中心軸線Oと平行に延在する基準線BLに対し、根元部10gから先端部10hに向かうにつれて内周面10jから離れる向きに傾いている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
内容液を収容する容器の口部に装着されるキャップと、該キャップにより該口部に保持されステムが進退移動することによって駆動するポンプと、内容液を外界に吐出させる吐出口を有するとともに該ステムに連結するヘッドと、を備え、該ヘッドを該キャップに向けて移動させることによって該容器内の内容液を該吐出口から吐出させるポンプ式吐出器において、
前記ヘッド及び前記キャップの何れか一方に、該ヘッド及び該キャップの何れか他方に向けて延出された延出部が設けられ、
前記ヘッド及び前記キャップの何れか他方に、該ヘッドを該キャップに向けて前進させた際に前記延出部が外周面に接触して前記ステムの中心軸線に近づく向きに撓む内倒れ弾性片が設けられ、
前記内倒れ弾性片の前記外周面は、該内倒れ弾性片の根元部を起点として前記ステムの中心軸線と平行に延在する基準線に対し、該根元部から該内倒れ弾性片の先端部に向かうにつれて該内倒れ弾性片の内周面から離れる向きに傾いているポンプ式吐出器。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記外周面が前記基準線に対して傾く角度は、0°より大きく3°以下である請求項1に記載のポンプ式吐出器。
【請求項3】
前記ヘッドを前記キャップに向けて前進限まで前進させた際に前記延出部が前記外周面に接触するところを前進限接触点とする場合、
前記外周面は、前記延出部によって前記内倒れ弾性片が撓む前の状態において前記前進限接触点から前記基準線に沿って後側に1~3mmの範囲内に位置する変曲点を起点として、該変曲点から前記根元部に向かうにつれて前記内周面に近づく向きに傾く傾斜面を有する請求項1に記載のポンプ式吐出器。
【請求項4】
前記傾斜面が前記外周面に対して傾く角度は、2°以上5°以下である請求項3に記載のポンプ式吐出器。
【請求項5】
内容液を収容する容器の口部に装着されるキャップと、該キャップにより該口部に保持されステムが進退移動することによって駆動するポンプと、内容液を外界に吐出させる吐出口を有するとともに該ステムに連結するヘッドと、を備え、該ヘッドを該キャップに向けて移動させることによって該容器内の内容液を該吐出口から吐出させるポンプ式吐出器において、
前記ヘッド及び前記キャップの何れか一方に、該ヘッド及び該キャップの何れか他方に向けて延出された延出部が設けられ、
前記ヘッド及び前記キャップの何れか他方に、該ヘッドを該キャップに向けて前進させた際に前記延出部が内周面に接触して前記ステムの中心軸線から離れる向きに撓む外倒れ弾性片が設けられ、
前記外倒れ弾性片の前記内周面は、該外倒れ弾性片の根元部を起点として前記ステムの中心軸線と平行に延在する基準線に対し、該根元部から該外倒れ弾性片の先端部に向かうにつれて該外倒れ弾性片の外周面から離れる向きに傾いているポンプ式吐出器。
【請求項6】
前記内周面が前記基準線に対して傾く角度は、0°より大きく3°以下である請求項5に記載のポンプ式吐出器。
【請求項7】
前記ヘッドを前記キャップに向けて前進させた際に前記延出部が前記内周面に接触するところを前進限接触点とする場合、
前記内周面は、前記延出部によって前記外倒れ弾性片が撓む前の状態において前記前進限接触点から前記基準線に沿って後側に1~3mmの範囲内に位置する変曲点を起点として、該変曲点から前記根元部に向かうにつれて前記外周面に近づく向きに傾く傾斜面を有する請求項5に記載のポンプ式吐出器。
【請求項8】
前記傾斜面が前記内周面に対して傾く角度は、2°以上5°以下である請求項7に記載のポンプ式吐出器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ポンプ式吐出器に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
ポンプ式吐出器として、容器の口部に装着されるキャップと、キャップにより口部に保持されステムが進退移動することによって駆動するポンプと、ステムに連結するヘッドとを備え、ヘッドをキャップに向けて移動させることによって容器内の内容液をヘッドの吐出口から吐出させるものが既知である(例えば特許文献1参照)。
【0003】
このようなポンプ式吐出器の内部には、特許文献1に示されているように、キャップに向けて移動させたヘッドを初期位置に復帰させるためにコイルスプリングが設けられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2011-31950号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところでこのようなポンプ式吐出器は、大部分の部材は合成樹脂製であるものの、コイルスプリングは金属製である。このため使用後に廃棄するにあたって、このままの状態では樹脂品としてリサイクルすることができない。また一般にこの種のポンプ式吐出器では、通常の使用時において部材が外れてしまうことを避けるべく、例えば嵌合等によって部材同士は強固に固定されている。従って、ポンプ式吐出器を分解してコイルスプリングと他の部材とに分別するにも手間を要することとなる。
【0006】
本発明はこのような問題点を解決することを課題とするものであって、従来と同じようにして内容液を吐出することが可能であって、更にリサイクル性にも優れるポンプ式吐出器を提案することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、内容液を収容する容器の口部に装着されるキャップと、該キャップにより該口部に保持されステムが進退移動することによって駆動するポンプと、内容液を外界に吐出させる吐出口を有するとともに該ステムに連結するヘッドと、を備え、該ヘッドを該キャップに向けて移動させることによって該容器内の内容液を該吐出口から吐出させるポンプ式吐出器において、
前記ヘッド及び前記キャップの何れか一方に、該ヘッド及び該キャップの何れか他方に向けて延出された延出部が設けられ、
前記ヘッド及び前記キャップの何れか他方に、該ヘッドを該キャップに向けて前進させた際に前記延出部が外周面に接触して前記ステムの中心軸線に近づく向きに撓む内倒れ弾性片が設けられ、
前記内倒れ弾性片の前記外周面は、該内倒れ弾性片の根元部を起点として前記ステムの中心軸線と平行に延在する基準線に対し、該根元部から該内倒れ弾性片の先端部に向かうにつれて該内倒れ弾性片の内周面から離れる向きに傾いているポンプ式吐出器である。
【0008】
前記外周面が前記基準線に対して傾く角度は、0°より大きく3°以下であることが好ましい。
【0009】
前記ヘッドを前記キャップに向けて前進限まで前進させた際に前記延出部が前記外周面に接触するところを前進限接触点とする場合、
前記外周面は、前記延出部によって前記内倒れ弾性片が撓む前の状態において前記前進限接触点から前記基準線に沿って後側に1~3mmの範囲内に位置する変曲点を起点として、該変曲点から前記根元部に向かうにつれて前記内周面に近づく向きに傾く傾斜面を有することが好ましい。
【0010】
前記傾斜面が前記外周面に対して傾く角度は、2°以上5°以下であることが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)

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