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公開番号
2025074998
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-14
出願番号
2024187443
出願日
2024-10-24
発明の名称
検査用具及び検査キット
出願人
ライフトレック株式会社
代理人
個人
主分類
G01N
33/543 20060101AFI20250507BHJP(測定;試験)
要約
【課題】検出に高価で煩雑な装置が不必要であり、従来のクロマト利用型の検査キットに比して、より簡便に検出確認を行うことが可能な検査用具及びそれを含む検査キットを提供すること。
【解決手段】試料を吸収させるサンプルパッド、標識抗体が担持されているコンジュゲートパッド、メンブラン及び試料の逆流を防止する吸収パッドを有するクロマト本体と、該クロマト本体を収納するクロマト容器とを具備する検査用具であって、上記クロマト容器は、上記クロマト本体の表面側に観察開口を有し、上記観察開口に対応する位置に採光開口を有し、該採光開口から光を当てることで上記観察開口から標識抗体の発する光を確認可能に構成されていることを特徴とする検査用具。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
試料を吸収させるサンプルパッド、標識抗体が担持されているコンジュゲートパッド、メンブラン及び試料の逆流を防止する吸収パッドを有するクロマト本体と、該クロマト本体を収納するクロマト容器とを具備する検査用具であって、
上記クロマト容器は、上記クロマト本体の表面側に観察開口を有し、上記観察開口に対応する位置に採光開口を有し、該採光開口から光を当てることで上記観察開口から標識抗体の発する光を確認可能に構成されている
ことを特徴とする検査用具。
続きを表示(約 400 文字)
【請求項2】
上記メンブランが、バッキングシートに積層されており、上記メンブランと上記バッキングシートとの合計の厚みが160~510μmである請求項1記載の検査用具。
【請求項3】
表面側に所定の波長範囲の光を透過するフィルターが設けられている
請求項1記載の検査用具。
【請求項4】
請求項1記載の検査用具と、
可視光領域(300nm~770nm)の光を照射する光源とを具備し、
上記光源の光の波長領域が、300~400nmである
検査キット。
【請求項5】
上記標識抗体が蛍光物質を含む請求項1記載の検査用具。
【請求項6】
上記採光開口が、検出のためのラインに対応した部分に設けられており、上記採光開口の大きさが、上記ラインの幅よりも1~3mm大きい幅で形成されている請求項1記載の検査用具。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、抗体、抗原、タンパク質、核酸などの生体由来のバイオマーカーや、化学分子などの生体外の物質など種々の対象物の検出を行う検査用具とそれを含む検査キットに関し、さらに詳しくは、検出に煩雑な装置が不必要であり、従来のクロマト利用型の検査用具に比して、より簡便に検出確認を行うことが可能な検査用具及びそれを含む検査キットに関するものである。
続きを表示(約 2,700 文字)
【背景技術】
【0002】
抗体、抗原、タンパク質、バイオマーカー、化学分子、核酸等種々の対象物の検出を行う検査キットは多数提案されている。中でも、イムノクロマトを利用した検査用具は、判定が目視で行える使いやすさから広く用いられており、種々提案されている。
例えば、特許文献1には、検査時、検査容器からの検査液の零れによる被検物質の飛散を解消でき、検査中に検査容器内への浮遊物質の侵入も防止でき、検査結果の視認が容易で判定精度が高まる溶媒含有物質検査キットが提案されている。具体的には、検査時、スクイズレスボトルの開口部が密閉蓋部により密閉されるため、誤ってボトルを倒しても、検体が零れて目的物質が飛散し、周辺環境を汚染することもなく、開口部から浮遊物質がボトル内に侵入し、検査結果に悪影響を及ぼすこともない。また、検出ゾーンがボトルより上方に配されているため、従来品では必要なカバーが不要で、判定結果の視認性や判定精度も高まる検査キットが提案されている。
また、特許文献2には、検査領域の発色状態の識別を誤るおそれを低減することが可能な検査装置、およびカートリッジが提案されている。具体的には、カートリッジが装填される装填部と、検体に被検物質が含まれているか否かに応じて発色状態が変化する検査領域を照明する照明光を出射する出射端部を有する照明部と、照明光が照射された検査領域の発色状態を光学的に検知する検知部とを備え、カートリッジは、検査領域が設けられたストリップと、ストリップが収容され、検査領域を外部から観察するための観察窓が表面に形成されたケースとを有し、出射端部は、ケースの裏面において観察窓から離隔した位置に配置され、検知部は、ケースの表面側の観察窓と対向する位置に配置され、照明光は、ケースの裏面からケースの内部に透過し、ケースの内面で拡散反射しながら検査領域に至り、表面側から検査領域を照明する検査装置が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-156809号公報
特開2023-32867号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上述の各提案にかかる検査用具では、クロマトの結果を目視で明確に確認することができないため、読み取りのための検出装置を用いる必要があり、高価で煩雑な装置を必要とする等、簡便に検出確認を行う事ができないという問題があった。
【0005】
したがって、本発明の目的は、検出に高価で煩雑な装置が不必要であり、従来のクロマト利用型の検査キットに比して、より簡便に検出確認を行うことが可能な検査用具及びそれを含む検査キットを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明者らは、上記課題を解消すべく鋭意検討した結果、メンブランにおける標識抗体を検出する位置に観察面の裏面側から直接検出光を当てることで上記目的を達成しうることを知見し、かかる知見に基づいて更に検討した結果、上記目的を達成し得ることを知見し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は以下の各発明を提供するものである。
1.試料を吸収させるサンプルパッド、標識抗体が担持されているコンジュゲートパッド、メンブラン及び試料の逆流を防止する吸収パッドを有するクロマト本体と、該クロマト本体を収納するクロマト容器とを具備する検査用具であって、
上記クロマト容器は、上記クロマト本体の表面側に観察開口を有し、上記観察開口に対応する位置に採光開口を有し、該採光開口から光を当てることで上記観察開口から標識抗体の発する光を確認可能に構成されている
ことを特徴とする検査用具。
2.上記メンブランが、バッキングシートに積層されており、上記メンブランと上記バッキングシートとの合計の厚みが160~510μmである1記載の検査用具。
3.表面側に所定の波長範囲の光を透過するフィルターが設けられている1記載の検査用具。
4.1記載の検査用具と、
可視光領域(300nm~770nm)の光を照射する光源とを具備し、
上記光源の光の波長領域が、300~400nmである
検査キット。
5.上記標識抗体が蛍光物質を含む1記載の検査用具。
6.上記採光開口が、検出のためのラインに対応した部分に設けられており、上記採光開口の大きさが、上記ラインの幅よりも 1~3mm大きい幅で形成されている1記載の検査用具。
【発明の効果】
【0007】
本発明の検査用具は、検出に煩雑な装置が不必要であり、従来のクロマト利用型の検査用具に比して、より簡便に検出確認を行うことが可能なものである。
本発明の検査キットは、本発明の検査用具を含むので、従来の検査キットに比して、より短時間に検出確認を行うことができるものである。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、本発明の検査用具の第1の実施形態の全体構成を模式的に示す分解斜視図である。
図2は、図1に示す検査用具の組み立てた状態を示す斜視図である。
図3は、図1に示す検査用具の使用態様を示す概要図である。
図4は、実施例1及び2の結果を示す概要図(図面代用写真)である。
図5は、本発明の検査用具の第2の実施形態の全体構成を模式的に示す分解斜視図(図1相当図)である。
【符号の説明】
【0009】
1 検査キット、10 クロマト本体、11 サンプルパッド、13 コンジュゲートパッド、15 メンブラン、16 バッキングシート、17 吸収パッド、20 クロマト容器、21 上ハーフ、23 観察開口、25 試料投入口、27 下ハーフ、29 採光開口、30 光源
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明をさらに詳細に説明する。
本発明の一実施形態としての検査用具1は、図1及び2に示すように、試料を吸収させるサンプルパッド11、標識抗体が担持されているコンジュゲートパッド13、泳動された試料を吸い上げ、逆流を防止する吸収パッド17及びメンブラン15を具備するクロマト本体10と、クロマト本体10を収納するクロマト容器20とを具備する。
以下更に詳述する。
(【0011】以降は省略されています)
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