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公開番号
2025075452
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-15
出願番号
2023186628
出願日
2023-10-31
発明の名称
ボトル用キャップ
出願人
株式会社吉野工業所
代理人
個人
主分類
B65D
47/36 20060101AFI20250508BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約
【課題】PP樹脂をベースとした構成でありながら、破断部を的確に破断できるボトル用キャップを提供する。
【解決手段】ボトル口部を閉塞する栓部と、前記ボトル口部の外面に装着されるとともに前記栓部Pに連係された装着筒とを具備する。この装着筒に破断部を形成し、この破断部Aを破断させることで前記ボトル口部から前記装着筒4を除去できるように構成している。少なくとも前記装着筒は、PP樹脂にこのPP樹脂と相溶性のある樹脂を添加してなる樹脂混合物で形成されている。前記PP樹脂に対する前記PP樹脂と相溶性がある樹脂の割合は、10~30wt%である。前記PP樹脂の引張弾性率は700~900MPaである。前記PP樹脂と相溶性がある樹脂の引張弾性率は10~25MPaである。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
ボトル口部(102)を閉塞する栓部(P)と、前記ボトル口部(102)の外面に装着されるとともに前記栓部(P)に連係された装着筒(4)とを具備し、
この装着筒(4)に破断部(A)を形成し、この破断部(A)を破断させることで前記ボトル口部(102)から前記装着筒(4)を除去できるように構成しており、
少なくとも前記装着筒(4)は、PP樹脂にこのPP樹脂と相溶性のある樹脂を添加してなる樹脂混合物で形成されており、
前記PP樹脂に対する前記PP樹脂と相溶性がある樹脂の割合は、10~30wt%であり、
前記PP樹脂と相溶性がある樹脂の引張弾性率は10~25MPaであり、
前記樹脂混合物の引張弾性率は700~900MPaである
ことを特徴とするボトル用キャップ。
続きを表示(約 440 文字)
【請求項2】
前記PP樹脂と相溶性がある樹脂はオレフィン系エラストマーであることを特徴とする、請求項1に記載のボトル用キャップ。
【請求項3】
前記破断部(A)の厚みは0.2~0.7mmであることを特徴とする、請求項1又は請求項2に記載のボトル用キャップ。
【請求項4】
前記装着筒(4)の内周面(6)には、前記ボトル口部(102)の外周面に形成する被係止凹部(106)へ嵌着可能な凸状係止部(8)を設けており、
この凸状係止部(8)は、
前記装着筒(4)側から前記被係止凹部(106)内へ遊嵌される突起部(10)、並びに、
前記装着筒(4)からヒンジ(18)を介して下側位置及び上側位置の間で揺動可能に突設されるとともにこの上側位置で前記被係止凹部(106)の内面に密着される可撓性を有するフラップ(20)
のうちの一方乃至双方を有することを特徴とする、請求項1又は請求項2に記載のボトル用キャップ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ボトル用キャップに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
酒瓶などのボトルの口部に装着するスカート部を蓋板の周端から垂設させた蓋体と、蓋板の裏面に組み付けられ、前記口部に打栓された中栓とを備え、前記スカート部の内面に付設した係合凸部を、ボトル口部に設けた被係合凹部に嵌着させ、前記スカート部を縦断する薄肉の破断部を設けたキャップが知られている(特許文献1)。なお、前記蓋体は直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)で形成されている(第3頁第7~12行目参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
実開昭61-022745
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1のキャップは、ボトル口部に打栓・装着した後、温水シャワーで殺菌すると、熱変形及び内圧上昇によってシャワー中に外れてしまう可能性があった。特に、内容物の充填温度とシャワーの温度との差が大きい場合、ボトルの内圧が高くなり、熱によってキャップが柔らかくなって外れるおそれがある。薄肉部があるキャップの材質は、通常、前述のLLDPEを選択することが望ましいが耐熱性がない。耐熱性があるポリプロピレン(PP)を選択すると、薄肉部が破断しにくくなるという問題点があった。
【0005】
本発明の目的は、PP樹脂をベースとした構成でありながら、破断部を的確に破断できるボトル用キャップを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
第1の手段は、ボトル口部102を閉塞する栓部Pと、前記ボトル口部102の外面に装着されるとともに前記栓部Pに連係された装着筒4とを具備し、
この装着筒4に破断部Aを形成し、この破断部Aを破断させることで前記ボトル口部102から前記装着筒4を除去できるように構成しており、
少なくとも前記装着筒4は、PP樹脂にこのPP樹脂と相溶性のある樹脂を添加してなる樹脂混合物で形成されており、
前記PP樹脂に対する前記PP樹脂と相溶性がある樹脂の割合は、10~30wt%であり、
前記PP樹脂と相溶性がある樹脂の引張弾性率は10~25MPaであり、
前記樹脂混合物の引張弾性率は700~900MPaである。
【0007】
本手段のボトル用キャップは、図1(B)に示す如く、ボトル口部102を閉塞する栓部Pと、前記ボトル口部102の外面に装着されるとともに前記栓部Pに連係された装着筒4とを具備する。このキャップは、図1(A)に示す如く、前記装着筒4に破断部Aを形成し、この破断部Aを破断させることで前記ボトル口部102から前記装着筒4を除去できるように構成している。
前記装着筒4は、PP樹脂にこのPP樹脂と相溶性のある樹脂を添加してなる樹脂混合物で形成されており、前記PP樹脂に対する前記PP樹脂と相溶性がある樹脂の割合は、10~30wt%であり、樹脂混合物の引張弾性率は700~900MPaである。
この構成によれば、前記装着筒4は、PP樹脂にこのPP樹脂と相溶性のある樹脂を添加してなる樹脂混合物で形成されているから、PP樹脂をベースとした構成でありながら、破断部Aを的確に破断できる。
【0008】
第2の手段は、第1の手段を有し、かつ前記PP樹脂と相溶性がある樹脂はオレフィン系エラストマーである。
【0009】
本手段では、PP樹脂と相溶性がある樹脂をオレフィン系エラストマーとした。この構造によれば、破断部Aの易破断性が向上する。
【0010】
第3の手段は、第1の手段又は第2の手段を有し、かつ前記破断部Aの厚みは0.2~0.7mmである。
(【0011】以降は省略されています)
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