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公開番号
2025075635
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-15
出願番号
2023186938
出願日
2023-10-31
発明の名称
媒体搬送ユニット、及び、媒体処理システム
出願人
ブラザー工業株式会社
代理人
弁理士法人ATEN
主分類
B65H
29/58 20060101AFI20250508BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約
【課題】処理速度を向上させる。
【解決手段】搬送ユニット101は、切断ユニット102に取り付け可能であり、上流経路R1に沿って切断ユニット102に向けて用紙Pを搬送する第1搬送部31と、切断ユニット102で切断された用紙Pを受容する排紙トレイ5と、上流経路R1と異なる下流経路R2に沿って排紙トレイ5に向けて用紙Pを搬送する第2搬送部32と、を備えている。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
媒体処理ユニットに取り付け可能な媒体搬送ユニットであって、
上流経路に沿って前記媒体処理ユニットに向けて媒体を搬送する第1搬送部と、
前記媒体処理ユニットで処理された媒体を受容する受容部と、
前記上流経路と異なる下流経路に沿って前記受容部に向けて媒体を搬送する第2搬送部と、を備えたことを特徴とする、媒体搬送ユニット。
続きを表示(約 1,400 文字)
【請求項2】
前記第1搬送部及び前記第2搬送部を制御する制御部をさらに備え、
前記制御部は、
前記第1搬送部に、前記上流経路に沿って前記媒体処理ユニットに向けて第1方向成分を含む方向に媒体を搬送させる第1搬送ステップと、
前記第1搬送ステップの後、前記第2搬送部に、前記下流経路に沿って前記受容部に向けて前記第1方向成分と逆の第2方向成分を含む方向に媒体を搬送させ、前記受容部に媒体を受容させる第2搬送ステップと、
を実行することを特徴とする、請求項1に記載の媒体搬送ユニット。
【請求項3】
前記制御部は、
外部装置から媒体供給指示を受けると、前記第1搬送ステップを実行することを特徴とする、請求項2に記載の媒体搬送ユニット。
【請求項4】
前記制御部は、
外部装置から媒体排出指示を受けると、前記第2搬送ステップを実行することを特徴とする、請求項2に記載の媒体搬送ユニット。
【請求項5】
前記上流経路における媒体の有無を示す信号を出力するセンサをさらに備え、
前記制御部は、
前記センサから媒体有りを示す信号を受けると、前記センサから媒体有りを示す信号を受けたことを外部装置に通知することを特徴とする、請求項2に記載の媒体搬送ユニット。
【請求項6】
前記上流経路における媒体の有無を示す信号を出力するセンサをさらに備え、
前記制御部は、
前記センサから媒体無しを示す信号を受けると、前記センサから媒体無しを示す信号を受けたことを外部装置に通知することを特徴とする、請求項2に記載の媒体搬送ユニット。
【請求項7】
前記外部装置は前記媒体処理ユニットであることを特徴とする、請求項3~6のいずれか1項に記載の媒体搬送ユニット。
【請求項8】
前記媒体処理ユニットは媒体を切断することを特徴とする、請求項1に記載の媒体搬送ユニット。
【請求項9】
上流経路に沿って媒体を搬送する第1搬送部と、前記上流経路と異なる下流経路に沿って媒体を搬送する第2搬送部と、前記第2搬送部により搬送された媒体を受容する受容部と、を有する媒体搬送ユニットと、
前記媒体搬送ユニットが取り付けられた媒体処理ユニットであって、前記上流経路と前記下流経路とが合流した合流経路に沿って媒体を搬送する第3搬送部と、前記第3搬送部によって搬送される媒体を前記合流経路に設けられた処理位置において処理する処理部と、を有する媒体処理ユニットと、
前記第1搬送部、前記第2搬送部、前記第3搬送部及び前記処理部を制御する制御部を有する演算ユニットと、を備え、
前記制御部は、
前記第1搬送部に、前記上流経路に沿って前記合流経路に向けて第1方向成分を含む方向に媒体を搬送させる第1搬送ステップと、
前記第1搬送ステップの後、前記第2搬送部に、前記合流経路から前記下流経路に向けて前記第1方向成分と逆の第2方向成分を含む方向に媒体を搬送させ、前記受容部に媒体を受容させる第2搬送ステップと、
前記合流経路及び前記下流経路に亘って媒体が配置された状態で、前記第3搬送部によって媒体を搬送しつつ前記処理部によって媒体を処理させる処理ステップと、
を実行することを特徴とする、媒体処理システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、媒体処理ユニットに取り付け可能な媒体搬送ユニット、及び、媒体搬送ユニットと媒体処理ユニットと演算装置とを備えた媒体処理システムに関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1(図3参照)には、感光体ドラム(処理部)を備えた画像形成装置(媒体処理ユニット)に取り付け可能な給紙装置(媒体搬送ユニット)が示されている。給紙装置から排出された用紙(媒体)は、画像形成装置の用紙受入口を介して、画像形成装置の搬送経路に沿って搬送される。当該用紙は、感光体ドラムによって画像が形成された後、画像形成装置に設けられた排紙トレイ(受容部)に受容される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2006-008358号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1では、画像形成後の用紙が画像形成装置の排紙トレイに受容されるが、画像形成後の用紙を給紙装置に受容させることが考えられる。例えば、給紙装置から排出され、感光体ドラムによって画像が形成された用紙を、搬送方向を反転させて給紙装置に戻し、給紙装置に受容させる。
【0005】
しかしながら、上記構成において、画像形成装置の用紙受入口に向けて用紙が搬送される経路と画像形成装置の用紙受入口から受容部に向けて用紙が搬送される経路とが共通すると、例えば受容部に用紙が受容されるまで、次の用紙を用紙受容口に向けて搬送することができない。この場合、処理部へ用紙を連続的に搬送することができず、処理速度を向上させることができない。
【0006】
本発明の目的は、処理速度を向上させることができる媒体搬送ユニット及び媒体処理システムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係る媒体搬送ユニットは、媒体処理ユニットに取り付け可能な媒体搬送ユニットであって、上流経路に沿って前記媒体処理ユニットに向けて媒体を搬送する第1搬送部と、前記媒体処理ユニットで処理された媒体を受容する受容部と、前記上流経路と異なる下流経路に沿って前記受容部に向けて媒体を搬送する第2搬送部と、を備えたことを特徴とする。
【0008】
本発明に係る媒体処理システムは、上流経路に沿って媒体を搬送する第1搬送部と、前記上流経路と異なる下流経路に沿って媒体を搬送する第2搬送部と、前記第2搬送部により搬送された媒体を受容する受容部と、を有する媒体搬送ユニットと、前記媒体搬送ユニットが取り付けられた媒体処理ユニットであって、前記上流経路と前記下流経路とが合流した合流経路に沿って媒体を搬送する第3搬送部と、前記第3搬送部によって搬送される媒体を前記合流経路に設けられた処理位置において処理する処理部と、を有する媒体処理ユニットと、前記第1搬送部、前記第2搬送部、前記第3搬送部及び前記処理部を制御する制御部を有する演算ユニットと、を備え、前記制御部は、前記第1搬送部に、前記上流経路に沿って前記合流経路に向けて第1方向成分を含む方向に媒体を搬送させる第1搬送ステップと、前記第1搬送ステップの後、前記第2搬送部に、前記合流経路から前記下流経路に向けて前記第1方向成分と逆の第2方向成分を含む方向に媒体を搬送させ、前記受容部に媒体を受容させる第2搬送ステップと、前記合流経路及び前記下流経路に亘って媒体が配置された状態で、前記第3搬送部によって媒体を搬送しつつ前記処理部によって媒体を処理させる処理ステップと、を実行することを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、上流経路と下流経路とが、互いに異なり、共通しない。そのため、受容部に媒体が受容される前であっても、上流経路外に媒体が配置されれば、次の媒体を上流経路に沿って媒体処理ユニット(合流経路)に向けて搬送させることができる。これにより、処理部へ媒体を連続的に搬送することができ、処理速度を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の第1実施形態に係る切断システムの電気的構成を示すブロック図である。
図1の切断システムに含まれる搬送ユニット及び切断ユニットの斜視図である。
図1の切断システムに含まれる搬送ユニットの斜視図である。
図1の切断システムに含まれる切断ユニットの斜視図である。
図1の切断システムに含まれる搬送ユニット及び切断ユニットの縦断面図である。
図1の切断システムに含まれる搬送ユニットのCPUが実行するプログラムを示すフロー図である。
図1の切断システムに含まれる切断ユニットのCPUが実行するプログラムを示すフロー図である。
図1の切断システムに含まれるPCのCPUが実行するプログラムを示すフロー図である。
本発明の第2実施形態に係る切断システムの電気的構成を示すブロック図である。
図9の切断システムに含まれる搬送ユニットのCPUが実行するプログラムを示すフロー図である。
図9の切断システムに含まれる切断ユニットのCPUが実行するプログラムを示すフロー図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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