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公開番号2025075869
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-15
出願番号2023187320
出願日2023-10-31
発明の名称画像投影装置、および画像投影方法
出願人株式会社小糸製作所
代理人弁理士法人プロウィン
主分類B60K 35/23 20240101AFI20250508BHJP(車両一般)
要約【課題】車両の走行環境の変化に起因する、前方表示画像の視認における違和感が抑制された画像投影装置、および画像投影方法を提供すること。
【解決手段】虚像(17、18)を表示するためのウィンドシールド(16)に対して投影画像を投影する画像投影装置(10)であって、ウィンドシールド(16)に対して投影画像を画像光として照射する画像照射部(11)と、自車両の前方の走行環境を監視する前方監視部(20)と、を備え、走行環境に応じて、投影画像の投影が禁止される表示禁止領域が設定されることを特徴とする。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
虚像を表示するための表示部に対して投影画像を投影する画像投影装置であって、
前記表示部に対して前記投影画像を画像光として照射する画像照射部と、
自車両の前方の走行環境を監視する監視部と、を備え、
前記走行環境に応じて、前記投影画像の投影が禁止される表示禁止領域が設定されることを特徴とする画像投影装置。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
請求項1に記載の画像投影装置であって、
運転者の視認領域を計測する計測部と、
前記走行環境が予め定められた条件を充足する場合に、前記視認領域に基づいて前記投影画像の投影を禁止する表示禁止領域を設定し、前記表示禁止領域を避けるように前記投影画像の表示位置を補正する制御部と、をさらに備えることを特徴とする画像投影装置。
【請求項3】
請求項2に記載の画像投影装置であって、
前記制御部は、前記投影画像を前記表示禁止領域の下方に移動させて前記投影画像の表示位置を補正することを特徴とする画像投影装置。
【請求項4】
請求項2に記載の画像投影装置であって、
前記予め定められた条件が、前記自車両と前走車両との車間距離であることを特徴とする画像投影装置。
【請求項5】
請求項2に記載の画像投影装置であって、
前記自車両の勾配を計測する角速度計測部をさらに備え、
前記制御部は、前記勾配に基づいて、前記表示禁止領域を補正することを特徴とする画像投影装置。
【請求項6】
請求項2に記載の画像投影装置であって、
前記監視部は走路の湾曲を検出し、
前記制御部は、前記湾曲に基づいて前記表示禁止領域を補正することを特徴とする画像投影装置。
【請求項7】
請求項2に記載の画像投影装置であって、
前記制御部は、前記画像照射部における前記投影画像の表示位置を変えて前記表示禁止領域を避けるように前記投影画像の表示位置を補正することを特徴とする画像投影装置。
【請求項8】
請求項2に記載の画像投影装置であって、
前記制御部は、前記画像照射部の位置を変えて前記表示禁止領域を避けるように前記投影画像の表示位置を補正することを特徴とする画像投影装置。
【請求項9】
虚像を表示するための表示部に対して投影画像を投影する画像投影装置であって、前記表示部に対して前記投影画像を画像光として照射する画像照射部と、自車両の前方の走行環境を監視する監視部と、を備えた画像投影装置を用いた画像投影方法であって、
前記走行環境に応じて、前記投影画像の投影が禁止される表示禁止領域が設定されることを特徴とする画像投影方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、画像投影装置、および画像投影方法に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、車両内に各種情報を表示する装置として、アイコンを点灯表示する計器盤が用いられている。また、表示する情報量の増加とともに、計器盤に画像表示装置を埋め込むことや、計器盤全体を画像表示装置で構成することも提案されている。
【0003】
しかしながら、計器盤は車両のフロントガラス(ウィンドシールド)より下方に位置しているため、計器盤に表示された情報を運転者が視認するには、運転中に視線を下方に移動させる必要があるため好ましくない。そこで、フロントガラスに画像を投影して、運転者が車両の前方を視認したときに情報を読み取れるようにするヘッドアップディスプレイ(以下HUD:Head Up Display)も提案されている(例えば、特許文献1、2を参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2019-119248号公報
特開2019-119262号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
HUDが搭載された車両において運転者は、車両の前方に表示された虚像としての画像(以下、「前方表示画像」という場合がある)を視認する。前方表示画像の上下方向の表示位置は、通常前走車両(自車両の前方を走行する車両)のない状態を想定して設定されている。そのため、走路において前走車両が自車両に接近した場合、前方表示画像が前走車両と重なり、前方表示画像を視認しにくくなって運転者が違和感を覚える場合がある。これに対しては、画像投影装置の設計段階において、前方表示画像の位置を予め下方にずらしておくことも考えられる。しかしながら、例えば一般道路と高速道路における運転者の視認先の違い等を考慮しても明らかなように運転者の視線は上下方向に変化しているので、車両の走行環境に応じて前方表示画像の表示位置が変えられるようになっていることが望ましい。特に前方表示画像が運転者に対して注意を喚起するような画像の場合は、上記のような違和感によって運転者の認識が遅延する場合も想定されるので、これに対処するためにも前方表示画像の表示位置が可変となっていることが望ましい。
【0006】
一方カーブ等においては、前方表示画像の位置と運転者の視線の先がずれる場合がある。これは、カーブ等においては運転者の視線が自然にカーブの方向に移動することが原因である。このようなずれについても、前方表示画像の視認において、運転者が違和感を覚える場合があるので、極力排除することが好ましい。
【0007】
そこで本発明は、上記従来の問題点に鑑みなされたものであり、車両の走行環境の変化に起因する、前方表示画像の視認における違和感が抑制された画像投影装置、および画像投影方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するために、本発明の画像投影装置は、虚像を表示するための表示部に対して投影画像を投影する画像投影装置であって、前記表示部に対して前記投影画像を画像光として照射する画像照射部と、自車両の前方の走行環境を監視する監視部と、を備え、前記走行環境に応じて、前記投影画像の投影が禁止される表示禁止領域が設定されることを特徴とする。
【0009】
このような本発明の画像投影装置では、表示部に対して投影画像を画像光として照射する画像照射部と、自車両の前方の走行環境を監視する監視部と、を備え、走行環境に応じて、投影画像の投影が禁止される表示禁止領域が設定される。その結果、投影画像が運転者にとって見やすい位置に移動する。このことにより、車両の走行環境の変化に起因する、前方表示画像の視認における違和感を抑制することができる。
【0010】
また、本発明の一態様では、運転者の視認領域を計測する計測部と、前記走行環境が予め定められた条件を充足する場合に、前記視認領域に基づいて前記投影画像の投影を禁止する表示禁止領域を設定し、前記表示禁止領域を避けるように前記投影画像の表示位置を補正する制御部と、をさらに備えることを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

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