TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025075952
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-15
出願番号
2023187494
出願日
2023-11-01
発明の名称
プラズマ処理装置
出願人
東京エレクトロン株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
H05H
1/46 20060101AFI20250508BHJP(他に分類されない電気技術)
要約
【課題】プラズマ処理装置のチョークにおける共振周波数を変更可能とする技術を提供する。
【解決手段】開示されるプラズマ処理装置は、チャンバ、基板支持部、導入部、及びチョークを備える。基板支持部は、チャンバ内の処理空間の中に設けられている。導入部は、プラズマ生成空間に電磁波を導入するように構成されている。チョークは、プラズマ生成空間の下方への電磁波の伝搬を抑制するために処理空間の外周に沿って設けられている。チョークは、誘電体部材、第1部分、第2部分、及び複数のコイルを含む。誘電体部材は、処理空間にその一部が露出するように配置されており、第1部分のスリットを埋めている。第2部分は、第1部分の外側でスリットから延びる空間を提供する。複数のコイルは、第2部分の空間内に配置されている。複数のコイルの各々は、第2部分の空間内での磁束の方向に対する角度を変更可能に構成されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
処理空間を提供するチャンバと、
前記処理空間内に設けられた基板支持部と、
前記処理空間内の上部領域又は該処理空間の上方に設けられたプラズマ生成空間に電磁波を導入するように構成された導入部と、
前記プラズマ生成空間の下方への電磁波の伝搬を抑制するために前記処理空間の外周に沿って設けられたチョークと、
を備え、
前記チョークは、
前記処理空間にその一部が露出するように配置された誘電体部材と、
前記誘電体部材で埋められたスリットを提供する第1部分と、
前記処理空間に対して前記第1部分の外側で前記スリットから延びる空間を提供する第2部分と、
前記第2部分の前記空間内に配置された複数のコイルであり、各々が前記第2部分の前記空間内での磁束の方向に対する角度を変更可能に構成された該複数のコイルと、
を含む、
プラズマ処理装置。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記チャンバは、前記処理空間内のガスを、それを介して排気するための排気路を提供する排気ダクトを含み、
前記第2部分の前記空間は、前記排気ダクトの前記排気路である、
請求項1に記載のプラズマ処理装置。
【請求項3】
前記第2部分の前記空間は、前記チャンバの中心軸線に対して周方向に延びる環状の空間であり、
前記複数のコイルは、前記第2部分の前記空間内で前記周方向に沿って等間隔で配列されている、
請求項1に記載のプラズマ処理装置。
【請求項4】
前記磁束の方向は、接線方向である、請求項3に記載のプラズマ処理装置。
【請求項5】
前記複数のコイルの各々は、平面に沿って延在しており、該平面内の回転軸線周りで回転可能に構成されている、請求項1~4の何れか一項に記載のプラズマ処理装置。
【請求項6】
前記複数のコイルの各々の角度を変更するように構成された駆動機構を更に備える、請求項1~4の何れか一項に記載のプラズマ処理装置。
【請求項7】
前記複数のコイルの各々の角度を変更するように構成された駆動機構を更に備え、
前記第2部分の前記空間は、前記チャンバの中心軸線に対して周方向に延びる環状の空間であり、
前記複数のコイルは、前記第2部分の前記空間内で前記周方向に沿って配列されており、
前記複数のコイルの各々は、平面に沿って延在しており、該平面内の回転軸線周りで回転可能に構成されており、
前記駆動機構は、
前記第2部分の前記空間内に配置されており、その中心軸線周りで回転可能に構成されたリング部材と、
前記第2部分の前記空間内に配置されており、前記複数のコイルにそれぞれ連結され、且つ、前記リング部材に連結された複数のリンクと、
前記リング部材を回転駆動するための駆動軸であり、前記第2部分の前記空間から前記空間の外側に延びる該駆動軸と、
を含む、
請求項1に記載のプラズマ処理装置。
【請求項8】
前記チャンバは、前記処理空間内のガスを、それを介して排気するための排気路を提供する排気ダクトを含み、
前記第2部分の前記空間は、前記排気ダクトの前記排気路である、
請求項7に記載のプラズマ処理装置。
【請求項9】
前記駆動軸は、前記排気ダクトの外側で該排気ダクトを封止する封止機構を通って延在している、請求項8に記載のプラズマ処理装置。
【請求項10】
前記駆動軸及び前記封止機構は、ベローズ式回転導入機を構成する、請求項9に記載のプラズマ処理装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示の例示的実施形態は、プラズマ処理装置に関するものである。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
プラズマ処理装置が基板に対するプラズマ処理において用いられている。一種のプラズマ処理装置は、プラズマ生成空間内に導入された電磁波によりプラズマを生成する。また、プラズマ処理装置は、電磁波の不要な箇所への伝搬を抑制するためにチョークを有することがある。このようなプラズマ処理装置は、下記の特許文献1に記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2023-010536号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本開示は、プラズマ処理装置のチョークにおける共振周波数を変更可能とする技術を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
一つの例示的実施形態において、プラズマ処理装置が提供される。プラズマ処理装置は、チャンバ、基板支持部、導入部、及びチョークを備える。チャンバは、処理空間を提供する。基板支持部は、処理空間内に設けられている。導入部は、プラズマ生成空間に電磁波を導入するように構成されている。プラズマ生成空間は、処理空間内の上部領域又は処理空間の上方に設けられている。チョークは、プラズマ生成空間の下方への電磁波の伝搬を抑制するために処理空間の外周に沿って設けられている。チョークは、誘電体部材、第1部分、第2部分、及び複数のコイルを含む。誘電体部材は、処理空間にその一部が露出するように配置されている。第1部分は、誘電体部材で埋められたスリットを提供する。第2部分は、処理空間に対して第1部分の外側でスリットから延びる空間を提供する。複数のコイルは、第2部分の空間内に配置されている。複数のコイルの各々は、第2部分の空間内での磁束の方向に対する角度を変更可能に構成されている。
【発明の効果】
【0006】
一つの例示的実施形態によれば、プラズマ処理装置のチョークにおける共振周波数を変更することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
一つの例示的実施形態に係るプラズマ処理装置を示す図である。
一つの例示的実施形態に係るプラズマ処理装置における複数のコイルを示す図である。
一つの例示的実施形態に係るプラズマ処理装置において採用可能な一例の駆動機構を示す図である。
一つの例示的実施形態に係るプラズマ処理装置において採用可能な別の例の駆動機構を示す図である。
図5の(a)、図5の(b)、図5の(c)は、一つの例示的実施形態に係るプラズマ処理装置における複数のコイルの各々として採用可能なコイルを示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、図面を参照して種々の例示的実施形態について詳細に説明する。なお、各図面において同一又は相当の部分に対しては同一の符号を附すこととする。
【0009】
図1は、一つの例示的実施形態に係るプラズマ処理装置を示す図である。図1に示すプラズマ処理装置1は、チャンバ10、基板支持部12、導入部18、及びチョーク20を備えている。プラズマ処理装置1は、第1電極14及び第2電極16を更に備えていてもよい。
【0010】
チャンバ10は、その中に処理空間10sを提供している。プラズマ処理装置1では、基板Wは、処理空間10sの中で処理される。チャンバ10は、アルミニウムのような金属から形成されており、接地されている。チャンバ10は、側壁10aを有しており、その上端において開口されている。チャンバ10及び側壁10aは、略円筒形状を有し得る。処理空間10sは、側壁10aの内側に提供されている。チャンバ10、側壁10a、及び処理空間10sの各々の中心軸線は、軸線AXである。チャンバ10は、その表面に耐腐食性を有する膜を有していてもよい。耐腐食性を有する膜は、酸化イットリウム膜、酸化フッ化イットリウム膜、フッ化イットリウム膜、酸化イットリウム、又はフッ化イットリウム等を含むセラミック膜であり得る。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
個人
放電器
1か月前
日本精機株式会社
駆動装置
3日前
個人
静電気排除専用ノズル。
1か月前
愛知電機株式会社
盤フレーム
1か月前
株式会社遠藤照明
照明システム
1か月前
個人
day & night.
1か月前
個人
静電気除去具
1か月前
株式会社国際電気
電子装置
19日前
三菱電機株式会社
電子機器
8日前
株式会社プロテリアル
シールド材
2日前
住友ベークライト株式会社
基板
2か月前
個人
電気抵抗電磁誘導加熱装置
23日前
富士電子工業株式会社
判定方法
2か月前
イビデン株式会社
プリント配線板
2か月前
愛知電機株式会社
ブッシングの取付金具
2か月前
個人
電子機器収納ユニット
3日前
株式会社LIXIL
照明システム
17日前
イビデン株式会社
プリント配線板
19日前
イビデン株式会社
プリント配線板
23日前
株式会社JVCケンウッド
処理装置
1か月前
個人
電波吸収体の製造方法および電波吸収体
2か月前
FDK株式会社
冷却構造
17日前
信越ポリマー株式会社
配線基板
2日前
ダイニック株式会社
面状発熱体および水性塗料
9日前
富士通株式会社
コネクタの取り外し方法
2か月前
キヤノン株式会社
電子機器
1か月前
株式会社デンソー
電子装置
2か月前
株式会社国際電気
取っ手付き機器
1か月前
日本精機株式会社
ヘッドアップディスプレイ装置
1か月前
Astemo株式会社
電子装置
2日前
住友ベークライト株式会社
基板の製造方法
3日前
学校法人金沢工業大学
マイクロ波加熱装置
2か月前
株式会社遠藤照明
照明システム及び照明制御装置
1か月前
富士電機株式会社
フレーム連結構造
1か月前
株式会社クラベ
コード状ヒータとヒータユニット
2か月前
株式会社デンソー
電子制御装置
2か月前
続きを見る
他の特許を見る