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公開番号2025076083
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-15
出願番号2023187770
出願日2023-11-01
発明の名称腐食電位センサ
出願人日立GEニュークリア・エナジー株式会社
代理人弁理士法人磯野国際特許商標事務所
主分類G01N 27/30 20060101AFI20250508BHJP(測定;試験)
要約【課題】本発明は、酸化層の酸洗除去によるさらなる長寿命化を達成することができる腐食電位センサを提供する。
【解決手段】本発明の腐食電位センサ10は、筒状の第一電極部1と、前記第一電極部1が外側になるように重複して前記第一電極部1と接続された有底筒状の第二電極部2と、前記第二電極部2が外側になるように重複して前記第二電極部2と接続されるとともに一部を前記第二電極部2の開口部5から延出させる導体3と、前記第二電極部2の開口部5から延出した前記導体3を内部に通す絶縁体4と、を備え、前記第一電極部1と前記第二電極部2とを固定する接合部6が前記第二電極部2の開口部5よりも腐食電位センサ10の先端側にあることを特徴とする。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
筒状の第一電極部と、
前記第一電極部が外側になるように重複して前記第一電極部と接続された有底筒状の第二電極部と、
前記第二電極部が外側になるように重複して前記第二電極部と接続されるとともに一部を前記第二電極部の開口部から延出させる導体と、
前記第二電極部の開口部から延出した前記導体を内部に通す絶縁体と、
を備え、
前記第一電極部と前記第二電極部とを固定する接合部が前記第二電極部の開口部よりも腐食電位センサの先端側にあることを特徴とする腐食電位センサ。
続きを表示(約 760 文字)【請求項2】
請求項1に記載の腐食電位センサであって、
前記第一電極部と前記第二電極部とがジルコニウムからなることを特徴とする腐食電位センサ。
【請求項3】
請求項1に記載の腐食電位センサであって、
前記接合部が、前記第一電極部と第二電極部との溶接部であることを特徴とする腐食電位センサ。
【請求項4】
請求項1に記載の腐食電位センサであって、
前記接合部が、腐食電位センサの電極の側面にあることを特徴とする腐食電位センサ。
【請求項5】
請求項1に記載の腐食電位センサであって、
前記接合部が、腐食電位センサの電極の先端面にあることを特徴とする腐食電位センサ。
【請求項6】
請求項3に記載の腐食電位センサであって、
前記溶接部は、腐食電位センサの周方向に連続した環状に形成されていることを特徴とする腐食電位センサ。
【請求項7】
請求項3に記載の腐食電位センサであって、
前記溶接部は、腐食電位センサの周方向に2か所以上並ぶスポット溶接部であることを特徴とする腐食電位センサ。
【請求項8】
請求項1に記載の腐食電位センサであって、
前記接合部は、酸洗部を有していることを特徴とする腐食電位センサ。
【請求項9】
請求項1に記載の腐食電位センサであって、
前記接合部は、機械研磨部を有していることを特徴とする腐食電位センサ。
【請求項10】
請求項1に記載の腐食電位センサであって、
前記第二電極部と前記導体とは、螺合していることを特徴とする腐食電位センサ。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、腐食電位センサに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来、腐食電位センサとしては、ジルコニウム電極を使用して炉水に接する金属材料の腐食電位を測定するものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
この腐食電位センサは、電極となるジルコニウムにて形成された金属キャップが、鉄とニッケルの合金などからなる電極固定体と、ジルコニア、サファイアなどからなる管状絶縁体とのろう付け部を覆う構成となっている。
このような腐食電位センサによれば、ろう付け部に接する炉水を停滞させて溶存酸素濃度を低下させることができる。これにより腐食電位センサは、ろう付け部の腐食を抑制することができ寿命がより長くなる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第5002606号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、ジルコニウム電極に対して大気中でろう付けや溶接を施すと、加熱された電極表面には窒化ジルコニウム、酸化ジルコニウムなどを含む酸化層が形成される。このような酸化層が従来の腐食電位センサ(例えば、特許文献1参照)におけるろう付け部などから酸洗などで除去できれば、さらなる腐食電位センサの長寿命化が期待され得る。
しかしながら、従来の腐食電位センサは、金属キャップの開口部付近にて接合部が形成されているため、酸洗時の酸液が金属キャップの開口部から腐食電位センサの内部に浸入する恐れがある。したがって、従来の腐食電位センサは、接合部に形成された酸化層の酸洗除去によるさらなる長寿命化が難しい課題がある。
【0005】
本発明は、酸化層の酸洗除去によるさらなる長寿命化を達成することができる腐食電位センサを提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の腐食電位センサは、筒状の第一電極部と、前記第一電極部が外側になるように重複して前記第一電極部と接続された有底筒状の第二電極部と、前記第二電極部が外側になるように重複して前記第二電極部と接続されるとともに一部を前記第二電極部の開口部から延出させる導体と、前記第二電極部の開口部から延出した前記導体を内部に通す絶縁体と、を備え、前記第一電極部と前記第二電極部とを固定する接合部が前記第二電極部の開口部よりも腐食電位センサの先端側にあることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、酸化層の酸洗除去によるさらなる長寿命化を達成することができる腐食電位センサを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の第1実施形態に係る腐食電位センサの構成説明図である。
図1のII部の部分拡大図である。
第1実施形態の腐食電位センサを構成する第一電極部と第二電極部との接合部における図2のIIIA-IIIA線断面図である。
図3Aの接合部の第1変形例を示す断面図である。
図3Aの接合部の第2変形例を示す断面図である。
第1実施形態に係る腐食電位センサに施す酸洗の様子を示す図である。
第1実施形態の腐食電位センサを設置する沸騰水型原子炉プラントの構成説明図である。
図5の沸騰水型原子炉プラントにおける再循環系配管に第1実施形態の腐食電位センサを設置した様子を示す概略図である。
本発明の第2実施形態に係る腐食電位センサの構成説明図である。
本発明の第3実施形態に係る腐食電位センサの構成説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に本発明の腐食電位センサを実施するための形態(実施形態)について適宜図面を参照しながら詳細に説明する。
<第1実施形態>
図1は、本実施形態の腐食電位センサ10の構成説明図である。図2は、図1のII部の部分拡大図である。
【0010】
腐食電位センサ10は、図1に示すように、電極11と、導体3と、絶縁体4と、金属筐体12と、導線22と、を備えている。図1中、符号13は、鉱物絶縁ケーブル(MI(Mineral Insulated)ケーブル)である。符号H1は、絶縁体4の中空部であり、符号H2は、金属筐体12の中空部である。符号3bは、導体3を構成する芯線である。
(【0011】以降は省略されています)

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