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公開番号2025076226
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-15
出願番号2023211120
出願日2023-12-14
発明の名称順序型ロジスティック回帰分析に基づく浸水被害予測分析装置
出願人ワイズナット・インコーポレイテッド
代理人個人,個人,個人
主分類G01W 1/02 20060101AFI20250508BHJP(測定;試験)
要約【課題】順序型ロジスティック回帰分析に基づく浸水被害予測分析装置を提供する。
【解決手段】特定地域の累積降水量及び浸水被害履歴データを含む浸水被害関連情報データを収集するデータ収集モジュールと、収集された浸水被害関連情報データに基づいて累積降水量に応じた浸水被害位置及び被害程度データを抽出するデータ抽出モジュールと、抽出された累積降水量に応じた浸水被害位置及び被害程度データの提供を受け、予め設定された順序型ロジスティック回帰分析技法を用いて累積降水量に応じた当該特定地域の浸水被害リスクを予測するための浸水被害予測分析モデルを生成するデータ分析モジュールと、生成された浸水被害予測分析モデルを用いて、各累積降水量が浸水被害程度の範疇に属する確率を予測し、各浸水被害程度の段階別に累積降水量の範囲を設定する浸水被害範疇設定モジュールと、を含むことで、浸水被害予測の正確度及び信頼度をより向上させる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
外部から特定地域の累積降水量及び浸水被害履歴データを含む浸水被害関連情報データを収集するデータ収集モジュールと、
前記データ収集モジュールから収集された当該特定地域の浸水被害関連情報データの提供を受け、これに基づいて累積降水量に応じた当該特定地域の浸水被害位置及び被害程度データを抽出するデータ抽出モジュールと、
前記データ抽出モジュールから抽出された累積降水量に応じた当該特定地域の浸水被害位置及び被害程度データの提供を受け、これに基づいて、予め設定された順序型ロジスティック回帰分析(Ordered Logistic Regression Analysis)技法を用いて累積降水量に応じた当該特定地域の浸水被害リスクを予測するための浸水被害予測分析モデルを生成するデータ分析モジュールと、
前記データ分析モジュールから生成された浸水被害予測分析モデルを用いて、各累積降水量が予め設定された浸水被害程度の範疇に属する確率を予測し、前記予測された確率値に応じて各浸水被害程度の段階別に累積降水量の範囲を設定する浸水被害範疇設定モジュールと、を含む、順序型ロジスティック回帰分析に基づく浸水被害予測分析装置。
続きを表示(約 1,900 文字)【請求項2】
前記データ収集モジュールから収集された当該特定地域の浸水被害関連情報データの提供を受け、これに基づいて、予め設定されたデータカラムの名前、形式及び特徴要素を用いて累積降水量に応じた当該特定地域の浸水被害関連情報データを要約し、前記要約された情報データの結果を前記データ抽出モジュールへ伝送するデータ要約モジュールをさらに含むことを特徴とする、請求項1に記載の順序型ロジスティック回帰分析に基づく浸水被害予測分析装置。
【請求項3】
前記データ抽出モジュールは、前記データ要約モジュールから伝送された当該特定地域の浸水被害関連情報データに対する要約された情報データの結果に基づいて、累積降水量に応じた当該特定地域の浸水被害位置及び被害程度データを抽出することを特徴とする、請求項2に記載の順序型ロジスティック回帰分析に基づく浸水被害予測分析装置。
【請求項4】
前記予め設定されたデータカラムの名前は、浸水被害の受付日時、浸水被害地域のアドレス、浸水被害内容、及び浸水被害程度のうちの少なくとも一つのカラム名を含むことを特徴とする、請求項2に記載の順序型ロジスティック回帰分析に基づく浸水被害予測分析装置。
【請求項5】
前記データ抽出モジュールから抽出された当該特定地域の浸水被害程度は、浸水被害が非常に少ない或いは水面的な浸水である場合の「軽微」の第1段階と、中間程度の浸水被害で周辺施設が影響を受ける浸水である場合の「普通」の第2段階と、深刻な被害で大規模浸水による人命被害及び重大な被害が発生する場合の「深刻」の第3段階と、から構成されることを特徴とする、請求項1に記載の順序型ロジスティック回帰分析に基づく浸水被害予測分析装置。
【請求項6】
前記データ収集モジュールから収集された当該特定地域の浸水被害関連情報データの提供を受け、これに基づいて、予め設定されたデータカラムの名前のうちで浸水被害程度のカラムに対する情報データが空いている場合、当該浸水被害程度のカラムに対するデータ欠測値を処理するために、予め設定された浸水被害内容のカラムに対する情報データから、予め設定された浸水被害に関連するキーワード情報を抽出し、前記抽出されたキーワード情報を当該空いている浸水被害程度のカラムに対する情報データに挿入するデータ前処理モジュールをさらに含むことを特徴とする、請求項1に記載の順序型ロジスティック回帰分析に基づく浸水被害予測分析装置。
【請求項7】
前記データ前処理モジュールは、前記データ収集モジュールから収集された当該特定地域の浸水被害関連情報データに基づいて、予め設定されたデータカラムの名前のうちで浸水被害地域アドレスのカラムに対する情報データを用いて当該浸水被害地域のアドレス値を経緯度値に変換して抽出することを特徴とする、請求項6に記載の順序型ロジスティック回帰分析に基づく浸水被害予測分析装置。
【請求項8】
前記データ前処理モジュールは、前記データ収集モジュールから収集された当該特定地域の浸水被害関連情報データに基づいて、当該特定地域の浸水被害程度と当該特定地域の累積降水量値を、予め設定された四分位数(Quartile)接近方式によって比較して、予め設定された異常値が発見される場合、当該異常値を除去することを特徴とする、請求項6に記載の順序型ロジスティック回帰分析に基づく浸水被害予測分析装置。
【請求項9】
前記データ抽出モジュールから抽出された累積降水量に応じた当該特定地域の浸水被害程度データを用いて当該特定地域の浸水被害程度を範疇化し、前記範疇化された当該特定地域の浸水被害程度データを前記データ分析モジュールへ伝送するデータ範疇化モジュールをさらに含むことを特徴とする、請求項1に記載の順序型ロジスティック回帰分析に基づく浸水被害予測分析装置。
【請求項10】
前記データ分析モジュールは、前記データ抽出モジュールから抽出された累積降水量に応じた当該特定地域の浸水被害位置と、前記データ範疇化モジュールから範疇化された当該特定地域の浸水被害程度データの提供を受け、これに基づいて、予め設定された順序型ロジスティック回帰分析技法を用いて、累積降水量に応じた当該特定地域の浸水被害リスクを予測するための浸水被害予測分析モデルを生成することを特徴とする、請求項9に記載の順序型ロジスティック回帰分析に基づく浸水被害予測分析装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、順序型ロジスティック回帰分析(Ordered Logistic Regression Analysis)に基づく浸水被害予測分析装置に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
近年、集中豪雨による浸水被害により、国民の安全を脅かす生活中の災害及び安全上の事故が頻繁に発生するにつれて、被害を事前に予測して事故を未然に防止することができるように支援するサービスの必要性が台頭している。
【0003】
したがって、浸水被害予測モデルを用いて浸水リスクサービスを開発する試みが増えている。従来の浸水被害予測技術は、時間当たりの降水量を基準に点数化を行っている。時間当たりの降水量は、1時間の間集中的に降った降水の量を示すもので、累積降水量や日降水量よりも降水の強度をさらによく知らせる指標である。
【0004】
しかし、従来の浸水被害予測技術は、地域別に異なる浸水被害基準を持っている。例えば、通常、時間当たりの降水量が20mm以上であるか或いは日降水量が80mm以上であれば、豪雨注意報が発令されるという基準を持っているが、浸水に被害を与える様々な要因によって、同じ降水量でも浸水被害規模が異なることがある。
【0005】
また、従来の時間当たりの降水量を基準に点数化を行うことは、単発的なデータに止まり、正確で信頼性のある浸水被害の予測を行うには限界がある。
【0006】
また、浸水に関する情報を提供している多くの機関では、気象庁の予測情報だけで浸水状況を把握しており、突然発生する浸水リスクを早い時間内に市民に知らせていないという実情である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
韓国公開特許第10-2023-0102277号(2023年7月7日公開)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明は、前述した問題点を解決するためになされたもので、その目的は、日/時間/分単位の累積降水量と時間/分単位の浸水被害履歴データに順次型ロジスティック回帰分析(Ordered Logistic Regression Analysis)方式を適用して、特定地域の浸水被害程度に応じた累積降水量の基準範囲を設定することにより、累積降水量値だけ知っても市/郡/区単位の地域別浸水被害危険度が容易に分かるのみならず、浸水被害予測の正確度及び信頼度をより向上させることができるようにした、順序型ロジスティック回帰分析に基づく浸水被害予測分析装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的を達成するために、本発明の一態様は、外部から特定地域の累積降水量及び浸水被害履歴データを含む浸水被害関連情報データを収集するデータ収集モジュールと、前記データ収集モジュールから収集された当該特定地域の浸水被害関連情報データの提供を受け、これに基づいて累積降水量に応じた当該特定地域の浸水被害位置及び被害程度データを抽出するデータ抽出モジュールと、前記データ抽出モジュールから抽出された累積降水量に応じた当該特定地域の浸水被害位置及び被害程度データの提供を受け、これに基づいて、予め設定された順序型ロジスティック回帰分析(Ordered Logistic Regression Analysis)技法を用いて累積降水量に応じた当該特定地域の浸水被害リスクを予測するための浸水被害予測分析モデルを生成するデータ分析モジュールと、前記データ分析モジュールから生成された浸水被害予測分析モデルを用いて、各累積降水量が予め設定された浸水被害程度の範疇に属する確率を予測し、前記予測された確率値に応じて各浸水被害程度の段階別に累積降水量の範囲を設定する浸水被害範疇設定モジュールと、を含む、順序型ロジスティック回帰分析に基づく浸水被害予測分析装置を提供する。
【0010】
ここで、前記データ収集モジュールから収集された当該特定地域の浸水被害関連情報データの提供を受け、これに基づいて、予め設定されたデータカラムの名前、形式及び特徴要素を用いて累積降水量に応じた当該特定地域の浸水被害関連情報データを要約し、前記要約された情報データの結果を前記データ抽出モジュールへ伝送するデータ要約モジュールをさらに含むことが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)

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