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公開番号2025076694
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-16
出願番号2023188458
出願日2023-11-02
発明の名称風向調整装置
出願人日本プラスト株式会社
代理人弁理士法人お茶の水内外特許事務所
主分類F24F 13/15 20060101AFI20250509BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約【課題】フィンを回転させるときに適切な大きさの操作荷重を安定して発生させて、フィンの良好な操作性を得ることが可能な風向調整装置を提供する。
【解決手段】本発明の風向調整装置(10)は、ハウジング(11)と、複数のフィン(20)と、リンク部材(30)とを有し、少なくとも1つのフィン(20)は、フィン本体部(21)と、フィン本体部(21)から突出する第1軸部(22)と、第1軸部(22)とは別に設けられる第2軸部(23)とを有し、リンク部材(30)に抵抗発生部材(40)が取り付けられ、抵抗発生部材(40)は、少なくとも1つのフィン(20)の第2軸部(23)を挿通させて内周面に接触させる挿通孔部(41a)を有し、第2軸部(23)の長さ寸法(Lr)は、第2軸部(23)と挿通孔部(41a)との接触領域の長さ寸法(Ls)よりも大きく設定されている。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
ハウジングと、前記ハウジング内に回転可能に配される複数のフィンと、複数の前記フィンの回転を互いに連動させるリンク部材とを有する風向調整装置であって、
少なくとも1つの前記フィンは、フィン本体部と、前記フィン本体部から突出するとともに前記ハウジングに回転可能に保持される第1軸部と、前記フィン本体部から突出するとともに前記第1軸部とは別に設けられる第2軸部とを有し、
前記リンク部材に、前記フィンの回転時に摩擦抵抗を生じさせる抵抗発生部材が取り付けられ、
前記抵抗発生部材は、弾性を備え、且つ、少なくとも1つの前記フィンの前記第2軸部を挿通させて内周面に接触させる挿通孔部を有し、
前記第2軸部の軸方向における長さ寸法は、前記第2軸部と前記挿通孔部の前記内周面との接触領域の前記軸方向における長さ寸法よりも大きく設定されている
ことを特徴とする風向調整装置。
続きを表示(約 140 文字)【請求項2】
前記リンク部材は、前記抵抗発生部材が取着されることにより前記抵抗発生部材を介して前記フィンを回転可能に連結させる第1連結構造と、前記フィンの少なくとも一部と係合して前記フィンを回転可能に連結させる第2連結構造とを有する
請求項1記載の風向調整装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、風向調整装置に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
自動車などの車両には、車内に噴き出す空気の向きを変えることが可能な風向調整装置が設置されている。風向調整装置は、ベンチレータ、レジスタ、エアアウトレット(又は略してアウトレット)などと呼ばれることもあり、冷暖房による車内の快適性能の向上に寄与している。
【0003】
例えば特開2022-25551号公報(特許文献1)には、自動車の内装部材に装着される風向調整装置が記載されている。特許文献1に記載されている風向調整装置は、ハウジングと、ハウジング内に互いに平行に配される3つの羽根部材(フィン)と、3つの羽根部材の回転が連動するように羽根部材に連結されるリンク部材とを有する。
【0004】
特許文献1のハウジングは、筒状のハウジング本体部と、ハウジング本体部に固定される固定部材とを有する。固定部材は、ハウジング本体部の側板部に固定されるベース部と、ベース部に組み付けられるとともに羽根部材を回転させるときの操作荷重(操作トルク)を発生させるブッシュ体とを有する。
【0005】
ブッシュ体は、弾性を備えている。また、ブッシュ体は、ブッシュ本体部と、ブッシュ本体部に設けられるとともに羽根部材の回転軸部を嵌合させる嵌合孔部と、ブッシュ本体部の外周面に設けられる4つの凹部及び4つの凸部とを有する。ベース部には、ブッシュ体を収容して保持する保持部が設けられている。この保持部は、ブッシュ体の凹部に対応して設けられる4つの抵抗付与部と、ブッシュ体の凸部に対応して設けられる4つの抵抗緩和部とを有する。
【0006】
このような特許文献1の風向調整装置によれば、ブッシュ体に回転軸部を嵌合させた羽根部材が回転するときに、保持部の抵抗付与部が設けられている角度範囲で回転軸部とブッシュ体の摩擦抵抗を増大させ、また、抵抗緩和部が設けられている角度範囲で摩擦抵抗を低下させることができる。これにより、設計時に見込まれる所望の摩擦抵抗を発生させ易くして、適切な操作荷重を安定して発生させることができるため、羽根部材の操作性を容易に且つ安定して得ることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2022-25551号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
風向調整装置において、例えば特許文献1に記載されているブッシュ体を用いるような従来の操作荷重発生機構では、フィン(羽根部材)の回転軸部をブッシュ体等の弾性部材の孔部に挿入して、フィンの回転時に回転軸部を弾性部材に接触させることにより、操作荷重を発生させている。
【0009】
しかしながら、従来の操作荷重発生機構では、羽根部材の回転を連動させるリンク部材の影響や、使用者が羽根部材を回転させる操作の影響等により、フィンの回転軸部が弾性部材に接触する範囲(ラップ量)が変化することがある。その結果、フィンの回転時に発生させる操作荷重が不安定になり、フィンの操作性を低下させることがあった。
【0010】
本発明は上記従来の課題に鑑みてなされたものであって、その目的は、フィンを回転させるときに適切な大きさの操作荷重を安定して発生させて、フィンの良好な操作性を得ることが可能な風向調整装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

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