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公開番号
2025074211
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-13
出願番号
2025032180,2022530556
出願日
2025-02-28,2021-06-07
発明の名称
パウチ容器の製造方法、パウチ容器、キャップ付きパウチ容器、及び吐出機構付き二重容器
出願人
株式会社 資生堂
代理人
弁理士法人ITOH
主分類
B31B
70/84 20170101AFI20250502BHJP(紙,板紙または紙と同様の方法で加工される材料からなる物品の製造;紙,板紙または紙と同様の方法で加工される材料の加工)
要約
【課題】流通工程において口部の部分から内容物が劣化せず、最後まで使い切る際に大きな力が必要でなく、且つ、口部が高温多湿な状況で使用しても口部が外れない。
【解決手段】パウチ容器の製造方法は、第1フィルム11の端部の内側の樹脂層と、1又は複数の第2フィルム12,13の端部の内側の樹脂層とを融着することで、一端が開口したパウチ袋にする工程と、鍔部及び起立部を備える樹脂製の口部部材20を成形する工程と、パウチ袋の第1フィルム11の外側の樹脂層に、口部部材20の樹脂製の鍔部の下面を、超音波、熱、高周波のいずれかの溶着により、樹脂を一体化させて取りつける工程と、パウチ袋の開口している一端から内容物を充填する工程と、一端を融着しパウチ袋を閉鎖して内部を密閉する工程と、を有する。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
第1フィルムの端部の内側の樹脂層と、1又は複数の第2フィルムの端部の内側の樹脂層とを融着することで、一端が開口したパウチ袋にする工程と、
鍔部及び起立部を備える樹脂製の口部部材を成形する工程と、
前記パウチ袋の前記第1フィルムの外側の樹脂層に、前記口部部材の樹脂製の前記鍔部の下面を、超音波、熱、高周波のいずれかの溶着により、樹脂を一体化させて取りつける工程と、
前記パウチ袋の開口している一端から内容物を充填する工程と、
前記一端を融着しパウチ袋を閉鎖して内部を密閉する工程と、を有する
パウチ容器の製造方法。
続きを表示(約 2,200 文字)
【請求項2】
第1フィルムの端部の内側の樹脂層と、1又は複数の第2フィルムの端部の内側の樹脂層とを融着することで、一端が開口したパウチ袋にする工程と、
前記パウチ袋の前記第1フィルムの外側の樹脂層に対して、口部部材の鍔部下面が密着するように、鍔部及び起立部を備える口部部材を樹脂でインサート成型する工程と、
前記パウチ袋の開口している一端から内容物を充填する工程と、
前記一端を融着しパウチ袋を閉鎖して内部を密閉する工程と、を有する
パウチ容器の製造方法。
【請求項3】
鍔部及び起立部を備える樹脂製の口部部材を成形する工程と、
第1フィルムの外側の樹脂層に、前記口部部材の樹脂製の前記鍔部の下面を、超音波、熱、高周波のいずれかの溶着により、樹脂を一体化させて取りつける工程と、
前記第1フィルムの端部の内側の樹脂層と、1又は複数の第2フィルムの端部の内側の樹脂層とを融着することで、一端が開口したパウチ袋にする工程と、
前記パウチ袋の開口している一端から内容物を充填する工程と、
前記一端を融着しパウチ袋を閉鎖して内部を密閉する工程と、を有する
パウチ容器の製造方法。
【請求項4】
第1フィルムの外側の樹脂層に対して、口部部材の鍔部下面が密着するように、鍔部及び起立部を備える前記口部部材を樹脂でインモールド成型する工程と、
前記第1フィルムの端部の内側の樹脂層と、1又は複数の第2フィルムの端部の内側の樹脂層とを融着することで、一端が開口したパウチ袋にする工程と、
前記パウチ袋の開口している一端から内容物を充填する工程と、
前記一端を融着しパウチ袋を閉鎖して内部を密閉する工程と、を有する
パウチ容器の製造方法。
【請求項5】
前記第1フィルムは、略六角形の上面フィルムであり、
前記第2フィルムは、略矩形の上辺と台形の下底が連続的に形成された形状の2枚の側面フィルムであり、
前記パウチ袋にする工程は、
略六角形の上面フィルムの連続する3辺の外縁部を、一方の側面フィルムの前記台形における上底と脚部である3つの端部と、融着する工程、
前記一方の側面フィルムにおける略矩形の側辺と、他方の側面フィルムにおける略矩形の側辺である端部と、を融着する工程、及び、
前記略六角形の上面フィルムの他の3辺の外縁部を、前記他方の側面フィルムの前記台形における上底と脚部である3つの端部と、融着する工程、を有する
請求項1乃至4のいずれか一項に記載のパウチ容器の製造方法。
【請求項6】
前記パウチ袋の前記一端を融着しパウチ袋を閉鎖して内部を密閉した後、
前記2枚の側面フィルムの下端の頂点を折り畳み、頂点同士を接着する
請求項5に記載のパウチ容器の製造方法。
【請求項7】
前記第1フィルムは、略円形の上面フィルムであり、
前記第2フィルムは、帯状の1枚の側面フィルムであり、
前記パウチ袋にする工程は、
上側表面に樹脂層を有する略円形の上面フィルムの外周縁部に、帯状の側面フィルムの一端を丸めながら融着する工程、及び
丸まった前記帯状の側面フィルムにおいて、前記上面フィルムを配した端部と直交する側端同士を融着する工程と、を有する
請求項1乃至4のいずれか一項に記載のパウチ容器の製造方法。
【請求項8】
前記第1フィルムは、略矩形の上辺と台形の下底が連続的に形成された形状の上面フィルムであり、
前記第2フィルムは、略六角形の側面フィルムと、略矩形の上辺と台形の下底が連続的に形成された形状の下面フィルムであり、
前記パウチ袋にする工程は、
前記略六角形の側面フィルムの連続する3辺の外縁部を、上面フィルムの前記台形における上底と脚部である3つの端部と、融着する工程、
前記上面フィルムにおける略矩形の側辺と、前記下面フィルムにおける略矩形の側辺である端部と、を融着する工程、及び、
前記略六角形の側面フィルムの他の3辺の外縁部を、下面フィルムの前記台形における上底と脚部である3つの端部と、融着する工程、を有する
請求項1乃至4のいずれか一項に記載のパウチ容器の製造方法。
【請求項9】
1枚のフィルムの端部の内側の樹脂層を折りたたんで融着することで、一端が開口したパウチ袋にする工程と、
鍔部及び起立部を備える樹脂製の口部部材を成形する工程と、
前記パウチ袋の前記フィルムの外側の樹脂層に、前記口部部材の樹脂製の前記鍔部の下面を、超音波、熱、高周波のいずれかの溶着により、樹脂を一体化させて取りつける工程と、
前記パウチ袋の開口している一端から内容物を充填する工程と、
前記一端を融着しパウチ袋を閉鎖して内部を密閉する工程と、を有する
パウチ容器の製造方法。
【請求項10】
前記口部部材の前記起立部の外周面には螺旋突起が形成されている
請求項1乃至4のいずれか一項に記載のパウチ容器の製造方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、口部を有するパウチ容器の製造方法、パウチ容器、キャップ付きパウチ容器、及びパウチ容器を含む吐出機構付き二重容器に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
一般的な、光や酸素を遮断するアルミパウチとして、口部(スパウトともいう)が差し込まれた構造が知られている(例えば、特許文献1)。しかし、口部が差し込まれたアルミパウチでは、口部の部分は樹脂製のため、流通工程において、口部から光や酸素が透過し、口部の部分から内容物が劣化してしまう可能性があった。
【0003】
そこで、流通工程において酸素バリア性を確保できる容器として、口部に膜を有するアルミチューブ(ラミネートチューブ)がある。
【0004】
一方、使用直前まで密閉性を保つ他の構成として、特許文献3には、パウチ容器において、上面を厚い円板で構成し、円板に口部が密着した構成が開示されている。
【0005】
さらに、使用直前まで密閉性を保つ構成として、特許文献4のパウチ容器では、口部を接着剤による接着層によって上面に貼り付ける構成が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
再表2007/126044号公報
特開2006-044768号公報
特許第3624132号公報
特開2001-335081号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかし、特許文献2のような一般的なアルミチューブ(ラミネートチューブ)は口部周辺の上面が分厚い構成であり、また、特許文献3のような上面の部分が分厚いパウチの構成であると、上面は変形しにくいため、特に残量が少なくなった場合、最後まで使い切る場合には大きな力が必要であった。
【0008】
一方、特許文献4のように、接着剤によって口部を固定する場合は、例えば、浴室や洗面所など高温多湿な状況でパウチ容器を放置したり、パウチ容器を水洗いした場合に、口部の接着剤が溶けて、口部が外れてしまう可能性があった。
【0009】
そこで、本発明は上記事情に鑑み、流通工程において口部の部分から内容物が劣化せず、最後まで使い切る際に大きな力が必要でなく、且つ、高温多湿な状況で使用しても口部が外れない、パウチ容器の製造方法、を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記課題を解決するため、本発明の一態様では、
第1フィルムの端部の内側の樹脂層と、1又は複数の第2フィルムの端部の内側の樹脂層とを融着することで、一端が開口したパウチ袋にする工程と、
鍔部及び起立部を備える樹脂製の口部部材を成形する工程と、
前記パウチ袋の前記第1フィルムの外側の樹脂層に、前記口部部材の樹脂製の前記鍔部の下面を、超音波、熱、高周波のいずれかの溶着により、樹脂を一体化させて取りつける工程と、
前記パウチ袋の開口している一端から内容物を充填する工程と、
前記一端を融着しパウチ袋を閉鎖して内部を密閉する工程と、を有する、
パウチ容器の製造方法、を提供する。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
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