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公開番号
2025079473
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-22
出願番号
2023192166
出願日
2023-11-10
発明の名称
電池パッケージ
出願人
トヨタバッテリー株式会社
代理人
弁理士法人コスモス国際特許商標事務所
主分類
H01M
50/204 20210101AFI20250515BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】電池の押さえつけ、冷却風の適切な流れ、および水の進入の防止のいずれをも図った電池パッケージを提供する。
【解決手段】本開示技術は、複数個の電池8を積層した電池スタック3と、電池スタック3の下方に位置するロアケース4と、電池スタック3の上方を覆うアッパーカバー5とを有する電池パッケージ1であって、アッパーカバー5は、電池スタック3の上面を押さえつける押圧部18と、押圧部18の上方に配置されたルーフ部20とを有し、ルーフ部20は、上下方向に見て部分的に重複しつつ互いに隙間を空けて配置されている同一方向に傾斜した複数の板状部20を有しており、複数の板状部20に、第1板状部21と、第1板状部21の下側に配置された第2板状部22とが含まれており、第1板状部21のうちの傾斜の下寄りの部分と第2板状部22の傾斜の上寄りの部分とが重複しているものを対象とする。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
複数個の電池を積層した電池スタックと、前記電池スタックの下方に位置するロアケースと、前記電池スタックの上方を覆うアッパーカバーとを有する電池パッケージであって、 前記アッパーカバーは、
前記電池スタックの上面を押さえつける押圧部と、
前記押圧部の上方に配置されたルーフ部とを有し、
前記ルーフ部は、上下方向に見て部分的に重複しつつ互いに隙間を空けて配置されている同一方向に傾斜した複数の板状部を有しており、
前記複数の板状部に、第1板状部と、前記第1板状部の下側に配置された第2板状部とが含まれており、
前記第1板状部のうちの傾斜の下寄りの部分と前記第2板状部の傾斜の上寄りの部分とが重複している電池パッケージ。
続きを表示(約 660 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の電池パッケージであって、
前記電池スタックの積層方向と、前記複数の板状部における傾斜の等高線の方向とが平行である電池パッケージ。
【請求項3】
請求項2に記載の電池パッケージであって、
前記電池スタックとして、積層方向が平行な第1電池スタックと第2電池スタックとを有し、
前記ルーフ部として、前記第1電池スタックの上方の第1ルーフ部と、前記第2電池スタックの上方の第2ルーフ部とを有し、
前記アッパーカバーは、前記第1ルーフ部と前記第2ルーフ部との突き合わせ位置が最も高く、前記突き合わせ位置から離れるほど低い形状のものである電池パッケージ。
【請求項4】
請求項1から請求項3までのいずれか1つに記載の電池パッケージであって、
前記複数の板状部の間の隙間に離散的に連結部が設けられている電池パッケージ。
【請求項5】
請求項1から請求項3までのいずれか1つに記載の電池パッケージであって、
前記ロアケースの上端における前記電池スタックの積層方向と平行な辺に外向きに迫り出した庇部と、
前記庇部の下方に配置され前記電池スタックと外部回路とを接続するコネクタとを有する電池パッケージ。
【請求項6】
請求項1から請求項3までのいずれか1つに記載の電池パッケージであって、
前記電池スタックの下面と前記ロアケースとの間に通気路が設けられている電池パッケージ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示技術は、電池パッケージに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
従来から、複数個の電池を積層してケースに収納した電池パッケージが知られている。特許文献1に記載されているバッテリーキャリヤもその一例である。同文献のバッテリーキャリヤには、カバーが被せられている。同文献の技術では、カバーに凹みを設けている。カバーの凹みにより、電池の押さえつけと、冷却風の適切な流れの実現とを図っている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平7-101297号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
前記した従来の技術には、降雨あるいは結露等の原因により、カバーの凹みに水が溜まる場合があった。凹みに水が溜まっていると、バッテリーキャリヤが振動したときに、付近にあるコネクターに水がかかる可能性がある。また、冷却風の出入り口からキャリア内に水が進入する可能性がある。
【0005】
本開示技術の課題とするところは、電池の押さえつけ、冷却風の適切な流れ、および水の進入の防止のいずれをも図った電池パッケージを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示技術の一態様における電池パッケージは、複数個の電池を積層した電池スタックと、電池スタックの下方に位置するロアケースと、電池スタックの上方を覆うアッパーカバーとを有する電池パッケージであって、アッパーカバーは、電池スタックの上面を押さえつける押圧部と、押圧部の上方に配置されたルーフ部とを有し、ルーフ部は、上下方向に見て部分的に重複しつつ互いに隙間を空けて配置されている同一方向に傾斜した複数の板状部を有しており、複数の板状部に、第1板状部と、第1板状部の下側に配置された第2板状部とが含まれており、第1板状部のうちの傾斜の下寄りの部分と第2板状部の傾斜の上寄りの部分とが重複しているものである。
【0007】
上記態様における電池パッケージでは、押圧部によって電池スタックがロアケースに向けて押し付けられている。このため電池スタックの位置が安定している。ルーフ部における板状部間の隙間は、電池スタックを冷却する冷却風の通路として機能する。第1板状部とその下側の第2板状部との重複状況により、板状部間の隙間における内部側の開口が外部側の開口より上方にある。このため、板状部間の隙間を通して外部から内側へ水が進入しにくい。
【0008】
上記態様における電池パッケージは、電池スタックの積層方向と、複数の板状部における傾斜の等高線の方向とが平行であることが好ましい。このようになっていると、板状部間の隙間による電池の冷却性能が、電池スタックのどの電池でもほぼ均一である。
【0009】
上記の態様ではさらに、電池スタックとして、積層方向が平行な第1電池スタックと第2電池スタックとを有し、ルーフ部として、第1電池スタックの上方の第1ルーフ部と、第2電池スタックの上方の第2ルーフ部とを有し、アッパーカバーは、第1ルーフ部と第2ルーフ部との突き合わせ位置が最も高く、突き合わせ位置から離れるほど低い形状のものであることが望ましい。このようにルーフ部の全体形状が傘状であることにより、ルーフ部上に水が溜まる箇所が排除される。
【0010】
上記のいずれかの態様ではさらに、複数の板状部の間の隙間に離散的に連結部が設けられていることが望ましい。このようにすることで、アッパーカバー全体としての剛性を高くすることができる。
(【0011】以降は省略されています)
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