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公開番号2025079841
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-23
出願番号2023192666
出願日2023-11-13
発明の名称配索構造および配索方法
出願人矢崎総業株式会社
代理人弁理士法人虎ノ門知的財産事務所
主分類H02G 11/00 20060101AFI20250516BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】電線の屈曲耐久性の低下を抑制可能な配索構造を提供する。
【解決手段】配索構造1は、車両の車体に固定される第一固定部と、車体のルーフに設けられた開口部に対して車両前後方向に沿って移動するスライド体に固定される第二固定部と、第一固定部に保持される第一端部と、第二固定部に保持される第二端部と、を有する外装部材30と、外装部材に挿通される電線Wと、電線を保持する保持部2と、を備え、第一固定部および第二固定部は、第一端部と第二端部との間に外装部材が車両前後方向に向けて湾曲する湾曲部を形成するように外装部材を保持し、保持部2は、電線Wが外装部材30の内部で余長保有部Wsを有するように、電線における少なくとも二つの箇所を保持する。
【選択図】図5


特許請求の範囲【請求項1】
車両の車体に固定される第一固定部と、
前記車体のルーフに設けられた開口部に対して車両前後方向に沿って移動するスライド体に固定される第二固定部と、
前記第一固定部に保持される第一端部と、前記第二固定部に保持される第二端部と、を有する外装部材と、
前記外装部材に挿通される電線と、
前記電線を保持する保持部と、
を備え、
前記第一固定部および前記第二固定部は、前記第一端部と前記第二端部との間に前記外装部材が車両前後方向に向けて湾曲する湾曲部を形成するように前記外装部材を保持し、
前記保持部は、前記外装部材の内部で前記電線が余長保有部を有するように、前記電線における少なくとも二つの箇所を保持する
ことを特徴とする配索構造。
続きを表示(約 760 文字)【請求項2】
前記外装部材に挿通される付勢部材を備え、
前記保持部は、前記付勢部材に対して前記電線を固定することにより、前記付勢部材に沿った前記余長保有部を前記電線に形成する
請求項1に記載の配索構造。
【請求項3】
前記保持部は、前記第一固定部および前記第二固定部のそれぞれに配置され、
前記第一固定部の前記保持部および前記第二固定部の前記保持部は、前記電線が前記外装部材の内部で前記余長保有部を有するように前記電線を保持する
請求項1に記載の配索構造。
【請求項4】
前記スライド体は、前記開口部を閉塞する全閉位置と前記開口部を開放する全開位置との間で車両前後方向に移動し、
前記保持部は、前記スライド体が前記全閉位置にあるときに前記余長保有部が前記湾曲部に位置するように前記電線を保持し、または前記スライド体が前記全開位置にあるときに前記余長保有部が前記湾曲部に位置するように前記電線を保持する
請求項1に記載の配索構造。
【請求項5】
板状の付勢部材を弾性変形させ、湾曲部を有する形状に変形した前記付勢部材を治具によって支持させる工程と、
前記治具によって支持されている前記付勢部材に対して電線を配索する工程と、
前記付勢部材における少なくとも二つの箇所に対して保持部によって前記電線を固定する工程と、
を含み、
前記配索する工程において、前記付勢部材における前記湾曲部の外側の面に対して前記電線が配索され、
前記固定する工程において、前記電線における前記湾曲部に沿う部分の両側が前記保持部によって前記付勢部材に固定される
ことを特徴とする配索方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、配索構造および配索方法に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来、スライド体用の給電装置がある。特許文献1には、車体と、車体にスライド自在に設けられ且つ該車体に形成された開口部を開閉するスライド体と、に亘って配索されたワイヤハーネスを備えたスライド体用の給電装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2011-151906号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ここで、車体とスライド体との間の狭いスペースで電線を湾曲させる場合、電線の屈曲耐久性が影響を受けやすくなる。車体とスライド体との間に配索される電線において、屈曲に対する耐久性の低下を抑制できることが望ましい。
【0005】
本発明の目的は、電線の屈曲耐久性の低下を抑制可能な配索構造および配索方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の配索構造は、車両の車体に固定される第一固定部と、前記車体のルーフに設けられた開口部に対して車両前後方向に沿って移動するスライド体に固定される第二固定部と、前記第一固定部に保持される第一端部と、前記第二固定部に保持される第二端部と、を有する外装部材と、前記外装部材に挿通される電線と、前記電線を保持する保持部と、を備え、前記第一固定部および前記第二固定部は、前記第一端部と前記第二端部との間に前記外装部材が車両前後方向に向けて湾曲する湾曲部を形成するように前記外装部材を保持し、前記保持部は、前記外装部材の内部で前記電線が余長保有部を有するように、前記電線における少なくとも二つの箇所を保持することを特徴とする。
【0007】
本発明の配索方法は、板状の付勢部材を弾性変形させ、湾曲部を有する形状に変形した前記付勢部材を治具によって支持させる工程と、前記治具によって支持されている前記付勢部材に対して電線を配索する工程と、前記付勢部材における少なくとも二つの箇所に対して保持部によって前記電線を固定する工程と、を含み、前記配索する工程において、前記付勢部材における前記湾曲部の外側の面に対して前記電線が配索され、前記固定する工程において、前記電線における前記湾曲部に沿う部分の両側が前記保持部によって前記付勢部材に固定されることを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明に係る配索構造において、保持部は、電線が外装部材の内部で余長保有部を有するように、電線における少なくとも二つの箇所を保持する。本発明に係る配索構造によれば、電線の屈曲耐久性の低下を抑制できるという効果を奏する。
【0009】
本発明に係る配索方法は、付勢部材に沿った余長保有部を適切に形成することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、実施形態に係る配索構造の側面図である。
図2は、実施形態に係る配索構造の側面図である。
図3は、実施形態に係る配索構造の断面図である。
図4は、実施形態に係る配索構造の側面図である。
図5は、余長保有部を有する電線の平面図である。
図6は、外装部材の湾曲部に位置する電線を示す図である。
図7は、治具において製造された電線アセンブリを示す斜視図である。
図8は、本実施形態の治具を示す平面図である。
図9は、治具によって支持された付勢部材を示す平面図である。
図10は、付勢部材に沿って配索された電線を示す平面図である。
図11は、余長保有部を有する電線の平面図である。
図12は、固定部に配置された保持部を示す側面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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