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公開番号2025074412
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-14
出願番号2023185190
出願日2023-10-30
発明の名称端子金具
出願人矢崎総業株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類H01R 13/11 20060101AFI20250507BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】端子バネの許容応力を超えてバネが永久変形するのを抑制することが可能な端子金具を提供する。
【解決手段】端子金具1は、相手側端子を受け入れる筒状の箱部20と、箱部20の内側において箱部20の壁部22に固定された固定部31と、相手側端子を箱部20に受け入れた場合に相手側端子と接触するように構成された接点部34と、固定部31に接続され、固定部31が固定された壁部22から接点部34に向かうにつれて壁部22から離れるように曲がる曲部32とを含む端子バネ30とを備え、壁部22の曲部32と対向する位置には、相手側端子が端子バネ30を押圧した場合に曲部32を受け入れる収容空間Sが設けられている。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
相手側端子を受け入れる筒状の箱部と、
前記箱部の内側において前記箱部の壁部に固定された固定部と、前記相手側端子を前記箱部に受け入れた場合に前記相手側端子と接触するように構成された接点部と、前記固定部に接続され、前記固定部が固定された前記壁部から前記接点部に向かうにつれて前記壁部から離れるように曲がる曲部とを含む端子バネと、
を備え、
前記壁部の前記曲部と対向する位置には、前記相手側端子が前記端子バネを押圧した場合に前記曲部を受け入れる収容空間が設けられている、端子金具。
続きを表示(約 150 文字)【請求項2】
前記収容空間は前記壁部に設けられた凹部内の空間である、請求項1に記載の端子金具。
【請求項3】
前記端子バネは、前記相手側端子が前記端子バネを押圧した場合に、前記壁部と当接することにより、前記接点部が移動するのを抑制する先端部を含む、請求項1又は2に記載の端子金具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、端子金具に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、端子バネを含む端子金具と相手側端子との嵌合時に端子バネに過大な変形が生じないように、端子バネの変形を規制するための変形規制部を設けた端子金具が知られている。
【0003】
特許文献1には、相手側端子を受け入れる筒状の箱部と、相手側端子に押圧接触するように箱部の内壁から延びる端子バネと、端子バネと相手側端子とが接触しているときの端子バネの変形を規制する変形規制部とを備える端子金具が開示されている。また、特許文献1には、箱部の内側に向けて突出する形状を有し、端子バネが相手側端子に押圧接触するときの支点として働く支点部をさらに備えている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2020-4539号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
従来の端子金具では、端子バネが相手側端子に押圧接触する際に、支点部が弾性変形する端子バネの支点として機能し、端子バネのバネ荷重を高くすることができる。しかしながら、従来の端子金具では、端子バネが許容応力を超えて押圧された場合には、端子バネが永久変形してしまうおそれがあり、特に端子バネの板厚が厚い場合にはその傾向が顕著になるおそれがある。また、端子バネのバネ荷重が高くなった場合には、相手側端子を挿入する際に強い力が必要になり、相手側端子を端子金具に挿入しにくくなるおそれがある。
【0006】
本発明は、このような従来技術が有する課題に鑑みてなされたものである。そして本発明の目的は、許容応力を超えて端子バネが永久変形するのを抑制することが可能な端子金具を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の態様に係る端子金具は、相手側端子を受け入れる筒状の箱部と、端子バネとを備えている。端子バネは、箱部の内側において箱部の壁部に固定された固定部と、相手側端子を箱部に受け入れた場合に相手側端子と接触するように構成された接点部とを含んでいる。端子バネは、固定部に接続され、固定部が固定された壁部から接点部に向かうにつれて壁部から離れるように曲がる曲部を含んでいる。壁部の曲部と対向する位置には、相手側端子が端子バネを押圧した場合に曲部を受け入れる収容空間が設けられている。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、許容応力を超えて端子バネが永久変形するのを抑制することが可能な端子金具を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本実施形態に係る端子金具の一例を示す斜視図である。
本実施形態に係る端子金具の一例を示す断面図である。
図2の枠線で囲った部分の拡大図である。
実施例に係る端子金具の応力分布図である。
比較例に係る端子金具の応力分布図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を用いて本実施形態に係る端子金具について詳細に説明する。なお、図面の寸法比率は説明の都合上誇張されており、実際の比率と異なる場合がある。なお、以下の説明において、端子金具と図示しない相手側端子とが嵌合する方向を嵌合方向Xという。また、嵌合方向Xにおいて、図示しない相手側端子が嵌合する側を先端側とし、その反対側を基端側という。嵌合方向Xに対して垂直な方向を幅方向Yという。また、嵌合方向X及び幅方向Yに垂直な方向を高さ方向Zという。
(【0011】以降は省略されています)

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