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公開番号
2025080024
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-23
出願番号
2023192981
出願日
2023-11-13
発明の名称
蓄電モジュールの製造方法
出願人
トヨタ自動車株式会社
,
株式会社豊田自動織機
代理人
弁理士法人深見特許事務所
主分類
H01M
10/04 20060101AFI20250516BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】電圧検出端子が積層方向における電極積層体の中央部側に傾くのを抑制することが可能な蓄電モジュールの製造方法を提供する。
【解決手段】蓄電モジュール100の製造方法は、電圧検出端子30が複数のシール部材21から引き出されるように、複数の電極(11~13)の各々の集電体15の周縁部15cにシール部材21を結合する工程と、複数の電極(11~13)をZ方向(積層方向)に積層して電極積層体10を形成する工程と、Z方向に積層されるシール部材21同士を加熱溶着する工程と、シール部材21同士が加熱溶着された後に、複数のシール部材21の温度を調整する工程とを備える。上記調整する工程は、Z方向における電極積層体10の中央部10bに対応するシール部材21を、Z方向における電極積層体10の端部10aに対応するシール部材21よりも相対的に冷却する工程を含む。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
電圧検出端子と電気的に接続されるとともに各々が集電体を含む複数の電極を備える蓄電モジュールの製造方法であって、
前記電圧検出端子が露出するように、前記複数の電極の各々の前記集電体の周縁部にシール部材を結合する工程と、
前記複数の電極を積層方向に積層して電極積層体を形成する工程と、
前記複数の電極が積層されることによって前記積層方向に積層される前記シール部材同士を加熱溶着する工程と、
前記シール部材同士が加熱溶着された後に、前記シール部材の温度を調整する工程と、を備え、
前記調整する工程は、
前記積層方向における前記電極積層体の中央部に対応する前記シール部材を、前記積層方向における前記電極積層体の端部に対応する前記シール部材よりも相対的に冷却する第1工程、または、
少なくとも前記中央部に対応する前記シール部材を冷却液に浸す第2工程を含む、蓄電モジュールの製造方法。
続きを表示(約 390 文字)
【請求項2】
前記第1工程は、前記中央部に対応する前記シール部材を局所的に冷却する工程である、請求項1に記載の蓄電モジュールの製造方法。
【請求項3】
前記第1工程は、前記中央部に対応する前記シール部材に向けて局所的に冷風を送風する工程である、請求項2に記載の蓄電モジュールの製造方法。
【請求項4】
前記第2工程は、前記中央部に対応する前記シール部材を、前記端部に対応する前記シール部材と共に前記冷却液に浸す工程である、請求項1に記載の蓄電モジュールの製造方法。
【請求項5】
前記第1工程は、前記中央部に対応する前記シール部材の加熱温度を、前記端部に対応する前記シール部材の加熱温度よりも低くした状態で、少なくとも前記端部に対応する前記シール部材を加熱する工程である、請求項1に記載の蓄電モジュールの製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、蓄電モジュールの製造方法に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
特開2021-022534号公報(特許文献1)には、複数の電極を備える蓄電モジュールの製造方法が開示されている。複数の電極は、積層方向に積層されている。複数の電極の各々の集電体の周縁部には、一次シールが結合されている。積層方向に積層された一次シール同士は、互いに溶着されている。一次シールは、熱によって溶融した部分が変形して、積層方向に隣り合う一次シールと接合(溶着)される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-022534号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記特許文献1には明記されていないが、複数の電極には、電圧検出端子が電気的に接続されている場合がある。また、一次シールが溶融された後、一次シールの温度が一次シールの融点以下になるように放熱されることにより一次シールが固体に変形(凝固)する。これにより、隣り合う一次シール同士が溶着する。この際、積層方向における端部側の電極に対応する一次シールは、積層方向における中央部の電極に対応する一次シールよりも速やかに放熱するとともに凝固する場合がある。
【0005】
この場合、中央部における一次シールが未だ溶融状態であるにも拘わらず、端部側における一次シールが先に凝固すると考えられる。このため、端部側の一次シールは、凝固する際に中央部側に収縮する。これに起因して、端部側の一次シールに中央部側への応力がかかる。この場合、端部側に設けられた電圧検出端子が中央部側に傾くことが考えられる。
【0006】
本開示は、上記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、電圧検出端子が積層方向における電極積層体の中央部側に傾くのを抑制することが可能な蓄電モジュールの製造方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の一の局面に係る蓄電モジュールの製造方法は、電圧検出端子と電気的に接続されるとともに各々が集電体を含む複数の電極を備える蓄電モジュールの製造方法であって、電圧検出端子が露出するように、複数の電極の各々の集電体の周縁部にシール部材を結合する工程と、複数の電極を積層方向に積層して電極積層体を形成する工程と、複数の電極が積層されることによって積層方向に積層されるシール部材同士を加熱溶着する工程と、シール部材同士が加熱溶着された後に、シール部材の温度を調整する工程と、を備える。上記調整する工程は、積層方向における電極積層体の中央部に対応するシール部材を、積層方向における電極積層体の端部に対応するシール部材よりも相対的に冷却する第1工程、または、少なくとも中央部に対応するシール部材を冷却液に浸す第2工程を含む。
【0008】
本開示の一の局面に係る蓄電モジュールの製造方法では、上記のように、上記調整する工程は、積層方向における電極積層体の中央部に対応するシール部材を、積層方向における電極積層体の端部に対応するシール部材よりも相対的に冷却する第1工程、または、少なくとも中央部に対応するシール部材を冷却液に浸す第2工程を含む。第1工程により、中央部に対応するシール部材からの放熱量と、端部に対応するシール部材からの放熱量との差を小さくすることができる。その結果、端部に対応するシール部材が凝固するタイミングと、中央部に対応するシール部材が凝固するタイミングとのずれを小さくすることができる。これにより、電圧検出端子が積層方向における電極積層体の中央部側に傾くのを抑制することができる。また、第2工程により、中央部に対応するシール部材を冷却液により速やかに冷却することができる。その結果、中央部に対応するシール部材を速やかに凝固させることができる。これにより、電圧検出端子が積層方向における電極積層体の中央部側に傾くのを抑制することができる。
【0009】
上記一の局面に係る蓄電モジュールの製造方法において、好ましくは、第1工程は、中央部に対応するシール部材を局所的に冷却する工程である。このように構成すれば、端部に対応するシール部材からの放熱量が大きくなるのを抑制しながら、中央部に対応するシール部材からの放熱量を大きくすることができる。
【0010】
この場合、好ましくは、第1工程は、中央部に対応するシール部材に向けて局所的に冷風を送風する工程である。このように構成すれば、電極積層体を濡らすことなく、中央部に対応するシール部材からの放熱量を容易に大きくすることができる。
(【0011】以降は省略されています)
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