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公開番号2025074728
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-14
出願番号2023185733
出願日2023-10-30
発明の名称ステータ
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類H02K 3/04 20060101AFI20250507BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】分割コイルとステータコアとの間の隙間を埋めることができるステータを提供する。
【解決手段】ステータ1は、軸方向に延びる複数のスロット11が設けられたステータコア10と、複数のスロット11の各々に配置されてなるコイル部20と、分割導線20をスロット11内で接続する連結部材30と、スロット11内においてコイル部20とステータコア10との間に挿入され、発泡層を有するスロット紙40と、を備える。連結部材30は、コイル部20に接続される。連結部材30の直径W2は、コイル部20の直径W1より大きい。連結部材30とコイル部20の接続面は、コイル部20と比べて電気抵抗が高い。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
軸方向に延びる複数のスロットが設けられたステータコアと、
前記複数のスロットの各々に配置されてなる分割導線と、
前記分割導線を前記スロット内で接続する連結部材と、
前記スロット内において前記分割導線と前記ステータコアとの間に挿入され、発泡層を有するスロット紙と、
を備えるステータであって、
前記連結部材は、
前記分割導線に接続され、
前記連結部材の直径は、前記分割導線の直径より大きく、
前記連結部材と前記分割導線の接続面は、
前記分割導線と比べて電気抵抗が高い、
ステータ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、ステータに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、ステータ内で接続部材を用いて分割コイルを接続する場合、スロット内の接続部材と分割コイルの接続箇所で導体が露出する導体露出部が生じる。このため、接続部材の直径が分割コイルの直径より小さい場合、特許文献1では、ステータコアと連結部材の間に生じる隙間を埋めるため、絶縁部材を接合部付近に巻き付けることによって、連結部材とステータコアの隙間に埋めている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-221114号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1では、連結部材とステータコアとの間に隙間が生じないが、分割コイルとステータコアとの間の隙間が大きく、この隙間が大きい箇所を充分に埋めることがでず、導体の露出部分から電子が移動する可能性があった。
【0005】
本開示は、上記に鑑みてなされたものであって、分割コイルとステータコアとの間の隙間を埋めることができるステータを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記した課題を解決し、目的を達成するために、本開示に係るステータは、軸方向に延びる複数のスロットが設けられたステータコアと、前記複数のスロットの各々に配置されてなる分割導線と、前記分割導線を前記スロット内で接続する連結部材と、前記スロット内において前記分割導線と前記ステータコアとの間に挿入され、発泡層を有するスロット紙と、を備えるステータであって、前記連結部材は、前記分割導線に接続され、前記連結部材の直径は、前記分割導線の直径より大きく、前記連結部材と前記分割導線の接続面は、前記分割導線と比べて電気抵抗が高い。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、連結部材とステータコアとの間の隙間を埋めることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、一実施の形態に係るステータの断面図である。
図2は、図1のA-A’線から見たステータの一部の断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本開示の実施の形態に係るステータについて、図面を参照しながら説明する。なお、下記の実施の形態における構成要素は、当業者が置換可能かつ容易なもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。また、以下の説明において参照する各図は、本開示の内容を理解でき得る程度に形状、大きさ、および位置関係を概略的に示してあるに過ぎない。即ち、本開示は、各図で例示された形状、大きさおよび位置関係のみに限定されるものではない。
【0010】
〔ステータの構成〕
図1は、一実施の形態に係るステータの断面図である。図2は、図1のA-A’線から見たステータの一部の断面図である。図1および図2に示すステータ1は、中心軸線C1を中心に円環形状をなす。以下において、軸方向とは、図1に示すように、中心軸線C1に沿った方向である。また、周方向とは、ステータ1の周方向であり、軸方向と直交する上下方向である。また、径方向とは、ステータ1の半径方向である。
(【0011】以降は省略されています)

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