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公開番号
2025080398
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-26
出願番号
2023193508
出願日
2023-11-14
発明の名称
車両
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
弁理士法人深見特許事務所
主分類
B60L
3/00 20190101AFI20250519BHJP(車両一般)
要約
【課題】車両に搭載された複数の電池に起因して車両に不具合が生じることを抑制する。
【解決手段】車両が、対象装置と、対象装置に対して並列に接続可能な第1蓄電装置および第2蓄電装置とを備える。第1蓄電装置は第1電池を備える。第2蓄電装置は第2電池を備える。第1電池の電圧と第2電池の電圧との電圧差が基準値よりも大きい場合には(S102においてNO)、第1電池および第2電池の少なくとも一方が対象装置に対して接続されない。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
対象装置と、前記対象装置に対して並列に接続可能な第1蓄電装置および第2蓄電装置とを備える車両であって、
前記第1蓄電装置は第1電池を備え、
前記第2蓄電装置は第2電池を備え、
前記第1電池の電圧と前記第2電池の電圧との電圧差が基準値よりも大きい場合には、前記第1電池および前記第2電池の少なくとも一方が前記対象装置に対して接続されない、車両。
続きを表示(約 980 文字)
【請求項2】
当該車両は、前記第1蓄電装置および前記第2蓄電装置に接続可能な車体をさらに備え、
前記車体は、前記対象装置と、制御装置とを備え、
前記制御装置は、前記車体に前記第1蓄電装置および前記第2蓄電装置が取り付けられた場合に前記電圧差を取得し、当該電圧差が前記基準値よりも小さい場合に、前記第1電池および前記第2電池の両方を前記対象装置に接続する、請求項1に記載の車両。
【請求項3】
前記制御装置は、前記電圧差が前記基準値よりも大きい場合には、前記第1電池および前記第2電池のうち、電圧、蓄電量、および最大出力の少なくとも1つに基づいて選ばれた1つの電池を前記対象装置に対して接続する、請求項2に記載の車両。
【請求項4】
前記車体は、前記第1蓄電装置が着脱可能な第1端子と、前記第2蓄電装置が着脱可能な第2端子と、前記第1端子と前記第2端子とを並列に接続する並列回路とをさらに備え、
前記第1蓄電装置は、前記第1端子に接続可能な第3端子と、前記第3端子と前記第1電池との間に配置された第1リレーとをさらに備え、
前記第2蓄電装置は、前記第2端子に接続可能な第4端子と、前記第4端子と前記第2電池との間に配置された第2リレーとをさらに備え、
前記制御装置は、前記電圧差が前記基準値よりも小さい場合には、前記第1リレーおよび前記第2リレーの両方を接続状態にし、前記電圧差が前記基準値よりも大きい場合には、前記第1リレーおよび前記第2リレーの少なくとも一方を遮断状態にする、請求項2または3に記載の車両。
【請求項5】
当該車両は、前記第1蓄電装置および前記第2蓄電装置を含む3つ以上の蓄電装置に接続可能な車体をさらに備え、
前記車体は、前記対象装置と、制御装置とを備え、
前記3つ以上の蓄電装置の各々は電池を含み、
前記制御装置は、前記車体に前記3つ以上の蓄電装置が取り付けられた場合に、前記3つ以上の蓄電装置の全ての組合せについて2つの前記電池の電圧差を取得し、前記基準値よりも当該電圧差が小さい前記電池の組合せを前記対象装置に接続し、前記基準値よりも当該電圧差が大きい前記電池の組合せを前記対象装置に接続しない、請求項1に記載の車両。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、複数の蓄電装置を備える車両に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
特開2022-174873号公報(特許文献1)には、複数の交換式バッテリを備える車両が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-174873号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載される車両では、4つのモータ制御部に対して個別に電池(バッテリ)が設けられている。すなわち、車両に搭載された1つの対象装置(例えばモータ制御部)につき1つの電池が設けられている。ただし、対象装置に大電力を供給するなどの目的で1つの対象装置に対して複数の電池を並列に接続することも考えられる。しかしながら、1つの対象装置に対して複数の電池が接続された場合、それら電池の状態によっては車両に不具合が生じる可能性がある。例えば、対象装置がダメージを受けるかもしれない。
【0005】
本開示は、上記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、車両に搭載された複数の電池に起因して車両に不具合が生じることを抑制することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一形態に係る車両は、対象装置と、対象装置に対して並列に接続可能な第1蓄電装置および第2蓄電装置とを備える。第1蓄電装置は第1電池を備える。第2蓄電装置は第2電池を備える。第1電池の電圧と第2電池の電圧との電圧差が基準値よりも大きい場合には、第1電池および第2電池の少なくとも一方が対象装置に対して接続されない。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、車両に搭載された複数の電池に起因して車両に不具合が生じることを抑制することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本開示の実施の形態に係る車両の構成を示す図である。
蓄電装置の交換を行う電池交換システムの構成の一例を示す図である。
本開示の実施の形態に係る電池交換方法を示すフローチャートである。
図3に示した電池交換方法において、車体に蓄電装置が取り付けられた後に車体内の制御装置によって実行される処理を示すフローチャートである。
図1に示した構成の変形例を示す図である。
対象装置に接続する電池を選ぶ方法の変形例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本開示の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。図中、同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。
【0010】
図1は、この実施の形態に係る車両の構成を示す図である。図1を参照して、車両100は、車体10と、電池パック20A(第1蓄電装置)と、電池パック20B(第2蓄電装置)とを備える。車体10は、車両100のうち電池パック20A,20B以外の部分である。車体10は車両駆動装置を備える。車両駆動装置は、MG(Motor Generator)11aおよびインバータ11bを含み、本開示に係る「対象装置」の一例に相当する。車両駆動装置は、電池パック20A,20Bの各々から出力される電力を用いて車両100を走行させるように構成される。電池パック20Aおよび20Bは、インバータ11bに対して並列に接続可能に構成される。車両100は、例えば内燃機関を備えない電気自動車(BEV)である。ただしこれに限られず、車両100は、内燃機関を備えるPHEV(プラグインハイブリッド車)であってもよいし、他の電動車(xEV)であってもよい。この実施の形態では、電池パック20Aおよび20Bが同じ構成を有するため、以下では、これらを区別しない場合は「電池パック20」と称する。
(【0011】以降は省略されています)
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