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公開番号
2025084241
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-03
出願番号
2023197989
出願日
2023-11-22
発明の名称
シート剥離装置、ラミネート処理装置、及び、画像形成システム
出願人
株式会社リコー
代理人
個人
主分類
B65H
41/00 20060101AFI20250527BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約
【課題】巻付けローラと搬送ローラ対との間の搬送経路において重合シートや中シートの搬送不良を生じにくくする。
【解決手段】シート剥離部19は、所定の回転方向に回転して重合シートPJを巻き付ける巻付けローラ20と、巻付けローラ20と第3搬送ローラ対6との間で、重合シートPJ又は中シートPMの搬送を妨げない退避位置から移動して2枚のシートP1、P2の間に形成される隙間Cに挿入される剥離爪16(剥離部材)と、が設けられている。また、重合シートPJ又は中シートPMを案内可能に構成されて、搬送経路K3において正逆方向に移動可能な可動搬送ガイド板23(可動搬送ガイド部材)が設けられている。
【選択図】図14
特許請求の範囲
【請求項1】
2枚のシートが重ね合されて接合部で接合された重合シートの非接合部を剥離する剥離処理をおこなって、剥離した状態の前記2枚のシートの間に中シートを挿入する挿入処理をおこなうシート剥離部と、
前記シート剥離部からの搬送方向を正方向として、前記シート剥離部に向けた搬送方向を逆方向として、前記重合シートを正逆方向に搬送可能な搬送ローラ対と、
を備え、
前記シート剥離部は、
所定の回転方向に回転して前記重合シートを巻き付ける巻付けローラと、
前記巻付けローラと前記搬送ローラ対との間で、前記重合シート又は前記中シートの搬送を妨げない退避位置から移動して2枚のシートの間に形成される隙間に挿入される剥離部材と、
を具備し、
前記巻付けローラと前記搬送ローラ対との間の搬送経路を挟んで当該搬送経路から別々の方向に分岐する2つの分岐搬送経路と、
前記重合シート又は前記中シートを案内可能に構成されて、前記搬送経路において前記正逆方向に移動可能な可動搬送ガイド部材と、
が設けられたことを特徴とするシート剥離装置。
続きを表示(約 1,300 文字)
【請求項2】
前記可動搬送ガイド部材は、
前記搬送経路において前記巻付けローラが設置された側とは反対側に設置されて、
前記搬送経路において前記巻付けローラから前記剥離部材に対して前記正方向の搬送方向上流側の位置に至る範囲を搬送ガイド範囲とする第1位置と、前記搬送経路において前記搬送方向上流側の位置から前記搬送ローラ対に至る範囲を搬送ガイド範囲とする第2位置と、の間を移動可能に構成されたことを特徴とする請求項1に記載のシート剥離装置。
【請求項3】
前記搬送経路において前記剥離部材が前記退避位置に位置している状態で前記重合シートが前記正方向に搬送されるときに、前記重合シートの搬送に合わせて前記可動搬送ガイド部材が前記第1位置から前記第2位置に移動されることを特徴とする請求項2に記載のシート剥離装置。
【請求項4】
前記搬送経路において前記剥離部材が前記退避位置に位置している状態で前記重合シートが前記逆方向に搬送されるときに、前記重合シートの搬送に合わせて前記可動搬送ガイド部材が前記第2位置から前記第1位置に移動されることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載のシート剥離装置。
【請求項5】
前記搬送経路において前記重合シートが前記正方向又は前記逆方向に搬送されながら前記剥離部材が前記退避位置から移動して前記隙間に挿入されるときに、前記可動搬送ガイド部材が前記第1位置に位置していることを特徴とする請求項2に記載のシート剥離装置。
【請求項6】
前記搬送経路において前記重合シートの前記2枚のシートが前記2つの分岐搬送経路に位置して剥離した状態で前記中シートが前記2枚のシートの間に挿入されるときに、前記中シートの前記正方向の搬送に合わせて前記可動搬送ガイド部材が前記第1位置から前記第2位置に移動されることを特徴とする請求項2に記載のシート剥離装置。
【請求項7】
前記中シートが前記2枚のシートの間に挿入された状態の前記重合シートが前記搬送ローラ対によって前記正方向に搬送されるときに、前記可動搬送ガイド部材が前記第2位置から前記第1位置に移動されることを特徴とする請求項6に記載のシート剥離装置。
【請求項8】
請求項1又は請求項2に記載のシート剥離装置と、
前記シート剥離装置によって剥離された前記2枚のシートの間に中シートが挿入された状態の前記重合シートにラミネート処理を施すラミネート処理部と、
を備えたことを特徴とするラミネート処理装置。
【請求項9】
請求項1又は請求項2に記載のシート剥離装置と、
シートに画像を形成する画像形成装置と、
を備えたことを特徴とする画像形成システム。
【請求項10】
請求項8に記載のラミネート処理装置と、
前記中シートに画像を形成する画像形成装置と、
を備えたことを特徴とする画像形成システム。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この発明は、2枚のシートが重ね合されて接合部で接合された重合シートを剥離するシート剥離装置と、それを備えたラミネート処理装置と、複写機、プリンタ、ファクシミリ、又は、それらの複合機や印刷機等の画像形成装置を備えた画像形成システムと、に関するものである。
続きを表示(約 2,700 文字)
【背景技術】
【0002】
従来から、2枚のシートが重ね合されて接合部で接合された重合シートを剥離して、その剥離した2枚のシートの間に中シートを挿入するシート剥離装置が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
詳しくは、特許文献1におけるシート剥離装置は、1辺が接合された重合シートにおける2枚のシートを、巻付けローラや剥離爪などが設置されたシート剥離部で剥離する。このとき、巻付けローラから搬送ローラ対に向けて重合シートが正方向に搬送されたり、搬送ローラ対から巻付けローラに向けて重合シートが逆方向に搬送されたりすることになる。そして、巻付けローラと搬送ローラ対との間の搬送経路を跨ぐように形成された2つの分岐搬送経路に分岐・剥離された状態の2枚のシートの間に向けて、中シート(中紙)を正方向に搬送して、重合シートに中シートを挿入している。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
従来のシート剥離装置は、巻付けローラと搬送ローラ対との間の搬送経路において重合シートや中シートの搬送不良が生じてしまうことがあった。そして、そのような搬送不良が生じてしまうと、重合シートを良好に剥離することができなかったり、重合シートに対して中シートを良好に挿入することができなかったり、してしまっていた。
【0004】
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、巻付けローラと搬送ローラ対との間の搬送経路において重合シートや中シートの搬送不良が生じにくい、シート剥離装置、ラミネート処理装置、画像形成装置、及び、画像形成システムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
この発明におけるシート剥離装置は、2枚のシートが重ね合されて接合部で接合された重合シートの非接合部を剥離する剥離処理をおこなって、剥離した状態の前記2枚のシートの間に中シートを挿入する挿入処理をおこなうシート剥離部と、前記シート剥離部からの搬送方向を正方向として、前記シート剥離部に向けた搬送方向を逆方向として、前記重合シートを正逆方向に搬送可能な搬送ローラ対と、を備え、前記シート剥離部は、所定の回転方向に回転して前記重合シートを巻き付ける巻付けローラと、前記巻付けローラと前記搬送ローラ対との間で、前記重合シート又は前記中シートの搬送を妨げない退避位置から移動して2枚のシートの間に形成される隙間に挿入される剥離部材と、を具備し、前記巻付けローラと前記搬送ローラ対との間の搬送経路を挟んで当該搬送経路から別々の方向に分岐する2つの分岐搬送経路と、前記重合シート又は前記中シートを案内可能に構成されて、前記搬送経路において前記正逆方向に移動可能な可動搬送ガイド部材と、が設けられたものである。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、巻付けローラと搬送ローラ対との間の搬送経路において重合シートや中シートの搬送不良が生じにくい、シート剥離装置、ラミネート処理装置、画像形成装置、及び、画像形成システムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
この発明の実施の形態におけるシート剥離装置を示す全体構成図である。
(A)把持部材が把持位置に移動した状態を示す側面図と、(B)把持部材が退避位置に移動した状態を示す側面図と、である。
(A)把持部材が把持位置に移動した状態を示す斜視図と、(B)把持部材が退避位置に移動した状態を示す斜視図と、である。
シート剥離装置の動作を制御する制御ブロックのハードウェア構成図である。
シート剥離装置の動作を示す図である。
図5に続くシート剥離装置の動作を示す図である。
図6に続くシート剥離装置の動作を示す図である。
図7に続くシート剥離装置の動作を示す図である。
図8に続くシート剥離装置の動作を示す図である。
剥離爪が重合シートに挿入された状態を幅方向に示す図である。
剥離爪の動作を幅方向に示す斜視図である。
剥離爪の駆動機構を示す構成図である。
シート剥離装置でおこなわれる制御を示すフローチャートである。
シート剥離装置でおこなわれる可動搬送ガイド板の制御を示すフローチャートである。
可動搬送ガイド板とガイド部材駆動機構とを示す斜視図である。
変形例1としての、ラミネート処理装置を示す図である。
変形例2としての、画像形成システムを示す図である。
変形例3としての、画像形成システムを示す図である。
別形態の画像形成システムを示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、この発明を実施するための形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜に簡略化ないし省略する。
【0009】
まず、図1にて、シート剥離装置1における全体の構成・動作について説明する。
シート剥離装置1は、2枚のシートP1、P2が重ね合されて接合部A(図5(A)参照)で接合された重合シートPJの非接合部を剥離するシート剥離部19を備えた装置である。
シート剥離部19は、重合シートPJの非接合部を剥離する剥離処理をおこなって、剥離した状態の2枚のシートP1、P2の間に中シートPMを挿入する挿入処理をおこなうものである。
なお、シート剥離装置1の外装部には、シート剥離装置1における種々の情報を表示したり種々の指令を入力したりするための操作表示パネル49(操作表示部)が設置されている。
【0010】
特に、本実施の形態において、重合シートPJとして、2枚のシートP1、P2を重ね合わせて、4辺のうち1辺を接合部Aとして接合したものを用いている。すなわち、重合シートPJ(2枚のシートP1、P2)は、1辺(接合部A)のみが熱溶着などによって繋がっていて、その他の部分(非接合部)は接合されず重合されている。また、重合シートPJを構成する2枚のシートP1、P2としては、透明なフィルムシート(ラミネートシート)を用いることができる。
(【0011】以降は省略されています)
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