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公開番号
2025085506
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-05
出願番号
2023199426
出願日
2023-11-24
発明の名称
バッテリパック構造
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類
B60K
1/04 20190101AFI20250529BHJP(車両一般)
要約
【課題】車両の側突時において、側突荷重の伝達経路が確保されたバッテリパック構造を得る。
【解決手段】バッテリケース32内において、側壁40、42間を架け渡すリブ46が設けられることによって、当該リブ46が設けられていない場合と比較して、バッテリケース32自体の剛性を向上させることが可能となる。また、車両12の側突時において、ロッカ16に入力された側突荷重は、締結部52を介して、バッテリケース32側へ伝達される。当該締結部52は、車両平面視でリブ46の車両幅方向の延長線上に設けられているため、締結部52を介してバッテリケース32側へ伝達された側突荷重は、一方の側壁40側からリブ46に伝達され、他方の側壁42側へ伝達される。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
バッテリセルが車両幅方向に沿って延在されかつ車両前後方向に沿って配列された状態で収容されるバッテリパック本体と、
前記バッテリパック本体の一部を構成する底壁において、車両前後方向に沿って配列された前記バッテリセル間に車両幅方向に沿って突設され、当該バッテリパック本体の他の一部を構成し車両幅方向の両端において車両前後方向に沿って延在された一対の側壁間に架け渡された第1リブと、
前記バッテリパック本体の側壁の外側に設けられ、車両平面視で前記第1リブの車両幅方向の延長線上に配置され、車両骨格の一部を構成すると共に車両幅方向の両外側において車両前後方向に沿って延在されたロッカに締結された締結部と、
を備えているバッテリパック構造。
続きを表示(約 320 文字)
【請求項2】
前記バッテリパック本体の底壁に設けられ、車両幅方向に沿って入力された荷重を車両幅方向の反対側に対して車両幅方向に沿って伝達させる第2リブをさらに備えている請求項1に記載のバッテリパック構造。
【請求項3】
前記第2リブは、前記バッテリパック本体の底壁から車両上下方向の下方側へ向かって突出され、車両側面視で前記ロッカと重なるように設定されている請求項2に記載のバッテリパック構造。
【請求項4】
前記バッテリパック本体の収容部を塞ぐカバーに前記締結部が設けられると共に、前記カバーによって車室内の床部を構成するフロアが構成されている請求項1~請求項3の何れか1項に記載のバッテリパック構造。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、バッテリパック構造に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
下記特許文献1に記載された電気自動車では、左右一対のシルビーム(ロッカと称される場合もある)、フロントクロスメンバ、リヤクロスメンバ及び冷却板によって構成された空間部によって略直方体状のバッテリ収容空間が構成され、このバッテリ収容空間内に複数のバッテリが収容されるようになっている。つまり、複数のバッテリは、ロッカ、フロントクロスメンバ及びリヤクロスメンバで構成された、いわゆる車体フレーム(車両骨格と称される場合もある)によって囲まれている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
CN114940214号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記先行技術では、車両の側面衝突時(以下、「車両の側突時」と称する)において、複数のバッテリで構成されるバッテリパックに対して入力された側突荷重の伝達経路について懸念される。
【0005】
本発明は上記事実を考慮し、車両の側突時において、側突荷重の伝達経路が確保されたバッテリパック構造を得ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
請求項1に記載の発明に係るバッテリパック構造は、バッテリセルが車両幅方向に沿って延在されかつ車両前後方向に沿って配列された状態で収容されるバッテリパック本体と、前記バッテリパック本体の一部を構成する底壁において、車両前後方向に沿って配列された前記バッテリセル間に車両幅方向に沿って突設され、当該バッテリパック本体の他の一部を構成し車両幅方向の両端において車両前後方向に沿って延在された一対の側壁間に架け渡された第1リブと、前記バッテリパック本体の側壁の外側に設けられ、車両平面視で前記第1リブの車両幅方向の延長線上に配置され、車両骨格の一部を構成すると共に車両幅方向の両外側において車両前後方向に沿って延在されたロッカに締結された締結部と、を備えている。
【0007】
請求項1に記載の発明に係るバッテリパック構造では、バッテリパック本体、第1リブ及び締結部を備えている。バッテリパック本体には、バッテリセルが車両幅方向に沿って延在されかつ車両前後方向に沿って配列された状態で収容されている。第1リブは、バッテリパック本体の一部を構成する底壁において、車両前後方向に沿って配列されたバッテリセル間に車両幅方向に沿って突設されており、バッテリパック本体の他の一部を構成し車両幅方向の両端かつ車両前後方向に沿って延在された一対の側壁間に架け渡されている。
【0008】
ここで、当該バッテリパック本体には、側壁の外側に締結部が設けられている。この締結部は、車両平面視で第1リブの車両幅方向の延長線上に配置され、車両骨格の一部を構成すると共に車両幅方向の両外側において車両前後方向に沿って延在されたロッカに締結されている。
【0009】
本発明では、バッテリパック本体内において、一対の側壁間を架け渡す第1リブが設けられることによって、当該第1リブが設けられていない場合と比較して、バッテリパック本体自体の剛性を向上させることが可能となる。これにより、本発明では、バッテリパック本体の撓み変形が抑制される。
【0010】
また、本発明では、車両の側突時において、ロッカに入力された側突荷重は、締結部を介して、バッテリパック本体側へ伝達される。当該締結部は、車両平面視で第1リブの車両幅方向の延長線上に設けられているため、締結部を介してバッテリパック本体側へ伝達された側突荷重は、一方の側壁側から第1リブに伝達され、他方の側壁側へ伝達される。このように、本発明では、側突荷重に対して、一方のロッカ側から他方のロッカ側への伝達経路が確保されている。
(【0011】以降は省略されています)
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