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公開番号
2025086087
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-06
出願番号
2023199901
出願日
2023-11-27
発明の名称
チューブ固定具
出願人
金井重要工業株式会社
,
個人
,
テクノワープ株式会社
代理人
主分類
A61M
25/02 20060101AFI20250530BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】患者に装着されるチューブを身体に密着させて簡便且つしっかりと固定することができる、チューブ固定具を提供する。
【解決手段】本発明にかかるチューブ固定具は、長手方向に伸縮するバンド部材と、バンド部材の一端にチューブを固定するための挟持部を備える。挟持部は、二つ折り可能な一対の挟持片から構成され、一対の挟持片の内面に、対となってチューブを挟持する挟持部材と、挟持片を二つ折り状態で固定する係合手段とを有する。バンド部の挟持部を備えていない側の端と、バンド部材および/または挟持片の固定箇所と対向していない側の所定の表面とに、チューブ固定具をチューブの固定箇所に巻き付けた状態で固定するための係合手段を備えている。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
患者の肢体に巻き付けてチューブを固定するチューブ固定具であって、
長手方向に伸縮するバンド部材と、
前記バンド部材の一端にチューブを固定するための挟持部を備え、
前記挟持部は、二つ折り可能な一対の挟持片から構成され、
前記一対の挟持片の内面に、対となってチューブを挟持する挟持部材と、前記挟持片を二つ折り状態で固定する係合手段とを有し、
前記バンド部の前記挟持部を備えていない側の端と、前記バンド部材および/または前記挟持片の固定箇所と対向していない側の所定の表面とに、チューブ固定具をチューブの固定箇所に巻き付けた状態で固定するための係合手段を備えていることを特徴とする、チューブ固定具。
続きを表示(約 130 文字)
【請求項2】
前記係合手段が、面ファスナーである、請求項1に記載のチューブ固定具。
【請求項3】
前記バンド部材および前記挟持片の患者と接する側の面に、防滑部材がそれぞれ離間した状態で複数形成されている、請求項1に記載のチューブ固定具。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、チューブ固定具に関し、特に患者に装着されるチューブを身体に密着させて簡便且つしっかり固定することができる、チューブ固定具に関するものである。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
人工透析、輸血や点滴を行うとき、患者には、カテーテルまたは留置針、そしてカテーテル等に接続されたPVC等の合成樹脂製のチューブが装着される。これらの器具を患者に装着するときは、患者の動きによって誤ってカテーテル等が抜けないようにしっかりと固定させる必要がある。そのため、カテーテルやチューブ等が肢体に密着するようにチューブ等の器具周辺の広範囲にサージカルテープ等を貼付して固定が行われている。
【0003】
サージカルテープ等を用いて行う固定では、その都度テープで広範囲を固定しなければならず、作業が煩雑なうえ慣れも必要であった。また、患者の肌が弱い場合、テープを貼っている個所が赤くなったり、かゆくなったりするテープかぶれが広範囲に生じていた。
【0004】
これらの課題を解消するためテープを用いないチューブ固定具が発明されている(特許文献1)。特許文献1のチューブ固定具は、長手方向に伸縮するバンド部と、チューブを上下から挟んで保持するためバンド部の表裏に設けた2つの保持部材と、バンド部を固定するための面ファスナーを備えたものである。このチューブ固定具でチューブを固定するには、まず、患者の手首の上にチューブ固定具の一端を載せる。次にチューブをバンド部上にある第1の保持部材の上に載せる。そして、バンド部を手首に巻き付けた後、チューブの位置決めをしながら第1の保持部材と第2の保持部材とで挟み込むように手で固定する。さらに、チューブを手で固定しながらバンド部の他方の端を持って引っ張り、その端を面ファスナーで留めることでチューブが固定される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2016-101203号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献1のチューブ固定具では、片手でチューブを第1の保持部材と第2の保持部で挟みながら、もう片方の手でバンド部を手首等に巻き付け、バンド部の端を引っ張りながら面ファスナーを留めなければならない。そのため、この固定具を用いても所望の位置にチューブを固定するには慣れが必要であった。また、このチューブ固定具でチューブがずれないようしっかりと固定するためには、バンド部全体を強く引っ張った状態で面ファスナーを留めなければならない。そのため、チューブ固定具を装着した部分には強い圧迫感が生じ、ひどい場合には鬱血が生じる場合があった。
【課題を解決するための手段】
【0007】
請求項1に記載の発明は、患者の肢体に巻き付けてチューブを固定するチューブ固定具であって、長手方向に伸縮するバンド部材と、バンド部材の一端にチューブを固定するための挟持部を備え、挟持部は、二つ折り可能な一対の挟持片から構成され、一対の挟持片の内面に、対となってチューブを挟持する挟持部材と、挟持片を二つ折り状態で固定する係合手段とを有し、バンド部の挟持部を備えていない側の端と、バンド部材および/または挟持片の固定箇所と対向していない側の所定の表面とに、チューブ固定具をチューブの固定箇所に巻き付けた状態で固定するための係合手段を備えていることを特徴とする、チューブ固定具である。
請求項2に記載の発明は、係合手段が、面ファスナーである、請求項1に記載のチューブ固定具である。
請求項3に記載の発明は、バンド部材および挟持片の患者と接する側の面に、防滑部材がそれぞれ離間した状態で複数形成されている、請求項1に記載のチューブ固定具である。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、患者に装着されるチューブを身体に密着させて簡便且つしっかりと固定することができる、チューブ固定具を提供することができる。
【0009】
この発明の上述の目的、その他の目的、特徴および利点は、図面を参照して行う以下の発明を実施するための形態の説明から一層明らかとなろう。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明にかかるチューブ固定具の一実施形態を示す正面図解図である。
図1に示す一実施形態の背面図解図である。
バンド体から形成された挟持部の構造を示す図解図である。
挟持部の挟持片を一直線上に開いた状態を示す図解図である。
挟持部の挟持片部分を開いた状態を示す写真である。
挟持部材がチューブを挟持している状態を示す図解図であり、(a)は、細いチューブを挟持している状態、(b)は、太いチューブを挟持している状態である。
チューブを挟持しているチューブ固定具の状態を示す写真である。
防滑部材が形成されている状態を示す写真である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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