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公開番号
2025088827
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-12
出願番号
2023203565
出願日
2023-12-01
発明の名称
ミシン釜のグリース供給構造
出願人
JUKI株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
D05B
57/14 20060101AFI20250605BHJP(縫製;刺しゅう;タフティング)
要約
【課題】グリースを好適に供給することができるミシン釜のグリース供給構造を実現する。
【解決手段】このミシン釜のグリース供給構造100であれば、ミシンの作動と停止を繰り返す度に、外釜1の回転に伴う遠心力F1と、外釜1の回転の加減速に伴う慣性力F2,F3の作用によって、撹拌部材11cがグリース収容部11内を移動して、グリース収容部11内のグリースGを撹拌することができる。撹拌部材11cがグリース収容部11内のグリースGを撹拌することで、グリースGが分離し難くなって所定の性状が維持されるので、外釜1の回転に伴う遠心力F1によってグリース収容部11からグリース供給路12にグリースGが好適に送り出され、グリース供給路12に送り出されたグリースGが芯材5の貫通孔5aを通じてレース溝1aに到達するようになり、ミシン釜3の摺動部(レース溝1a、レース突部2a)にグリースGを好適に供給することができる。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
釜軸の一端部に連結されて所定方向に回転される外釜と、前記外釜に回転可能に内装されている内釜と、を有するミシン釜における前記外釜と前記内釜とが相対的に摺動する摺動部にグリースを供給するミシン釜のグリース供給構造であって、
前記外釜には、前記グリースが充填されるグリース収容部と、前記グリース収容部から前記摺動部に前記グリースを導くグリース供給路と、が設けられており、
前記グリース収容部には、そのグリース収容部内を移動可能な撹拌部材が少なくとも1つ備えられていることを特徴とするミシン釜のグリース供給構造。
続きを表示(約 380 文字)
【請求項2】
前記撹拌部材は、前記グリースよりも密度が大きい材料で形成されていることを特徴とする請求項1に記載のミシン釜のグリース供給構造。
【請求項3】
前記グリース収容部は、前記外釜における前記釜軸の回転中心よりも外側の位置に設けられており、
前記外釜の回転に伴う遠心力によって前記撹拌部材が前記グリース収容部内で移動することに伴い、前記グリースが撹拌されるように構成されていることを特徴とする請求項1に記載のミシン釜のグリース供給構造。
【請求項4】
前記撹拌部材は、球状に形成されていることを特徴とする請求項1~3のいずれか一項に記載のミシン釜のグリース供給構造。
【請求項5】
前記撹拌部材は、針状に形成されていることを特徴とする請求項1~3のいずれか一に記載のミシン釜のグリース供給構造。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ミシン釜の摺動部にグリースを供給するミシン釜のグリース供給構造に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、ミシン釜を構成する外釜と内釜が相対的に摺動する摺動部へグリースを供給して、ミシン釜の発熱、焼付、摩耗を抑えるミシン釜のグリース供給構造が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
このミシン釜のグリース供給構造は、外釜に設けられたグリース収容部を有しており、そのグリース収容部は、グリースが充填されている内側収容部と、摺動部近傍の外側収容部と、内側収容部と外側収容部を連通する連通収容部とを備えている。
そして、外釜が回転された際の遠心力でグリースが内側収容部から連通収容部を通じて外側収容部に送られて、外釜と内釜の摺動部にグリースが供給されるようになっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平10-137479号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記特許文献1の技術の場合、ミシン釜の摺動部に供給されるグリース量がばらつき、グリースの供給量が過少になってしまうことがあるという問題があった。
グリースは基油が増ちょう剤によって分散されて半固体状になったものであるため、外釜が回転された際の遠心力で密度が異なる基油と増ちょう剤が分離してしまい、遠心力を受け易い増ちょう剤成分が内側収容部から連通収容部に過剰に送られたことでグリースが通過し難くなり、グリースの供給量が過少になってしまうことがあった。
また、グリースが分離した状態で、流動性の高い基油成分が過剰に供給されてしまうようなことがあると、グリース収容部内のグリースの粘度が上昇してしまうので、その後のグリースの供給量が過少になってしまうことがあった。
【0005】
本発明の目的は、グリースを好適に供給することができるミシン釜のグリース供給構造を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
以上の課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、
釜軸の一端部に連結されて所定方向に回転される外釜と、前記外釜に回転可能に内装されている内釜と、を有するミシン釜における前記外釜と前記内釜とが相対的に摺動する摺動部にグリースを供給するミシン釜のグリース供給構造であって、
前記外釜には、前記グリースが充填されるグリース収容部と、前記グリース収容部から前記摺動部に前記グリースを導くグリース供給路と、が設けられており、
前記グリース収容部には、そのグリース収容部内を移動可能な撹拌部材が少なくとも1つ備えられていることを特徴とする。
【0007】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のミシン釜のグリース供給構造において、
前記撹拌部材は、前記グリースよりも密度が大きい材料で形成されていることを特徴とする。
【0008】
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載のミシン釜のグリース供給構造において、
前記グリース収容部は、前記外釜における前記釜軸の回転中心よりも外側の位置に設けられており、
前記外釜の回転に伴う遠心力によって前記撹拌部材が前記グリース収容部内で移動することに伴い、前記グリースが撹拌されるように構成されていることを特徴とする。
【0009】
請求項4に記載の発明は、請求項1~3のいずれか一項に記載のミシン釜のグリース供給構造において、
前記撹拌部材は、球状に形成されていることを特徴とする。
【0010】
請求項5に記載の発明は、請求項1~3のいずれか一項に記載のミシン釜のグリース供給構造において、
前記撹拌部材は、針状に形成されていることを特徴とする。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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