TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025133488
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-11
出願番号2024031475
出願日2024-03-01
発明の名称ミシン及びミシン制御方法
出願人ブラザー工業株式会社
代理人個人,個人
主分類D05B 19/00 20060101AFI20250904BHJP(縫製;刺しゅう;タフティング)
要約【課題】ボタンホール模様を縫製する際のユーザの利便性を従来よりも向上したミシン及びミシン制御方法を提供すること。
【解決手段】ミシンは、ベッド、針棒、押え棒、プロジェクタ、送り歯、及びプロセッサを備える。プロジェクタは、ベッド上の投影領域に投影画像を投影するよう構成される。送り歯は、ベッドに設けられ、ベッド上の被縫製物を移動するよう構成される。プロセッサは、ボタンホール押え装置が押え棒に装着された状態で形成されるボタンホール模様を表す模様イメージを含む投影画像を投影領域に投影する投影処理と(S3)、送り歯と針棒とを制御して、模様イメージで表されるボタンホール模様を、被縫製物上に縫製する縫製処理とを実行する(S7)。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
上下方向に延びる脚柱と、
前記脚柱の下端から、前記上下方向に直交する延出方向に延びるベッドと、
針棒と、
押え棒と、
前記ベッド上の投影領域に投影画像を投影するよう構成されたプロジェクタと、
前記ベッドに設けられ、前記ベッド上の被縫製物を移動するよう構成された送り歯と、
プロセッサと
を備え、
前記プロセッサは、
ボタンホール押え装置が前記押え棒に装着された状態で形成されるボタンホール模様を表す模様イメージを含む投影画像を前記投影領域に投影する投影処理と、
前記ボタンホール押え装置が前記押え棒に装着された状態で、前記送り歯と前記針棒とを制御して、前記模様イメージで表される前記ボタンホール模様を、前記被縫製物上に形成する縫製処理と
を実行することを特徴とするミシン。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記針棒から前記押え棒に向かう方向を順送方向と定義し、
前記ボタンホール模様は、前記ボタンホール押え装置が前記押え棒に装着された状態で、前記針棒の下方にある針落ち位置から前記順送方向に形成される模様であり、
前記模様イメージは、前記針落ち位置よりも前記順送方向に投影されることを特徴とする請求項1に記載のミシン。
【請求項3】
前記ボタンホール押え装置が前記押え棒に装着された状態において、前記模様イメージは、前記ボタンホール押え装置と重ならない位置に投影されることを特徴とする請求項1に記載のミシン。
【請求項4】
前記模様イメージは、前記ベッドの前記延出方向の端と前記針棒の下方にある針落ち位置との間に投影されることを特徴とする請求項1に記載のミシン。
【請求項5】
前記針棒から前記押え棒に向かう方向を順送方向と定義し、
前記順送方向及び前記上下方向に垂直な方向を長手方向と定義し、
前記投影画像は、前記長手方向に延びる針棒ガイドラインを含み、
前記針棒の下方にある針落ち位置は、前記針棒ガイドライン上、又は前記針棒ガイドラインの延長線上に位置することを特徴とする請求項1に記載のミシン。
【請求項6】
前記投影画像は、前記長手方向に延びるサイズガイドラインを含み、
前記順送方向における前記模様イメージの端は、前記サイズガイドライン上、又は前記サイズガイドラインの延長線上に位置することを特徴とする請求項5に記載のミシン。
【請求項7】
前記サイズガイドラインは、前記針棒ガイドラインから前記順送方向に離隔し、
前記サイズガイドラインと前記針棒ガイドラインとの前記順送方向の距離は、前記ボタンホール押え装置に装着されたボタンの大きさ以上であることを特徴とする請求項6に記載のミシン。
【請求項8】
前記模様イメージは、前記針棒ガイドラインと前記サイズガイドラインとの間に投影されることを特徴とする請求項6に記載のミシン。
【請求項9】
前記針棒から前記押え棒に向かう方向を順送方向と定義し、
前記順送方向及び前記上下方向に垂直な方向を長手方向と定義し、
前記投影画像は、前記順送方向に延びる縫製ガイドラインを含み、
前記針棒の下方にある針落ち位置は、前記縫製ガイドライン上、又は前記縫製ガイドラインの延長線上に位置することを特徴とする請求項1に記載のミシン。
【請求項10】
前記模様イメージは、前記縫製ガイドラインに対して、前記長手方向において平行に投影されることを特徴とする請求項9に記載のミシン。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ミシン及びミシン制御方法に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1のプロジェクタを備えるミシンのプロセッサは、複数種類の模様の中から、一つの指定模様を選択し、縫製予定サイズの指定模様の縫製イメージを表す投影画像を生成する。プロセッサは、生成された投影画像を、プロジェクタに投影させる。縫製イメージは、移動部の移動方向において針落ち位置に対応する位置から移動方向上流側に向けて投影される。プロセッサは、指定模様を縫製するための模様データに従って、移動部と、縫製部とを制御して、指定模様を縫製予定サイズで被縫製物に縫製する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-5694号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来のミシンは、ボタンホール押え装置が装着された場合に形成される模様であって、ボタンが挿入される穴の模様であるボタンホール模様の投影については考慮されていない。
【0005】
本発明の目的は、ボタンホール模様を縫製する際のユーザの利便性を従来よりも向上したミシン及びミシン制御方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の第一態様に係るミシンは、上下方向に延びる脚柱と、前記脚柱の下端から、前記上下方向に直交する延出方向に延びるベッドと、針棒と、押え棒と、前記ベッド上の投影領域に投影画像を投影するよう構成されたプロジェクタと、前記ベッドに設けられ、前記ベッド上の被縫製物を移動するよう構成された送り歯と、プロセッサとを備え、前記プロセッサは、ボタンホール押え装置が前記押え棒に装着された状態で形成されるボタンホール模様を表す模様イメージを含む投影画像を前記投影領域に投影する投影処理と、前記ボタンホール押え装置が前記押え棒に装着された状態で、前記送り歯と前記針棒とを制御して、前記模様イメージで表される前記ボタンホール模様を、前記被縫製物上に形成する縫製処理とを実行する。ミシンのプロセッサは、ボタンホール模様の縫目を縫製する前に、投影領域に投影された投影画像により、ユーザがボタンホール模様の縫目の形状を確認することに貢献することで、ボタンホール模様を縫製する際のユーザの利便性を従来よりも向上することに貢献する。
【0007】
本発明の第二態様に係るミシン制御方法は、ミシンのプロセッサによって実行されるミシン制御方法であって、前記ミシンのプロジェクタを制御し、ボタンホール模様を表す模様イメージを含む投影画像を、前記ミシンの投影領域に投影する投影ステップと、前記ミシンの送り歯と前記ミシンの針棒とを制御し、被縫製物上に前記ボタンホール模様を縫製する縫製ステップとを備える。ミシン制御方法は、ミシンのプロセッサにより実行されることで、ボタンホール模様の縫目を縫製する前に、投影領域に投影された投影画像により、ユーザがボタンホール模様の縫目の形状を確認することに貢献することで、ボタンホール模様を縫製する際のユーザの利便性を従来よりも向上することに貢献する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
カバー56が取り外された状態のミシン1の斜視図である。
カバー56が取り外された状態のミシン1の頭部14の正面図である。
(A)及び(B)は、押え装置9にボタンEを配置したベッド11と、押え装置9との平面図である。
ミシン1の電気的構成を示すブロック図である。
メイン処理のフローチャートである。
メイン処理で表示される画面G1の説明図である。
模様投影処理のフローチャートである。
(A)から(D)は、投影領域R1の一部分の領域R5に投影される画像の遷移の説明図である。
ガイドライン投影処理のフローチャートである。
(A)は、第一配列が選択されている場合にメイン処理で表示される画面P1の説明図であり、(B)は、第二配列が選択されている場合に画面P1の欄P12に表示される画像Q4の説明図であり、(C)は、ガイドラインの色を設定する場合に表示される画面P20の説明図である。
第一配列が選択された場合の、投影領域R1に投影される投影画像の説明図である。
第二配列が選択された場合の、投影領域R1に投影される投影画像の説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本開示の一実施形態を、図面を参照して説明する。図1の上下方向、左下方向、右上方向、左上方向、及び右下方向が各々、ミシン1の上下方向、左方向、右方向、後方向、及び前方向である。ベッド11及びアーム13の長手方向D2がミシン1の左右方向である。水平方向と平行な平面におけるベッド11及びアーム13の短手方向D1がミシン1の前後方向である。ミシン1において、脚柱12が配置されている側が右側である。脚柱12の伸長方向がミシン1の上下方向である。左方は延出方向Jと定義される。延出方向J及び上下方向と直交し、針棒15から押え棒16に向かう方向は後方であり、順送方向Fと定義される。順送方向Fの反対方向は前方であり、逆送方向Bと定義される。順送方向F及び逆送方向Bは、短手方向D1に沿った方向である。延出方向Jは、長手方向D2に沿った方向である。
【0010】
図1に示すように、ミシン1は、ベッド11、脚柱12、及びアーム13を備える。脚柱12は、上下方向に延びる。ベッド11は、脚柱12の下端から、上下方向に直交する延出方向Jに延びる。アーム13は、ベッド11の上方において、脚柱12の上端からベッド11と平行に延出方向Jに延びる。アーム13は、左端に頭部14を有する。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

関連特許

ブラザー工業株式会社
複合機
3日前
ブラザー工業株式会社
液体容器
1か月前
ブラザー工業株式会社
プリンタ
1か月前
ブラザー工業株式会社
現像装置
14日前
ブラザー工業株式会社
印刷装置
1か月前
ブラザー工業株式会社
定着装置
2日前
ブラザー工業株式会社
定着装置
2日前
ブラザー工業株式会社
定着装置
2日前
ブラザー工業株式会社
再生方法
1か月前
ブラザー工業株式会社
プリンタ
1か月前
ブラザー工業株式会社
プリンタ
1か月前
ブラザー工業株式会社
工作機械
2日前
ブラザー工業株式会社
読取装置
1か月前
ブラザー工業株式会社
給紙装置
18日前
ブラザー工業株式会社
プリンタ
1か月前
ブラザー工業株式会社
プリンタ
1か月前
ブラザー工業株式会社
画像形成装置
7日前
ブラザー工業株式会社
画像形成装置
3日前
ブラザー工業株式会社
画像形成装置
3日前
ブラザー工業株式会社
画像形成装置
22日前
ブラザー工業株式会社
液滴吐出装置
28日前
ブラザー工業株式会社
液体吐出装置
24日前
ブラザー工業株式会社
通信システム
14日前
ブラザー工業株式会社
画像形成装置
15日前
ブラザー工業株式会社
画像形成装置
1か月前
ブラザー工業株式会社
画像形成装置
1か月前
ブラザー工業株式会社
画像形成装置
3日前
ブラザー工業株式会社
画像形成装置
3日前
ブラザー工業株式会社
画像形成装置
3日前
ブラザー工業株式会社
画像形成装置
2日前
ブラザー工業株式会社
画像形成装置
1日前
ブラザー工業株式会社
画像形成装置
2日前
ブラザー工業株式会社
液体吐出装置
1か月前
ブラザー工業株式会社
液体吐出装置
1か月前
ブラザー工業株式会社
画像形成装置
1か月前
ブラザー工業株式会社
画像形成装置
1か月前
続きを見る