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公開番号2025089718
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-16
出願番号2023204520
出願日2023-12-04
発明の名称毛髪洗浄剤組成物
出願人ライオン株式会社
代理人個人,個人
主分類A61K 8/44 20060101AFI20250609BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】泡立ち及び泡の濃密さに優れ、かつ継時での黄変を抑制することができる毛髪洗浄剤組成物の提供。
【解決手段】(A)下記一般式(1)で表されるアミノ酸型界面活性剤と、(B)両性界面活性剤と、(C)アニオン性多糖類と、(D)イソプレングリコールと、を含有し、前記(D)成分の含有量に対する、前記(A)成分及び前記(B)成分の合計含有量の質量比[{(A)+(B)}/(D)]が、2以上8以下であることを特徴とする毛髪洗浄剤組成物である。
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(式(1)中、R¹は、C5～23の直鎖若しくは分岐鎖のアルキル基若しくはアルケニル基等、R²は、H又はC1～3のアルキル基、R³及びR⁴は、独立して、H又は-(CH₂)m-COOM²、m及びnは、独立して、0～20を示し、M¹及びM²は、独立して、H、アルカリ金属、アルカリ土類金属、アルカノールアミン等を示す。)
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項１】
（Ａ）下記一般式（１）で表されるアミノ酸型界面活性剤と、
（Ｂ）両性界面活性剤と、
（Ｃ）アニオン性多糖類と、
（Ｄ）イソプレングリコールと、を含有し、
前記（Ｄ）成分の含有量に対する、前記（Ａ）成分及び前記（Ｂ）成分の合計含有量の質量比［｛（Ａ）＋（Ｂ）｝／（Ｄ）］が、２以上８以下であることを特徴とする毛髪洗浄剤組成物。
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30
97
（前記一般式（１）中、
Ｒ
１
は、炭素数５～２３の直鎖若しくは分岐鎖のアルキル基若しくはアルケニル基、又は炭素数５～２３の直鎖若しくは分岐鎖のアルキル基若しくはアルケニル基で置換されたフェニル基を示し、
Ｒ
２
は、水素原子又は炭素数１～３のアルキル基を示し、
Ｒ
３
及びＲ
４
は、同一でも異なっていてもよく、水素原子又は－（ＣＨ
２
）ｍ－ＣＯＯＭ
２
を示し、
ｍ及びｎは、同一でも異なっていてもよく、０～２０を示し、
Ｍ
１
及びＭ
２
は、同一でも異なっていてもよく、水素原子、アルカリ金属、アルカリ土類金属、アルカノールアミン、アンモニウム又は塩基性アミノ酸を示す。）
続きを表示（約 340 文字）【請求項２】
前記（Ａ）成分の含有量が、前記毛髪洗浄剤組成物の全量に対して５質量％以上８質量％以下であり、
前記（Ｂ）成分の含有量が、前記毛髪洗浄剤組成物の全量に対して５質量％以上８質量％以下であり、
前記（Ｃ）成分の含有量が、前記毛髪洗浄剤組成物の全量に対して０．２質量％以上０．６質量％以下であり、
前記（Ｄ）成分の含有量が、前記毛髪洗浄剤組成物の全量に対して４質量％以上６質量％以下である、請求項１に記載の毛髪洗浄剤組成物。
【請求項３】
前記（Ｃ）成分の含有量に対する、前記（Ａ）成分及び前記（Ｂ）成分の合計含有量の質量比［｛（Ａ）＋（Ｂ）｝／（Ｃ）］が、３０以上７０以下である、請求項１又は２に記載の毛髪洗浄剤組成物。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、毛髪洗浄剤組成物に関する。
続きを表示（約 2,500 文字）【背景技術】
【０００２】
近年、良好な泡性能（泡立ち、及び泡の濃密さ等）を有し、継時での変色を抑えて外観を維持することができる毛髪洗浄剤組成物が求められている。
【０００３】
例えば、泡立ち及び安定性（継時の外観評価）が良好であるシャンプー組成物を提供することを目的として、Ｎ－アシルアミノ酸塩、水溶性無機塩、ヤシ油脂肪酸Ｎ－メチルエタノールアミド、高級脂肪酸、及びアニオン性ポリマーを含有するシャンプー組成物が提案されている（特許文献１参照）。また、泡立ちの早さや泡の持続性が良好である洗浄剤組成物を提供することを目的として、２価アルコール、シリコーン油、及びアニオン界面活性剤または両性界面活性剤を含む洗浄剤組成物が提案されている（特許文献２参照）。
しかしながら、当該特許文献１～２を含む従来の組成物においては、当該組成物中の界面活性剤に含まれる微量成分の経時的変化によって外観を損なう（黄変する）という懸念点があった。また、当該組成物においては、泡の濃密さが十分ではなく、洗い心地のよさに改良の余地があった。
【０００４】
したがって、泡立ち及び泡の濃密さに優れ、かつ継時での黄変を抑制することができる毛髪洗浄剤組成物の提供が望まれている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００５】
特開２０１６－０３０７２２号公報
特開２００１－０８１０１７号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００６】
本発明は、従来における前記諸問題を解決し、以下の目的を達成することを課題とする。即ち、本発明は、泡立ち及び泡の濃密さに優れ、かつ継時での黄変を抑制することができる毛髪洗浄剤組成物を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００７】
本発明は、（Ａ）下記一般式（１）で表されるアミノ酸型界面活性剤と、（Ｂ）両性界面活性剤と、（Ｃ）アニオン性多糖類と、（Ｄ）イソプレングリコールと、を含有し、前記（Ｄ）成分の含有量に対する、前記（Ａ）成分及び前記（Ｂ）成分の合計含有量の質量比［｛（Ａ）＋（Ｂ）｝／（Ｄ）］が、２以上８以下である。
【０００８】
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33
105
（前記一般式（１）中、
Ｒ
１
は、炭素数５～２３の直鎖若しくは分岐鎖のアルキル基若しくはアルケニル基、又は炭素数５～２３の直鎖若しくは分岐鎖のアルキル基若しくはアルケニル基で置換されたフェニル基を示し、
Ｒ
２
は、水素原子又は炭素数１～３のアルキル基を示し、
Ｒ
３
及びＲ
４
は、同一でも異なっていてもよく、水素原子又は－（ＣＨ
２
）ｍ－ＣＯＯＭ
２
を示し、
ｍ及びｎは、同一でも異なっていてもよく、０～２０を示し、
Ｍ
１
及びＭ
２
は、同一でも異なっていてもよく、水素原子、アルカリ金属、アルカリ土類金属、アルカノールアミン、アンモニウム又は塩基性アミノ酸を示す。）
【０００９】
本発明は、本発明者による知見に基づくものであり、前記課題を解決するための手段としては以下の通りである。即ち、
＜１＞
（Ａ）下記一般式（１）で表されるアミノ酸型界面活性剤と、
（Ｂ）両性界面活性剤と、
（Ｃ）アニオン性多糖類と、
（Ｄ）イソプレングリコールと、を含有し、
前記（Ｄ）成分の含有量に対する、前記（Ａ）成分及び前記（Ｂ）成分の合計含有量の質量比［｛（Ａ）＋（Ｂ）｝／（Ｄ）］が、２以上８以下であることを特徴とする毛髪洗浄剤組成物である。
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37
117
（前記一般式（１）中、
Ｒ
１
は、炭素数５～２３の直鎖若しくは分岐鎖のアルキル基若しくはアルケニル基、又は炭素数５～２３の直鎖若しくは分岐鎖のアルキル基若しくはアルケニル基で置換されたフェニル基を示し、
Ｒ
２
は、水素原子又は炭素数１～３のアルキル基を示し、
Ｒ
３
及びＲ
４
は、同一でも異なっていてもよく、水素原子又は－（ＣＨ
２
）ｍ－ＣＯＯＭ
２
を示し、
ｍ及びｎは、同一でも異なっていてもよく、０～２０を示し、
Ｍ
１
及びＭ
２
は、同一でも異なっていてもよく、水素原子、アルカリ金属、アルカリ土類金属、アルカノールアミン、アンモニウム又は塩基性アミノ酸を示す。）
＜２＞
前記（Ａ）成分の含有量が、前記毛髪洗浄剤組成物の全量に対して５質量％以上８質量％以下であり、
前記（Ｂ）成分の含有量が、前記毛髪洗浄剤組成物の全量に対して５質量％以上８質量％以下であり、
前記（Ｃ）成分の含有量が、前記毛髪洗浄剤組成物の全量に対して０．２質量％以上０．６質量％以下であり、
前記（Ｄ）成分の含有量が、前記毛髪洗浄剤組成物の全量に対して４質量％以上６質量％以下である、前記＜１＞に記載の毛髪洗浄剤組成物である。
＜３＞
前記（Ｃ）成分の含有量に対する、前記（Ａ）成分及び前記（Ｂ）成分の合計含有量の質量比［｛（Ａ）＋（Ｂ）｝／（Ｃ）］が、３０以上７０以下である、前記＜１＞又は前記＜２＞に記載の毛髪洗浄剤組成物である。
【発明の効果】
【００１０】
本発明によると、泡立ち及び泡の濃密さに優れ、かつ継時での黄変を抑制することができる毛髪洗浄剤組成物を提供することができる。
【発明を実施するための形態】
（【００１１】以降は省略されています）

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