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公開番号2025071623
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-08
出願番号2023181950
出願日2023-10-23
発明の名称染毛料組成物
出願人株式会社ダリヤ
代理人
主分類A61K 8/41 20060101AFI20250428BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】染色性、堅牢性および毛髪のまとまりが良く、毛髪のべたつきがない染毛料組成物を提供する。
【解決手段】塩基性染料またはHC染料から選ばれる1種以上を含有する染毛料組成物であって、
(A)ポリプロピレングリコール
(B)糖アルコール
を含有することを特徴とする染毛料組成物。
【選択図】なし

特許請求の範囲【請求項１】
塩基性染料またはＨＣ染料から選ばれる１種以上を含有する染毛料組成物であって、
（Ａ）ポリプロピレングリコール
（Ｂ）糖アルコール
を含有することを特徴とする染毛料組成物。
続きを表示（約 220 文字）【請求項２】
前記（Ａ）成分が、ＰＰＧ－７である請求項１に記載の染毛料組成物。
【請求項３】
前記（Ｂ）成分が、ソルビトールである請求項１に記載の染毛料組成物。
【請求項４】
前記（Ａ）成分の含有量が０．１～１５質量％である請求項１または請求項２に記載の染毛料組成物。
【請求項５】
前記（Ｂ）成分の含有量が０．１～１５質量％である請求項１または請求項３に記載の染毛料組成物。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、染毛料組成物に関し、染色性、堅牢性および毛髪のまとまりが良く、毛髪のべたつきのない染毛料組成物に関する。
続きを表示（約 1,100 文字）【背景技術】
【０００２】
近年、手軽に髪の色を変化させることのできるヘアカラーリング剤は、多くの人に使用されている。ヘアカラーリング剤には、永久染毛剤、半永久染毛料、脱色剤、一時着色料など様々な種類があり、それぞれのニーズによって使用される。
【０００３】
半永久染毛料は、染毛効果の持続性は永久染毛剤には劣るものの、毛髪へのダメージが少なく、手軽に使用できるため、現在多くの人に使用されているヘアカラーリング剤である。
【０００４】
半永久染毛料は、酸性染料を用いたヘアマニキュアと、塩基性染料やＨＣ染料を用いたカラートリートメントに分類される。ヘアマニキュアは、染色性が優れている反面、皮膚へも染着しやすい。また、酸性染料を毛髪に浸透させるためにベンジルアルコールを用いていることで、特有の溶剤臭により使用者に不快感を与え、使用後の毛髪にごわつきが生じるといった問題がある。
【０００５】
一方カラートリートメントは、ヘアマニキュアに比べ染色性は低いものの、不快な溶剤臭を発することはない。また、トリートメントであることから、使用後の毛髪にまとまりやしっとり感などを付与することができるため、消費者からの需要が高く、これまでにさまざまなカラートリートメントが提案されている。
【０００６】
例えば、特許文献１には、染色性が良好であり、皮膚の染色を抑え、塩基性染料の経時安定性が良好である、グリセリン、１，３－ブチレングリコール、および塩基性染料を含有する染毛料組成物が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００７】
特開２０１９－６４９４７号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００８】
特許文献１の染毛料組成物は、良好な染色性を示すことが開示されているが、堅牢性に関しては検討されておらず、改善の余地があった。また、トリートメントとしての仕上がりに関しては検討されておらず、毛髪のまとまりが不十分である恐れがあった。
【０００９】
そこで本発明は、上記課題を解決するものである。つまり、本発明は、染色性、堅牢性および毛髪のまとまりに優れ、毛髪のべたつきのない染毛料組成物を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【００１０】
本発明者は、塩基性染料またはＨＣ染料から選ばれる１種以上を含有する染毛料組成物に、ポリプロピレングリコールおよび糖アルコールを含有させることにより、上記課題を解決することを見出し、本発明を完成するに至った。
（【００１１】以降は省略されています）

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